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マークスマン (2021)

THE MARKSMAN

監督
ロバート・ロレンツ
  • みたいムービー 75
  • みたログ 183

3.56 / 評価:141件

走破距離は桜島→稚内くらいだね

  • dr.hawk さん
  • 2022年1月13日 0時25分
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

2022.1.12 字幕 TOHOシネマズ二条


2021年のアメリカ映画(108分、G)
メキシコの麻薬カルテルに追われる少年の逃避行に巻き込まれる元狙撃兵の物語
監督はロバート・ロレンツ
脚本はロバート・ロレンツ&クリス・チャールズ&ダニー・クラヴィッツ


原題の「The Marksman」は「狙撃手」「軍隊の二級射手」という意味


物語はアリゾナ州ナコにて農場を営むジムことジェームズ・ハンソン(リーアム・ニーソン)が描かれて始まる

継娘のサラ(キャサリン・ウィニック)は国境警備隊で勤めていて、1年前に妻を亡くしたジムのことを気にかけているが、彼の生活は酒浸りのしがない毎日だった

ある日、国境付近を監視していたジムはメキシコから越境してきた母ローサ(テレサ・ルイス)とその息子ミゲル(ジェイコブ・ペレス)と遭遇する

二人はローサの兄カルロス(アルフレッド・キロス)が、麻薬カルテルのマウリシオ(ファン・パブロ・ラバ)から金を盗んだことで追われていたのである


物語は追ってきたマウリシオたちと銃撃戦になった末にローサが銃弾を浴びてしまうところから動き出す

ローサはジムにメモを渡し、「ミゲルを親戚のいるシカゴに連れて行ってほしい」と託す

ジムは一旦は国境警備隊に引き渡すものの、強制送還されたあとにマウリシオたちに殺されると感じ、サラには内緒で逃避行を始めるのである


映画は約一週間を主にルート40を使って移動していく流れで、ニューメキシコ州プエブロ、テキサス州ウィルバーン、オクラホマ州ブリッジポート、アーカンソー州バンビューレンなどを経由していく

その中で「クレカ履歴」を入手したマウリシオが執拗に追ってくるという流れで、彼の執念は銃撃戦で弟が死んだことに対する復讐だった

とまあ、カルテルから金を盗んで逃げようとした男が家族を巻き添えにするというプロットで、あっさりと母は死んで「最愛の人を亡くした二人」が逃避行をするという内容になっていた

絵面はずっと「老人と子ども」「イカついギャング」みたいな感じで、時折「清涼飲料水代わりにサラが挿入される」という感じになっている

グロ描写もエロ描写もほとんどないが、動物(犬)が無慈悲に殺されてしまうので、そっち方面がダメな人には辛いかもしれない

そこからの「逆襲」がイマイチ歯切れが悪い感じになっていて、アクションを期待すると眠気が襲ってしまう


アメリカの抱える問題として「賄賂受け取ってカルテルをホイホイ通す国境警備隊」とか、「医療費がかさんで借金こしらえる」とか、ちょいちょい軽めのブローをかましてくる印象

それでもそれ以上に深掘りしないので、あまり社会派としての色も薄いような気がした

一応は「残された人はどう生きるべきか」みたいなところがあるものの、「やりきった感でバスに乗るジム」を讃えることができるかと言えば微妙かもしれません


アクション軽め、哲学薄めで、トッピングに謎の美女配置というよくわからん演出が多いので、期待せずに観るのが健全だと思われる

ローサ、サラ、ブロンド女(レイア・サイミントン)、ガソスタ店員(アンバー・ミッドサンダー)、バーテンダー(アン・バレット・リチャーズ)と女優陣はワンカットで存在感を感じさせるので、この女優さんをキャスティングする情熱をもう少し他のところにも回しほしいと思った

あとは、敵側がマウリシオ以外に存在感ゼロ(ハッカーの兄ちゃんは有能、演:デビッド・デラオ)なので、もう一人ぐらいは有能な追手がいてもよかったかも知れない

登場だけで印象に残るタトゥー男(ジェレミー・エヴィッツ)あたりが最後に加勢してピンチになるのかと思ったらそんなこともなかったので、やや消化不良に感じるというのが率直な感想である


いずれにせよ、このタイプの映画は「身の回りにあるもので戦う元軍人」であるとか、「聖書からの明言引用」とか、「胸糞悪い不条理」などがまとわりつくものだが、総じてそれほど深い話でもない

強いて言えば「銃の扱い方」の蘊蓄があったものの、日本では「真似できない」のでどうしようもありません

ちなみにミゲルが撃つシーンで「天才だ」と字幕があったが、言語は「Natural(自然だ、力が抜けている)」だったので、この無理な翻訳は「このあと、ミゲルが狙撃手として覚醒する兆しか?」と思ったが、単なる思い過ごしでしたね

みんなが観たかったものが観れたのかは微妙だが、ラストシーンだけは美しく締められていたので、鑑賞後感はそれほど悪くなかったというのが救いだったのかも知れません

詳細評価

物語
配役
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音楽

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