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仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ
2021年12月17日公開

仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ

972021年12月17日公開

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5.0

ネタバレ新幹線、富士山、親子

ここまで情緒があるドラマを特撮作品では求めていません。 だから途中から一本の映画として観ていました。 やはり古田新太が最注目でしたが、中尾明慶とのキャストバランスが良く、切符のエピソードからは親子に見えてきました。 旧型車両の新幹線と中尾古田の親子のスリーショットからの富士山バックの登場は、なんだろう、日本人としての琴線に触れました。 そこから、中尾古田の本当に見事な変身ポーズ。 父子のクロス。 こんなに変身ポーズというのは感動するものか。 イケメン俳優の変身ポーズと違い、本当に様々な役をしてこられた二人にしか出来ない変身ポーズ。 そんな親子が変身した仮面ライダーセンチュリーはただカッコいいというより、二人の声が聞こえ、あの電気カッターのようなエフェクトや独特な効果音や、富士山や新幹線の背景があり、なんとも言えない感動がありました。 まさに「俺は100年に渡る全ての人類の希望を背負い戦う!」 古田新太にも中尾明慶にも寄せてあのアクションをしているセンチュリーのスーアクが誰か気になりました。 エフェクト付きでアーツが出たらポチります。 「約束は破った方が苦しいんだ」このシーンで涙が出ました。 古田新太と中尾明慶の芝居がウソっぽくないので、周りのレギュラーの芝居が底上げされている印象です。 そんな感じなので、退屈な場面、ウソくさい場面がなく、そんなライダー映画は初めてです。 今までは、大袈裟で白ける芝居があったり、説明場面は眠くなっていました。 本郷猛の回想シーンもよかったです。 改造手術に手をかける中尾明慶。 藤岡二世入魂の変身も胸アツ。 仮面ライダー1号の正しい撮り方を熟知してます。 1971年当時のスタッフも納得の仕上がりだと思います。 マスクオフで最後に、改造されたことに感謝していると告げる姿は前向きで瑞々しく映りました。 全般的に全くチャラくなく、揚げ足を取るのも野暮な内容で、バイスがカメラ目線ではしゃいでいるところも、ドラマの緩急としてとても有効活用されていました。 バイスのRXバトルも笑えました。 「働いたら負けだと思っている」名台詞です。 クローンライダーにレギュラーが入るアイデアも面白く、さくらがバルキリーにマスクオフ変身するところもかっこよかったです。 バイスが新幹線車両基地でテンションがあがっているのも面白く、その屋外でのロケバトルもレアな景観でした。 クライマックスの富士山噴火も直球の終末観が出ていてなかなかの見どころ。 監督脚本が相当優秀だと思うのですが、誰一人噛ませ役が存在せず、役者個々の魅力もあってあれだけライダーが出てもカオスにならず、見せ場を刮目できました。 それにしても狩崎のキャラはチートですね。 仮面ライダーというフィクションをバンダイにも東映にも寄せることができるポジションで魅力的です。 こういうキャラがいればエンドゲームな展開も可能になり、世界観も跳ねます。 前向きな感じで終わったのでエンディングソングもかなりエモく、早速ダウンロードしました。 名曲認定。 オリラジ藤森のドライバー音声は劇場映えしますね。 最後、女湯のシーンが無かったのとラブコフが見当たらなかったのは言わない約束。

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