上映中

PLAN75

1122022年6月17日公開
PLAN75
3.6

/ 316

23%
37%
24%
9%
6%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

超高齢化社会を迎えた日本では、75歳以上の高齢者が自ら死を選ぶ「プラン75」という制度が施行される。それから3年、自分たちが早く死を迎えることで国に貢献すべきという風潮が高齢者たちの間に広がっていた。78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)は夫と死別後、ホテルの客室清掃員をしながら一人で暮らしてきたが、高齢を理由に退職を余儀なくされたため、「プラン75」の申請を考える。

シネマトゥデイ(外部リンク)

予告編・動画

作品レビュー(117件)

切ない23.3%悲しい17.3%不気味11.2%絶望的11.2%泣ける10.8%

  • とみひ

    3.0

    昔の姨捨山?

    本当に有ったかは定かですが……自分で生死を選べる制度にリアルになって行きそうな感じがした安楽死が日本でも出来たなら頑張らなくても良いんだね。

  • ryu********

    4.0

    ネタバレ遺体を乗せて自家用車

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mai********

    5.0

    生ききってはダメですか?

    ただ単純に老人だから不要だと思っていませんか? 高齢化社会でそれを支えられないからこういう制度があった方が良いと思いますか? だとしたら、そんな高齢者の皆さんが作り上げてきた社会の全てを あなたは手放す覚悟がありますか? だってそうでしょう? 公共インフラは彼らが作って来たんだ。 役所の職員の叔父さんが家庭を顧みることなく全国を移動して 道や橋を作ってきた。 その成果を、私たちは利用して生活している。 その苦労をしてきた彼らを不要と言うのなら その成果の全てを利用しないと宣言できるのか? そして高齢化が叫ばれて久しい農業分野。 誰が農産物を作っているのでしょうか? 全てが世代交代できたわけでもないでしょう? このプランは年齢で人の要不要を分けている。 高齢者で農業を営んでいても、高齢だから不要という社会なんです。 わかりますか? 良きにつけ悪しきにつけ社会を作ってきた世代が 年齢で処分されようとする社会は絶対に間違っている。 そしてもう一つ。 少子高齢化社会が進むという日本において つまりは若い世代が自分の世代より少ないという事なんだから いずれ自分がその『処分の対象』になるという事も理解してる? 周囲から忌避され、不要とされ、白い眼を向けられるような事に やがて自分自身がなっていくのだという事を忘れてはいけない。 この制度があった場合の話。 そしてよく見てみよう。 彼らを『処分する施設』で働いているのは誰だろう? 彼らに『自らを処分しよう』と働きかける仕事をしているのは誰だろう? これ全て若い世代。 彼らはそれで給料をもらっている。 じゃあ、もし、制度が進んで対象の高齢者がゼロになったら? 若い世代は全てお役御免、リストラですね。 そうなってわかることがあるんじゃないですか? 『あぁ、自分も社会にとって不要な存在になってしまった』と。 そうなった時に、口では『潔く制度に従う』と言いながら あれやこれやと理屈をつけて嫌がるのは目に見えてる。 だから問う。 この作品が問うている。 『あらゆる人が天寿を全うしてはいけないのですか?』 難病を患っている人もいるでしょう。 既に末期の状態の人もいるでしょう。 元々先天的な問題を抱え込んだ人もいるでしょう。 事故などによって障害を抱え込んでしまった人もいるでしょう。 それらの人が 普通に天寿を全うできる社会こそ求めていくべき理想なんじゃないですか? 負担にあえいでいるから不要と思う人は その人たちが作ってきた社会の恩恵を受けて生きている事を思い出してほしい。 倍賞さん演じた主人公があの後どんな余生を送れるのでしょうか? 働くことはできるのでしょうか? 住む場所はどうするのでしょうか? 彼女の前途に希望があることを願ってやまないし 今の世の中をこの映画のような世界にしてはいけないと思う。 2022年7月3日MOVIX伊勢崎で鑑賞

  • kyo********

    4.0

    尊厳死というものは単純ではない

    とても考えさせられる作品です。カンヌ映画祭カメラドール特別賞おめでとうございます(*^▽^)/★*☆♪ 本筋を知っていたのでラストは悲しみと切なさと清々しさの入り交じった状態になりました。何にしろ、親しい友達も急に亡くなったり、家族がいないと最早ひとりぼっち。他人事ではないです。いつ自分もそうなるかなんて誰にも分からない。だからってどうこうすることもできないこと。もちろん、準備できる部分もあるとは思いますが、どうにもならないこともある。近くの他人との関わりが薄い現代に警鐘を鳴らしているのかもしれない。人間は独りでは生きられないもの。 倍賞千恵子さん、品のある素敵なさすがの存在感でした。監督に歌を下手に歌ってくださいと言われたとのことでしたが、わたしには上手にしか聴こえませんでした。 またしても早川千絵という監督が世界を羽ばたき始めています。「ドライブ・マイ・カー」の濵口竜介監督といい、楽しみな監督が続々と出てきてくださって嬉しい限りです。 来週は是枝監督の「ベイビー・ブローカー」を観るのが楽しみです!!ソン・ガンホ、カン・ドンウォンなど好きな俳優だらけで楽しみでしかありません。期待値あげるのは危険なのですが、下がりません( ̄▽ ̄;)

