あらすじ・解説
オランダ・アムステルダムにある博物館アンネ・フランクの家には、オリジナル版のアンネの日記が保管されている。ある嵐の晩、その日記の文字が突然動き始め、アンネの架空の友人キティーが現代のオランダに現れる。時空を飛び越えたことがわからず、自分は1944年にいると思っている彼女は、親友のアンネを捜してアムステルダムの街をめぐる。
シネマトゥデイ(外部リンク)
予告編・動画
作品レビュー(20件)
- tcp********
3.0点
キティは訴える、過去と現在は繋がっている、決して歴史上の出来事ではないのだと。伝えたいメッセージは理解できるが、作品としては自分の好みでは無かった。
- Multiverse
5.0点
雨の降るアフターファイブの鑑賞だったけど、ストーリーは、よくわからなかったので、原作を読もうかな。 現在の戦争を思わせる暗い時代背景のようだ。
- dtm********
3.0点
ユダヤ人のホロコーストを扱った作品は過去数多く制作されている。この作品もその一環なのだが、面白いのは「アンネの日記」の扱い方だ。 この日記はいうまでもなくホロコーストの犠牲となった少女、アンネ・フランクが書き残した日記である。世界記憶遺産にも登録されたこの日記は、アンネの日常が赤裸々につづられているといわれるが、その日記にアンネは「キティー」という名前を付けた。日記はアンネにとっては心の友とも呼べる存在であった。この映画はそのキティーが現代の世界で実体化して登場するというファンタジーである。それをアニメで表現したのは当然の演出選択であったと認めたい。 ただアニメで戦争の悲惨さを扱ったというと「ホタルの墓」を思い出す。ホロコーストはそれに匹敵する悲劇である。その悲劇の犠牲者は無実の人たちなのだが、最大の被害者は子どもである。 この観点から映画はテーマを掘り起こす。映画ではナチのホロコーストに現代の難民問題を重ねている。アフリカや中東アジアの紛争から逃れた難民の避難先としての欧州社会の実態が色濃く反映されている。 ただ映画ではそのテーマ性と、実体化したキティーがアンネ・フランクを探すというファンタジー性とがどうもかみ合っていない。現実世界に入り込んでくるファンタジー的な登場するキティーの扱いが統一性がない。アンネを探す探索者からいきなり世界平和を呼びかける予言者となる、その変わり方に説得力がないのだ。 テオ・アンゲロプロスの「永遠と一日」のアルバニアから亡命した少年や「霧の中の風景」の姉弟などを思い出す内容だ。意外に明るく軽い内容だが、そこにもどこかもどかしいものが残る。
- moo********
3.0点
別の映画だけど、ゴヤの映画といい、正義や大義のためなら盗みもOKというのはあちらの文化なのかしら? 難民救済の為とはいえ、観光客の財布をスル行為に不快感しかない。 しかも「日本人の財布はリッチ」みたいな古い価値観でウンザリ。 いろんな国の人からスッていた絵面ではありましたが、わざわざ日本だけ固有名詞を出すあたり、日本はドイツと組んでたんだから同罪でしょ?って意識を感じる。 まぁナチの行為が非道であることは心から認めるし、あちらの人は日本人以上に歴史を重く見てるので致し方ない面もあるでしょうが。 空想の世界に逃げ込むことで自分を保っていた少女の気持ち、平和への願いは、今のウクライナ侵攻で辛い状況にある人たちと重なる。 どれだけ不安な思いをしているか…。 「アンネの思いはどこへいったのか」という意味で原題のままの方が良かった。 この邦題はセンスない。
- 佐々木
2.0点
ネタバレ登場人物に好感が持てない
このレビューにはネタバレが含まれています。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。