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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台

UN TRIOMPHE/THE BIG HIT

PG121052022年7月29日公開
アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

役者のエチエンヌ(カド・メラッド)は、囚人たちの演技のワークショップの講師として招かれる。彼は演目をサミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」に決め、さまざまな背景を持つ囚人たちと向き合いながら芝居に打ち込んでいく。やがてエチエンヌの芝居への情熱は囚人たちをはじめ、刑務官らの心も動かし、塀の外での公演が実現する。

シネマトゥデイ(外部リンク)

予告編・動画

作品レビュー(18件)

泣ける13.0%コミカル13.0%楽しい13.0%切ない13.0%笑える10.9%

  • Mr.Owl

    4.0

    演劇、戯曲に予備知識がなくても楽しめました。音楽の使い方が秀逸。

    実話を元にした物語です。アプローズは、拍手喝采、の意味ですね。 原題はUN TRIOMPHE、一つの勝利、ある勝利、という感じでしょうか。 元になっているのは、1985年、スウェーデンの俳優ヤン・ジョンソンが体験した実話がベースとなっており、撮影も実在する刑務所の協力の元に行われたとのこと。刑務所の設備が本物なので、重厚な閉鎖空間であることがよく伝わります。 演目となるゴドーを待ちながら、はタイトルはどこかで聞いたことがある作品でした。小説ではなく、戯曲であることは、この映画を通してしりました。作者のサミュエル・ベケットはアイルランドの生まれで、ヨーロッパを転々とし、最終的にパリに定住したということで、20世紀フランスを代表する劇作家としても知られているそうです。1969年にはノーベル文学賞も受賞しているんですね。演劇や戯曲の知識は乏しいのですが、演じることで自分が変わる、世界が変わる、という感覚になる、ということはあるんだろうな、と本作を見て感じることができました。囚人のそれぞれの背景もフランスの情勢を反映していたり、講師となる決して成功しているとは言えない壮年の俳優の人生も絡んで、時折差し込まれるゴドーを待ちながらのセリフが印象的で、重層的な物語になっています。最終盤も、なかなかに良かったです。更に、音楽が効果的に使われていて、物語に深みを与えていますね。予備知識は全くありませんでしたが、とても楽しめました。

  • やふたろうJr.

    3.0

    落ち映画

    最後の落ちがメインのお話。 いざ探そうとしてもなかなかないので、良いかもしれない。 主人公が、バブル時代に俳優を目指し舞台に入って、その後、うだつの上がらない人生を歩んでいるという感じが、たっぷりでていていい。日本人にもいるいる。

  • mat********

    4.0

    「ゴドーを待ちながら」を少し知っているだけでかなり楽しめる

    囚人たちが「ゴドーを待ちながら」という舞台を演じたところ絶賛され、フランス各地から公演依頼が相次ぐという作品。 なかなか興味深い作品で最後には宣伝文句通り、感動もする。 劇中劇の「ゴドーを待ちながら」について多少なりとも知識があれば更に楽しめる。 自分は上映前にはできるだけ公式HPのあらすじを読むことを心掛けているが、その中に「ゴドーを待ちながら」がでてきたのでWIKIで概要を見ておいた。作品がさらに理解できて観ておいてよかった。 ラストは感動するが、実話の映画化なのにその後について触れられないので尻切れトンボのような印象をうけるが、これはあえて触れなかったのだろうと。 フランスでは有名な実話だそうで、わざわざ触れなくても知られていることだろうから作品の余韻を残すためにもあえて触れていないのだと自分を納得させました(笑)。 もちろん観た人によるし、劇を演じたのは犯罪者だというのはあるが、大なり小なり感動はすると思います。

  • Dr.Hawk

    4.0

    ネタバレ囚人たちにとってのゴドー、エチエンヌにとってのゴドーとは誰だったのか?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • dtm********

    3.0

    不条理劇を演じる囚人たち

    物語は実話というが、スウェーデンで起きたのかスウェーデンの俳優の実体験に基づいているとのこと。サミュエル・ベケットのあまりにも有名な舞台劇「ゴドーを待ちながら」を演じる囚人たちが脱走し、その後始末で演出担当の俳優が舞台でスピーチをした。  原題は「大勝利」とも「大喝采」とも訳せる。どちらの意味も含ませているというべきかもしれない。  映画では舞台を現代フランスに置き換えている。主人公のエチエンヌは舞台俳優でありながら舞台の仕事が得られない。彼はどういう経緯によるかは不明ながら、刑務所での囚人更生プログラムの担当を任される。前任者が急遽降板したからで、なぜそうなったのかは冒頭でわかる。とにかく囚人たちの態度は手に負えないレベルのものだ。  エチエンヌは前任者の課題を、自分が若い頃に舞台で演じた「ゴド待ち」に偏向する。その上半年後、リヨン市内の劇場で上演するというプロジェクトを立ち上げる。当初刑務所長は反対するが、そこを何とか説得して企画が始動する。  物語はそこからの紆余曲折となる。といっても一見よくある感動ものとは完全に別物だ。囚人たちとエチエンヌとの「努力」とか「友情」とか「勝利(これも原題の意味ですが)」のありがちな展開のように見せかけながら、とんでもない落ちが待っている。  この鍵は「ゴド待ち」という題材が握っている。というのがこの映画の眼目。フランス映画はどうやら不条理劇のブームらしい。  だが不条理とくればアラン・レネの「去年マリエンバートで」なんかのとんでもない映画がある。一度観ただけではわからず、何度も観るたびに様相を変える。そんな深みはこの映画には観られないのがやや残念。騙されるラストだが、二度三度観て確かめる何かはなさそうな、なのだ。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台

原題
UN TRIOMPHE/THE BIG HIT

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日

ジャンル