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バブル
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バブル

BUBBLE

1002022年5月13日公開

chi********

1.0

ネタバレ展開が容易に予想できる映画

あらすじ:全世界に大量の泡が降り注ぎ、東京は特に巨大な泡に包まれ水位が増し荒廃した都市から人々の姿は徐々に消えていった。得体の知れない泡は水没した街に重力を巻き起こして渦と化した。渦は廃墟や街のあらゆる建造物を飲み込みライフラインを破壊し、それに伴い地方へ移動する人々。そんな街でも果敢に生きていこうとする若者たちがいた。彼らはパルクールを用い、食糧を景品としたレース競技でチームごとに競い合っていた。チームのエースとして活躍する主人公の少年は、とあるきっかけから足を踏み外し海へと落ちてしまう。海流に流され呼吸もままならず沈んでいく少年は、突如眼前に現れた不思議な少女の力により、どうにか一命を取り留めることが出来た。言葉も話せず意思の疎通がままならない少女だったが、主人公と交流を深めていくうち互いに惹かれていった。なんてことのない平和な日常を過ごしていた少女だったが、ある秘密に気がついてしまいーーー ここまではまだ凡作だった気がします。しかしその少女が仲間たちと共に少しずつ人間として成長していこうとする中で「人魚姫」の物語の存在を知った辺りから(あ、オチが分かってしまったな)と興ざめしてしまいました。 テンプレートな物語の例えとして挙げるとすれば「ヒーローが悪を倒す」というものがありますが、そういった定番な物語でも胸を熱くさせるような展開や紆余曲折があるからこそ盛り上がりますしオチが分かっていたとしても観ることが出来るのだと私は感じています。しかしこれといって特に怒涛の展開が用意されていることもなく、「人魚姫」の物語をただただなぞっている映画にしか見えませんでした。 出会った瞬間から既に主人公に対し矢印を向けている少女。少女の素性を知らないにも関わらずセオリー通り惹かれていく主人公。あまりにチープな展開すぎていたたまれなかったです。物語通りくっついて、物語通りに引き裂かれる二人。現代版や令和版なんて、そんな風に呼べるものでは決してないです。「人魚姫のn番煎じ」映画です。 随所に散りばめられた、まつ毛バサバサ唇ぷるぷるのどアップショットは誰向けに作っているんでしょうか。映画の宣伝用に作ったショットにしか思えません。ドヤられているようで不快でした。 グラフィックはとても美しく、パルクールの演出はダイナミックで目が離せませんでした。水の音や泡の演出も清涼感があって心地良かったです。 配役に関しては、チームメイトなど、有名な声優さんを充てているキャラクターもいたのに、主人公が棒読みで残念でした。

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