2021年12月11日公開

東洋の魔女

LES SORCIERES DE L'ORIENT/THE WITCHES OF THE ORIENT

1002021年12月11日公開
東洋の魔女
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

1964年の東京オリンピックで金メダルに輝き、その圧倒的な強さから「東洋の魔女」と世界から恐れられた女子バレーボール日本代表。戦後の日本に明るいニュースをもたらし、ママさんバレーが盛り上がったり、「アタックNo.1」や「サインはV」といった漫画やアニメ、ドラマが大人気になったりするなど、社会にブームを巻き起こした。

シネマトゥデイ(外部リンク)

予告編・動画

作品レビュー(3件)

かっこいい50.0%勇敢25.0%知的25.0%

  • yrh********

    4.0

    パワハラか熱血指導か。青春か国威発揚か

    生まれる前のことで白黒のニュース映像でしか知らなかった東京五輪の「東洋の魔女」、選手本人たちが当時の思い出を語る。もっとドロドロしたスポーツ界の裏話なのかと思ったらそうではなく、女性たちの青春と戦後復興期が重なっておもしろかった。高度成長期の日本を象徴する東京五輪、でも肝心の選手たちの話を聞くことは少ない。本人たちの肉声を聞けるのはとても興味深い。当時の練習風景の映像もスリリング。クライマックスはもちろん東京五輪のソ連との決勝戦で、しっかりと試合映像が見られる。 彼女たちは会社の寮ぐらしで、バレー部だからといって特別扱いはされない。早朝掃除をしてから午前中は工場の仕事、午後はみっちり練習の日々でろくに寝る時間もなかったという。有名な鬼の大松監督のスパルタ指導は時に夜中まで及んだらしい。練習風景を見学する女工さんたちもそのえげつなさにドン引きしている様が映し出される。 幼い頃、夕方に「アタックNo1」「エースをねらえ」などのスポ根アニメの再放送をやっていて、それで私はすっかり体育会系が嫌いになってしまった。今思っても少女の体や顔面にボールをガンガンぶつける「アタックNo1」は酷かった。特に男の子のスポ根ものと比べて女の子のスポ根ものは男性コーチとの精神的な支配関係があからさまで、より健気な精神性が強調されている点が嫌だった。 大松監督の練習風景はめちゃくちゃ厳しい。アニメのシゴキシーンが決して誇張でなかったことに驚く。しかも監督は選手たちにかなり失礼なあだ名をつけていた(映画ではユーモラスに語られていたけど、今ならパワハラで一発アウトだと思う)。 しかし、選手は技能面においてはこのカリスマ監督に従ってはいるものの、案外精神は支配されてないように見えた。選手同士は監督の付けた酷いあだ名を使うことなく「〇〇さん」とお互いに呼び合っていて仲が良い。生理できつい時は選手同士でそっと庇いあったと言う。当時の映像に、倒れ込んだ選手になおもボールをぶつける監督に対し、「お前いいかげんにしろよ」と食ってかかっているような様子の選手が映っていて頼もしかった。 当時、親を戦争で亡くした選手も多く、監督が父親がわりの面もあったとのこと。言葉の文字面は荒くても柔らかい関西弁口調でハンサムな監督はそもそも選手たちにさほど怖がられておらず、好かれていたらしい(男たちが戦争帰りの軍隊仕込みで基本的に荒っぽいことが前提の時代だったのかもしれない)。 しかしあまり美化もできないなと思う。金メダルの表彰台に登る彼女たちの表情は概ね硬い。大舞台の緊張だけではないだろう。若いアスリートたちは、国威発揚のために勝手に国を背負わされたのだ。監督のプレッシャーも凄まじかったんだろう。勝つためにここまで追い込む姿勢はやはりどうかしている。 彼女らはすごい記録を樹立した超一流アスリートたちで、そこに対しては敬意しかない。でもこのがむしゃらな時代を経て、これからは選手のQOLも大事にする方法を考えていってほしい。競技人生は終わっても人生は続くのだし。 今も市民バレーの指導をしている元選手(篠崎さん?)がその年齢には全く見えない見事な身のこなしで、とてもかっこよかった。

  • tcp********

    3.0

    新ネタは無いがこれで良し

    東洋の魔女を題材にしたドキュメンタリー。新ネタは無いがこれはこれで良いでしょう。フランス人監督からすると理解を超えた部分もあっただろうなと。

  • ech********

    5.0

    知ってる人にはたまらない

    役者を使ったモデルドラマではなくドキュメンタリーなので安心して観られます。 どの映像もあちこちで見たことのあるものばかりなので目新しさはないですが、アタックNo1のマンガ映像と実写をうまく融合させてなかなかのセンスです。 インタビューも特にスクープもなく平々凡々ですが、さんざん魔女を見てきた者は、何度も泣きそうになります、 しかしこの監督、自分が生まれる10年以上も前の、フランスでは人気もないバレーボールの、遥か遠い東洋の選手たちの映画を作ろうと思った動機は何なんですかね?そっちが気になりました。 東洋の魔女自体を殆ど知らない若い人達が観たらどうなんでしょう?やっぱ退屈なのかな?

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
東洋の魔女

原題
LES SORCIERES DE L'ORIENT/THE WITCHES OF THE ORIENT

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日