2022年1月14日公開

マクベス

THE TRAGEDY OF MACBETH

R15+1052022年1月14日公開
マクベス
3.7

/ 39

23%
38%
28%
10%
0%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(10件)


  • nn1********

    4.0

    一口寸評

    初のApple作品。Netflixに続き厄介なネット配信網が現れた。 コーエン兄弟・兄の初めての単独監督作。 モノクロ&スタンダードという撮影形態が原点返りなら、作劇もド真ん中の直球。 シェイクスピアの4大悲劇の一つを、台詞もそのままに映画化している。 現代的なのは、スコットランドの将軍マクベス(デンゼル・ワシントン)やその盟友らが黒人であること。 魔女の予言や夫人(監督の実の妻フランシス・マクドーマンド)の言葉にそそのかされ、主君を殺し王位を得るも暴政を重ねた末に彼は…。 原作の禍々しさを象徴するショットが数ヶ所あり目を奪われたが、正統派過ぎて遊びが足りないのが玉にコズ。 役者冥利に尽きる役を得た二人の熱演は認めるも、ネットで家見ならきっと寝落ちする。 ぜひ劇場でご覧あれ、と書こうと思ったらもうどこでもやっていない。 この状況はちと辛い。

  • じゃむとまるこ

    3.0

    名優二人だけれど

    近年思うこと。 以前は映画を観て寝落ちというのは、昼食後とか、自分の体調とかも原因があるのではないかと思っていた。 でも、そうじゃない、寝落ちしてしまうのは面白くないからだと経験上判断した、だって時間もお金もかかりますから好みのタイプの映画しか観ない、なので鑑賞意欲満々なわけですよ、なのに寝落ちって・・・・ 本作はシェイクスピアを名優二人が演じ監督はジョエル・コーエンであるし期待するなという方が無理。 今回はジョエルさん単独監督作だけれど、コーエン兄弟の黒光りする映像が好きです。 で、あっという間に寝落ち。 意表を突く衝撃的な音で始まる、でもそれも何のその。 魔女の予言、不吉な鳥の映像、この鳥にどうにも違和感あり、もっと自然に作れなかったのか。 映画ではなく舞台を見ているような、映画的ダイナミックさがない。 マクベス、ハムレット、オセロ、読んだかどうかもう記憶の彼方、でも、映画も見ているし、記憶はなくてもお話はどれも大体わかっている。 とにかく眠かった、そんな中ちょっと覚醒すると、あれ?違和感が・・・・ これってオセロ?頭混乱、だって黒人だとそうなるんです。 で、その混乱が注意力を削ぐ。 しっかり見ているとデンゼル・ワシントンで全く問題はないのですが、混乱するのです、何でオセロが?と思っちゃうのです・・・・ZZZ そうすると妻との関係がおかしい、嫉妬にくるっていないじゃないか、話が違うとか、かなり寝ていました。 後半、覚醒!してそのあたりは、そうだった!となったのですが。 魔女の予言通りに事は進んでいくのだけれど、魔女の予言というのは実はマクベスの心の声かも、心の奥底にある野心に従った、そして疑心暗鬼に陥り自ら破滅への道を歩む、人はそう強くはない、根っからの悪人も、まったくの善人もいない。 「きれいは穢い、穢いはきれい」、とはそういうことなんだろうか。 「現実の恐怖は、心に描く恐怖ほどには怖くない」、それもそうだろう。 マクベスの心のうち。 シェイクスピアの有名な言葉はまんま伝わってきた。 「人生は歩き回る影法師、哀れな役者だ」という言葉が一番しっくりくる映画かもしれない。 一番期待していたモノクロのシャープな映像は予想を大きく外れた。 バーナムの森がやってくるまでは恐れることはない・・・・ このシーン(森が近づいてくる)にはがっかりした、もっと映画的広がりのある表現があるだろう、どういう意図なのか? 期待値がかなり大きかったし、コロナで鑑賞数が減っている中選び抜いて観賞したのに(お正月映画として)・・・・と書いた内容ほど悪くはない、★3かな~。

  • oce********

    4.0

    他のシェイクスピア作品もお願いしたい

    シェイクスピアの古典であるマクベスをジョエル・コーエンが単独で監督。 コーエンとシェイクスピアの組み合わせだけで絶対面白いだろうと思ったが、その期待通りの作品。 これ以上ないくらいにシンプルであり、余計なものを徹底的に削ぎ落した中身。 シェイクスピア初心者の人でも何の問題もなくストーリーを追っていける。 魔女の予言を信じたマクベスが王になるため暗躍するが、やり過ぎて部下から裏切られるという流れ。 デンゼル・ワシントンの雄たけびから、弱々しいマクベスの小心者な部分まで、やはり上手い。 妻にフランシス・マクドーマンドであり、登場時は上昇志向出まくりだったが、次第に精神が破綻していく様。 モノクロ映像の美しさも特徴であり、舞台劇をそのまま持ち込んだような画作り。 どうせなら他のシェイクスピア作品もお願いしたいくらいだ。

  • ech********

    3.0

    コーエン君も最敬礼

    不世出の大文豪の超絶作品ですから、さすがのコーエン君もいつものシニカルなく、黒人俳優を多数使った以外は原作に忠実に、なるべく原典の色彩を損なわず、且つコーエン調も織り交ぜて格調高く仕上げたようです。その意味では、概ね成功と言えましょうが、反面筋がわかっているだけにドラマチックやダイナミックは希薄です。なお、英米人には超必読書なので、お話しは知ってる前提ですから、もしあらすじ知らないで見ると結構混乱するでしょうね。

