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選ばなかったみち

THE ROADS NOT TAKEN

862022年2月25日公開
選ばなかったみち
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

ニューヨークに暮らす、メキシコ人移民の作家レオ(ハビエル・バルデム)。認知症を患っている彼は、誰かの介助なしには日常生活を送ることができず、ヘルパーや娘のモリー(エル・ファニング)との意思疎通を図るのも難しい状況に陥っていた。そんなレオを病院に連れ出そうとアパートを訪れるモリーだが、彼は娘を相手にせず、初恋の女性と出会った故郷のメキシコ、作家活動に行き詰まって単身で訪れたギリシャでの日々を思い起こす。

シネマトゥデイ(外部リンク)

予告編・動画

作品レビュー(14件)

切ない23.8%悲しい16.7%泣ける11.9%不思議9.5%パニック7.1%

  • mai********

    3.0

    名前を呼ばれて涙することの違和感

    モリーは頑張ってた。それは間違いない。 でもラストで名前を呼ばれて、それで喜んで涙する事には違和感がある。 離れていった母親への意地があって 父が認知症であることを認めたくなくて 父は普通なんだと思い込みたかっただけなんじゃないかと見えてしまった。 エル・ファニングさんとハビエル・バルデムさんの演技は物凄いんだけれど 認知症は本人以上に周囲にいる人の方がそれを感じ取るものなんだけどな… 私自身がそうだったから。 そこを受け入れて、周囲(職場や歯科&眼科医師)に伝えていれば それぞれの対応もまたちょっと違っていたんじゃないの? 自分が手掛けていた仕事を失って… 通院した医師たちに酷い態度を取られて憤慨するとか そういう事は無かったんじゃないかなって思う。 認知症を認知しなかった娘が幻想を生きている父に現実を突きつけられ続けて ドンドン辛くなっていくお話にしか見えなかった。 最後、自分の名前呼ばれたから何だというのだろう。 認知されて良かったというのではないと思う。 父の現実を受け入れないといけないという理解をした証なのではないかと感じたのですが……… 2022年5月15日シネマテークたかさきで鑑賞

  • nn1********

    4.0

    一口寸評

    舞台演出家、作曲家、ダンサー、とマルチの才能を発揮してきたイギリス出身の女性監督ももう72歳。 ‘老い’がテーマになったことは必然かもしれない。 ヴァージニア・ウルフの小説を映画化した『オルランド』(92)以降、日本で公開された6本中5本を観てきた相性のいい監督だが、今作は少々飽き足りなかった。 若年性認知症になった元作家の父親(ハビエル・バルデム)と、彼を介助にきた娘(エル・ファニング)との長い一日。 父親の脳には、若い頃の体験や昔の恋人への想いが走馬灯のように去来する。 この手の作品は近頃多くなっている(『ファーザー』(21)など)。 自分も親の介護で経験済み。 夜ごと見る夢も、この父親の幻想と似てきた(よく見る夢は、女性との関係を後悔するものばかり)。 男だしそんな世代だから、この感覚はよくわかる。 手持ちカメラによるクローズアップ主体の映像。 主役二人が嫌いでなければ、その演技表情にうっとりできる。 評価は低くしたが、老後を控えた方たちには見る価値があるはずだ。

  • bhy********

    4.0

    ハビエル・バルデム

    ただただハビエル・バルデムに見とれているだけ。

  • kyo********

    4.0

    ネタバレモリーえらい( *´д)/(´д`、)

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ********

    4.0

    認知症と現実

    2020年。サリー・ポッター監督。重度の認知症を患っている小説家が娘に連れられて歯医者と眼科に行こうとする一日。小説家の脳内に去来するのは、若き日に息子の死(とその後の「死者の日」の扱い)ですれちがったメキシコ女性のことと、娘の誕生を放置して取材旅行に赴いたギリシャで出会った女性のこと。小説家のなかではそれらのエピソードが現実の出来事(愛犬の死、娘の成長)と交じり合って今も進行している。そんな小説家となんとかしてコミュニケーションを取ろうとする娘が最後に見るものとは。 何だか身につまされた。傍から見たら現実認識を失っている小説家(だから認知症なわけだが)をちょっとうらやましく感じてしまうからだ。要するに、小説家は、本当は選択しなかった道(メキシコで「死者の日」に参加すること、ギリシャで若い娘を船で追跡すること)を「現実」として遂行している。その道は夢のようにうまくいくわけではなく、まさしく現実のようにうまくいかないのだが、うまくいかないことこそが現実的なのだ。誰とも共有できないものの、小説家は3つの現実を本当に同時に生きている。これが認知症だというのならば、不謹慎は承知のうえでちょっとうらやましく感じられないだろうか。 もちろん、ここには他者との交流がまったくない。娘の献身はすべて徒労である。だからこそ、最後に一筋の可能性として、娘の現実も2つに分かれる可能性が示されている。娘の現実が父の現実とどこかで交じり合う可能性はあるのだろうか。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
選ばなかったみち

原題
THE ROADS NOT TAKEN

上映時間

製作国
イギリス/アメリカ

製作年度

公開日

ジャンル