  • kap********

    4.0

    やがてPLAN65、最後はPLAN0に

    自己責任と不寛容を推し進める世界。 この映画の早川千絵監督は「相模原事件」に大きな衝撃を受け 誰かが「要らない命」と「要る命」に選別しようとしているとに 危機感と憤りを感じたと話しています。 本作と深い関わりのある是枝裕和監督が クローズアップ現代で全く同じことを話していました。 真面目な人ほど全部を自分の責任として背負って疲弊して行ってしまいます。 過労死(自殺も含め)の記事をよむといたたまれなくなります。 一方で他人に「自己責任」を押し付ける人ほど 自分が上手く行かないのは他人が悪いからだ、 本来自分が享受すべき利益をかすめ取っていく他人が悪いのだ、 と考えてヘイトクライムに走ります。 その対象は老人であったり(老人の場合は若者)、外国人であったり、 女性であったり、ハンデキャップのある人であったり、 LGBTの人であったり、 要するに「自分が属するグループ」ではない人たちに牙をむきます。 「あんな人たち」と「こんな人たち」に分断して争わせて 得をするのは誰なのでしょうか。 「お互い様」と言う言葉がこの国で死語となったのは何時からでしょうか。 「この国の未来のために」と言う明るいPLAN75のCMがいかにも胡散臭い。 「老人数が減ってきてPLAN75の成果が現れてきています」と言う ニュースを読むアナウンサーの明るい声が不気味です。 役所の担当者の磯村優斗も、コールセンターの河合優実も 老人に対する対応は親切で丁寧です。 役所には恐らく月何人以上は契約させるノルマがあるはずです。 申し込んで来る人を待つだけでなく、 公園の炊き出しに来る人達を勧誘しています。 炊き出しもボランティアではなく勧誘が目的なのでしょう。 コールセンターの役割も 「心変わりをさせないために、きちんと最後まで誘導する」 ことだと責任者が訓話します。 口ぶりは優しく「決めるのはあなた自身ですよ」が常套句なのも インチキ商法あるあるです。 倍賞千恵子は仕事を解雇され年齢を理由に仕事も住居すら決まりません。 これも老人を自暴自棄に陥らせて、PLAN75を申請するように 仕向ける手口なのでしょう。 思うように仕事や住居が決まらないのは 一人暮らしの女性やシングルマザー外国籍の人たちも同様です。 死と言うものは別れです。 現実問題として良好な関係の家族のいる人は、この制度は選ばないでしょうし 家族が許すとも思えません。 しかしこの国では結婚願望のない人が25%、 生涯結婚しない、できない人が30%と言う調査結果があり、 益々身寄りのない老人が増えて行くと予想されます。 この映画で倍賞千恵子担当になるコールセンターの河合優実は 彼女と直接会ったことで彼女の人柄に惹かれ、別れを悲しみます。 また役所の担当者の磯村優斗は、 申請に来た疎遠にしていた伯父と顔を合わせることで やりきれない気持ちになります 2人とも老人を記号ではなく一人の人間と認識することによって、 今まで感じなかったこの制度への違和感を感じ始めます。 コールセンターの担当者が申請者と顔を合わせること、 窓口担当が近親者を担当するとこを、いずれも規約で禁止している と言うことは、そう言うことです。 一方で、映画では描かれていませんが いつまでも古い考えから抜けきれないのに権力の座に居座る 「老害」と呼ばれる人たちがいることも事実です。 子供の騒ぐ声を「騒音」と呼んだり、 ベビーカーで電車に乗ってくる母親を白い目で見たり、 育児休暇を取ったら出世に響くとか、 古い考えが少子化を推し進めているのも事実です。 結果、子供を増やすよりも老人を減らす方に力を入れるようになります。 「PLAN75が”好評”なためPLAN65への移行も検討されています」 というニュースが流れます。 一旦消費税と言う制度を作ってしまうと 3%から10%に上げるのが簡単なように PLAN75からPLAN65、いずれはPLAN25から最後はPLAN0まで 行ってしまうのでしょう。 この制度は「お国」の役に立たない人間を排除するのが目的であり、 ターゲットは老人だけにとどまらないのですから。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


倍賞千恵子角谷ミチ
磯村勇斗岡部ヒロム
たかお鷹岡部幸夫
河合優実成宮瑶子
串田和美藤丸釜足

基本情報


タイトル
PLAN75

上映時間

製作国
日本/フランス/フィリピン/カタール

製作年度

公開日

ジャンル