  • kyo********

    4.0

    気弱な狂気

    デンゼル・ワシントン、フランシス・マクドーマンド主演。ジョエル・コーエン監督。今回は兄だけなのね。 2016年にマイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤール版を観たぶりに「マクベス」を観ました。前回はよく分からなかったのですが、今回は分かったような気がしました。とはいえ、シェイクスピアの4大悲劇の1作ですが…やはり、きちんと舞台、いや本を読んでみるべきでしょうか。 モノクロ作品で魔女の表現の仕方には怖さが倍増して秀逸でした。そして、マクベス(デンゼル・ワシントン)の弱さ、マクベス婦人(フランシス・マクドーマンド)のしたたかさともろさの演技もとてもよく分かりやすかったです。年齢の設定が原作がどうなっているのか分かりませんが、若目の2人より大ベテランの2人の方がしっくりきました。 モノクロなのも音楽も演技も表現もとても分かりやすかったです。原作と比べてどうなのかはさておき。セットもシンプルでモノクロのせいかあまり気になりませんでした。逆にスタイリッシュにさえ感じる。 悲劇と言うか招いていると言うか導かれてしまったというか、とにかくしっくりきました。

  • ham********

    2.0

    居眠り三昧

    マクベス、原作も面白いし劇場で観ても感動したファンです。それで楽しみに観に行きました。 が、観だして20分後には睡魔が襲いその後も必死に眠気と戦いましたが無理でほとんど寝てました。 終わり20分位しか観れませんでした苦笑 結局何がなんだか解りませんでした。 モノクロでモヤモヤと霧に包まれた暗い画面展開が睡眠の淵に自分を誘ったのだと思います。 ということで、この映画はもう観たくありません。ホラーみたいだったと言ってる観客がいたので、まぁそんな物だったのでしょう。 どんなに芸術的であろうと寝るほど面白くないものは評価できないので星2で。

  • tas********

    5.0

    Shakespeareの世界に引き込まれる

    デンゼルワシントンのマクベスにどんどん引き込まれて終わったときには鳥肌がたっていた。シェイクスピアの台詞がキレキレに迫る、夢か現かまごうようなモノクロの映像が言葉に集中させる。迫力が凄かった。

  • pow********

    5.0

    圧巻!映画館でも観ていただきたい作品

    1月1日新宿ピカデリーにて夜21時55分からの鑑賞。 プロフェッショナルな俳優陣による極上の舞台演劇を最前列というより、目の前で観ている感覚。 計算され尽くしたシンプルな舞台美術と俳優陣がこの物語の本質をストレートに伝えてきます。 俳優の表情、動きから心情が怖いほどに伝わってきてスクリーンに釘付けの2時間でした。 音(無音)の効果にも驚かされ、この作品は大きな画面と優れた音響設備、そして静寂な空間である映画館で一度は観ておいた方が良いと思います。 ネタバレ一切無しで是非映画館で一度観ていただきたいのでレビューしました。

  • imp********

    5.0

    ネタバレなぜ、いま『マクベス』なのか

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • cha********

    5.0

    シェイクスピアの世界に触れるのも良い

    英米の俳優は、とにもかくにもシェイクスピア劇を演じたがるらしい。デンゼル・ワシントンも、アフリカ系ながら過去に映画「から騒ぎ」で王子役を演じ、またフランシス・マクドーマンドは、舞台でマクベス夫人を演じたことがあるとのこと。 この映画もそうだが、セリフは(現代人には違う意味にとられる場合を除き)、シェイクスピアのオリジナルを用いるのが鉄則のようだ。ディカプリオが演じた、時代を現代に移した「ロミオ&ジュリエット」でさえ、セリフは古語のままだった。現代人の感覚からすると、言葉の古さもさることながら、セリフが過剰と感じられるシェイクスピア劇だが、歌舞伎と同様、言葉遊びの要素も多く、また物語を左右するトリックが隠されていたりする。俳優は、滑舌の良さや表現力を試されることになり、演じきることにより格が上がる、と考えているのだろうか。 日本でも、かつて1990年代に、東京都新宿区のグローブ座で、シェイクスピア劇を忠実に和訳して演じる、ということを試みた役者達がいた。しかし採算がとれるはずもなく、やがてグローブ座はジャニーズ事務所傘下に入った。そんな事情で、日本ではシェイクスピア劇を観る機会は少なくなったので、この映画を観て、シェイクスピアの世界に触れるのも良いかもしれない。極めて「舞台的」に作られているので、知らぬうちに演劇の世界に引き込まれるだろう。 あと、断片的に雑感を述べると、 (1)キャサリン・ハンター演じる、暗黒舞踏のような魔女(一人で三人分を演ずる)は印象に残る。 (2)マクベスはじめ、いくつか重要な役割をアフリカ系俳優が演じており、これは実際のシェイクスピアの時代にはあり得なかったことだが、モノクロ映画のせいか、特に違和感はなかった。 (3)有名な「女から生まれた者(one of woman borne)にはマクベスを倒せない」という詭弁は、英語でないとトリックが成立しない。初めて「マクベス」を観る人は予習しておくと良いかも。

1 ページ/1 ページ中