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はい、泳げません
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はい、泳げません

1132022年6月10日公開

jkn********

2.0

ネタバレ脚本と演出に難

大河以来長谷川さんに注目しているため、楽しみに見に行ったら、私には全く合わず残念でした。ここまで合わないことも珍しいので、思ったことを無秩序に書き出してみます。 ほとんどの不満が脚本と演出についてのもので、長谷川さんと綾瀬さんの演技「だけ」は、とても良かったです。   ・元妻との会話のシーンが何度か出てくるが、「結婚前」「結婚後」「事件後」「現在」が入り混じっていて、時系列が分かりにくい。 ミステリ等で効果を狙うならともかく、このドラマであれば、主人公がどういう状況にあるかは、明確にわかるようにするべき。   ・唐突に出てきて、最後まで放置されたままの静香コーチのトラウマ。あれは不要では?結婚するというゼミの学生2人も、何でいるのか全くわからない。   ・大きくもない普通の水泳教室の場面が半分くらいを占めているので、閉塞感が強くて、最後の方は妙に疲れた。   ・時代設定がよくわからない。水泳教室のおばさま方の「亭主の愚痴」などがひと昔前の感じだったり、微妙に震災が出てきたり(それに意味がある感じでもない)、「にんげんっていいな」ってかなり古い曲なのでは?と 思ってしまったり。数年前の設定でもいいが、それに何か意味があるのか?   ・最初に小鳥遊先生が奈美恵さん+男の子とピクニック?していたシーンでは、「亡くした子と同じ性別の同じような年齢の子がいる人と一緒にいるなんて、辛そう。何かこの女性に大きな義理でもあるのか」と、まるで明後日の方向のことを考えていたので、現在の恋人と後から分かってびっくりした。そういうことも現実的にはあるだろうし否定する気は全くないが、第一印象ではまさか恋人と思わず、「この人はどんな関係なんだろう?」とずっと思いながら見てしまった。出会いなどの説明が全く無いので唐突感。   ・主人公が、事件のことを部分的に「覚えていない」ことの意味が、自分にはよく掴めなかった。覚えてても覚えてなくても、これ以上ないほど辛いこと、ととらえてしまうのですが。   ・教室の無断欠席を心配して小鳥遊先生に会いに行く静香コーチとか、息子を預けて面識もない静香コーチに会いに行く奈美恵さんとか、夜のプールで抱き合う二人とか、リアリティがなさ過ぎて全く話に乗れない。   ・原作のエッセイを先に読んだが、これは純粋に「泳げるようになるまで」の内容。それにドラマ部分をくっつけているわけだが、上記のように、設定や人物描写で気になることが多すぎて、うまく融合させているとは思えなかった。 「泳ぐ」=「生きる」を重ねたところも、無理やりな印象。   ・演出が全く好みではない。最初の納豆で「あ、これはダメかも」と思ったが、記憶を取り戻す過程や、最後の子供の実体化なども、個人的にはリアリティを削ぐ内容で感情移入できず。   ・「トラシカ」などのギャグ(???)のセンスのなさは、綾瀬さんに心底同情したくなるレベル。   ・笑えて、泣けて、ちょっとジンとしたりして最後は心が温まる、言ってみれば、長谷川さん主演のドラマでは「デート」にちょっと似たものを期待していたら、笑えず、泣けず、感動もできませんでした。

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