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マークスマン
2022年1月7日公開

マークスマン

THE MARKSMAN

1082022年1月7日公開

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4.0

ネタバレ世代を超えた絆と友情を育む

冒頭は、メキシコに住む11歳の少年、ミゲルを描いて始まる。 母に叔父から連絡が入り、麻薬カルテルの追手が迫ってきたので、二人ともすぐに逃げろという。 母子が必死で越境してきたところで、ジム・ハンソンと出会う。 彼は元海兵隊の狙撃兵だったが、愛妻に先立たれて孤独な日々。 愛犬と暮らしながら牧場を営んでいるが、競売にかけられ存続も危うい。 かつて凄腕のスナイパーだったが、資金難にあえぐ老兵のジム。 リーアム・ニーソンが演じると、哀愁を帯びながらもやっぱり強そう。 まだまだ現役、体格もいいし若い者に負けてないパワーを感じる。 愛犬がいいパートナーになっていて、可愛くて切なくも微笑ましい。 ジムは、密入国者を通報しようとすると、追手がやって来る。 そこで激しい銃撃戦となり、母は撃たれてミゲルをジムに託す。 シカゴに住む親戚の元に、送り届けて欲しいと懇願して絶命する。 日々の生活に手いっぱいのジムだったが、仕方なく引き受ける事に。 こうして、老人が巻き込まれる形で少年との逃避行の旅が始まる。 母を亡くしたミゲルも孤独であり、互いに共通点はあるのだが。 当初は馴染めずに、ミゲルは勝手な行動を繰り返して困らせる。 だが、共に旅をする過程で次第に打ち解け、交流するうちに・・・。 世代を超えた友情と絆を育む、というお約束の感動作となっている。 そんな二人の再生と復活の物語に、組織との戦いアクションが絡む。 組織はジムの家に火を放ち、執拗にどこまでも追撃してくる。 その過程で、ジムは大切なパートナーまでも失ってしまうことに。 もはや、何もかも全てを失い、夢も希望もない崖っぷち状態に。 必死で抵抗するも、追い込まれていく姿がスリリングで切なく悲しい。 ジムは、命がけでミゲルを守り、この使命をやり遂げようと決意する。 カルテルとの攻防戦は、いつ襲われるか分からずハラハラドキドキ。 だが、ド派手なアクションがメインではなく、ちょっと控えめ。 ジムとミゲルとの世代を超えた交流に心が温まる物語、なのだが。 途中であれを燃やしちゃうのにビックリ、あり得ない!と思った。 何のために逃げてきたんだか、人生をやり直すためにも必要では? 母はミゲルと共に託したのだから、気持ちは分かるが信じられなかった。 まあ、敵の目的も、もはやジムへの復讐になっていたけど。(笑) クライマックスの銃撃戦は、緊迫感があり迫力があって良かった。 ボロボロになりながらも立ち向かうジムと、協力するミゲルのコンビ。 年の差バディっぷりも微笑ましかったが、あんな選択肢が必要かな、と。 彼の無双っぷりが見たかったので、痛快さ低めの結末だった。 目的を果たし、満足したジムがようやく・・・と、ラストは切ない。 ジムまでも、ミゲルに全てを託したことで救われたのだろうが。 もっと爽快感のある暴れっぷりを期待してしまい、惜しい感じ。 リーアム・ニーソン目当てで鑑賞したので、無敵であって欲しかった。 でも、いつまでもかっこよく、次々と悪を討つ姿は素敵で楽しめた。

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