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マクベス
2022年1月14日公開

マクベス

THE TRAGEDY OF MACBETH

R15+1052022年1月14日公開

じゃむとまるこ

3.0

名優二人だけれど

近年思うこと。 以前は映画を観て寝落ちというのは、昼食後とか、自分の体調とかも原因があるのではないかと思っていた。 でも、そうじゃない、寝落ちしてしまうのは面白くないからだと経験上判断した、だって時間もお金もかかりますから好みのタイプの映画しか観ない、なので鑑賞意欲満々なわけですよ、なのに寝落ちって・・・・ 本作はシェイクスピアを名優二人が演じ監督はジョエル・コーエンであるし期待するなという方が無理。 今回はジョエルさん単独監督作だけれど、コーエン兄弟の黒光りする映像が好きです。 で、あっという間に寝落ち。 意表を突く衝撃的な音で始まる、でもそれも何のその。 魔女の予言、不吉な鳥の映像、この鳥にどうにも違和感あり、もっと自然に作れなかったのか。 映画ではなく舞台を見ているような、映画的ダイナミックさがない。 マクベス、ハムレット、オセロ、読んだかどうかもう記憶の彼方、でも、映画も見ているし、記憶はなくてもお話はどれも大体わかっている。 とにかく眠かった、そんな中ちょっと覚醒すると、あれ?違和感が・・・・ これってオセロ?頭混乱、だって黒人だとそうなるんです。 で、その混乱が注意力を削ぐ。 しっかり見ているとデンゼル・ワシントンで全く問題はないのですが、混乱するのです、何でオセロが?と思っちゃうのです・・・・ZZZ そうすると妻との関係がおかしい、嫉妬にくるっていないじゃないか、話が違うとか、かなり寝ていました。 後半、覚醒!してそのあたりは、そうだった!となったのですが。 魔女の予言通りに事は進んでいくのだけれど、魔女の予言というのは実はマクベスの心の声かも、心の奥底にある野心に従った、そして疑心暗鬼に陥り自ら破滅への道を歩む、人はそう強くはない、根っからの悪人も、まったくの善人もいない。 「きれいは穢い、穢いはきれい」、とはそういうことなんだろうか。 「現実の恐怖は、心に描く恐怖ほどには怖くない」、それもそうだろう。 マクベスの心のうち。 シェイクスピアの有名な言葉はまんま伝わってきた。 「人生は歩き回る影法師、哀れな役者だ」という言葉が一番しっくりくる映画かもしれない。 一番期待していたモノクロのシャープな映像は予想を大きく外れた。 バーナムの森がやってくるまでは恐れることはない・・・・ このシーン(森が近づいてくる)にはがっかりした、もっと映画的広がりのある表現があるだろう、どういう意図なのか? 期待値がかなり大きかったし、コロナで鑑賞数が減っている中選び抜いて観賞したのに(お正月映画として)・・・・と書いた内容ほど悪くはない、★3かな~。

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