あらすじ・解説
人付き合いが苦手な17歳の女子高生・佐山うらら(芦田愛菜)は、ボーイズラブ(BL)漫画を読むのが何よりの楽しみだった。一方、夫を亡くし一人で暮らす75歳の女性・市野井雪(宮本信子)は、うららがアルバイトする書店でBL漫画を手に取り、未知の世界に驚きつつも男子たちの恋物語に魅了される。あるときBLコーナーで出会った二人は、BLの話題で意気投合する。それ以降、二人は雪の家の縁側で一緒に漫画を読んでは意見を交わすようになり、年齢や立場を超えた友情を育んでいく。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(118件)
- fli********
5.0点
原作ファンとしては、言いたい事はたくさんある!たくさんありますが、それを上回る作り手の原作に対する解釈に感服でした。 私が勝手に思っていた原作の背骨をしっかり理解しながら、正しく改変と踏襲と行っています。 色々言いたいことはあるのだが、「確かに映画なら、これが最適解なのかもな」と思いました。 私的にはいい作り手で映画化してもらえた、幸せな作品だと思います。
- new********
5.0点
貯まったポイント消化くらいの気持ちで観た映画でしたが、ほのぼのとした作品に登場する全ての俳優さんと音楽に心を鷲掴みにされました。 BLマンガにハマった雪さんみたいにこの映画にハマり 笑 3日後に2回目の鑑賞。鶴谷先生の原作映画記念BOXとじゃのめ先生の本も購入しました。 T字路sさんの替歌もうららさんの作品も、どうしてこんなところで泣けるんだろうと思いつつ感動して泣きました。 上映期間を延長してくれたようなので、また観に行く楽しみが出来ました。 この映画に携わった全ての皆さまに感謝します。 素敵な映画をありがとうございます。
- sou********
5.0点
宮本信子おばあちゃんがいい。芦田愛菜ちゃんはイマイチ魅力なしだけど映画は大傑作
宮本信子おばあちゃんがいいです。初めてボーイズラブ漫画に目覚めて胸をトキメかせるおばあちゃんがいい。 芦田愛菜ちゃんはイマイチ魅力感じなかった。弱虫だからせっかく描いた漫画をイベントで売りに行かなかったのが理解に苦しむ。受験勉強そっちのけで漫画に興ずるのも理解に苦しむ。おばあちゃんを翻弄させてしまうのが理解に苦しむ。 しかし映画は観ていてほのぼのしていてボーイズラブを正面から扱い素晴らしい映画になっていました。 今やボーイズラブは世の中にオープンに楽しめるものになってきましたね。
- 重村牧男
5.0点
平坦なストーリーですが素直にいい映画です。 『阪急電車』では圧倒的に主導権を握っていた宮本信子さんでしたが、 今回久しぶりの芦田愛菜ちゃんとの共演では、対等な立場で演じていた。 また愛菜ちゃんは『星の子』にしろ、いい題材の仕事を選んでいる。 所謂、王道とは言えない主人公達である。 朝一回のみの上映には、なにわ人気なのか、 やおい人気なのか、 女子で満席だった。 同性婚が認められ、当たり前になると、 切なさが消えて、BLというジャンルは絶滅危惧種になるんだろうな。 登場人物の「書く」等の動作はじめ、 漫画と主人公達の心情、過去と現在等の映像のリンク手法がこの監督巧い。 また音楽の入れ方もいいな。 (優秀日本映画賞候補)
- mai********
4.0点
同じ時期に『PLAN75』が公開されている。 どうですか? 年齢で区切って高齢者を処分しようとする社会と こんな風に縁側で好きな漫画で年齢を超えた交流がある社会と どちらが良いでしょうか? 答えは自明ですね。 老婦人に背中を押されて漫画を描いてみようと一歩踏み出す女の子。 その知識…というよりも経験値でしょうか いろんなことが出来なかった経験も含めて だからこそ若い人にのびのび夢を追いかけてほしいと思う姿とか 高齢者だからこそできる道しるべ的役割が 年齢で区切られてしまうと誰にもできなくなってしまうかもしれない。 2つの作品を見比べてみることが出来るからこそ こちらの作品の社会の温かさが際立つのではないでしょうか? 2022年6月26日ユナイテッドシネマ前橋で鑑賞
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