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神は見返りを求める

1052022年6月24日公開
神は見返りを求める
4.0

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(18件)


  • イゲ

    4.0

    前半と後半の落差がハンパない映画。本年度ベスト!

    田母神(ムロツヨシさん)。 ゆりちゃん(岸井ゆきのさん)。 この二人の演技に圧倒。 特にムロツヨシさんが凄い! 田母神もゆりちゃんも自分の環境の変化で自分の感情も変わって行く姿が見所。 妙なリアル感があって面白い。 YouTubeの動画チャンネル同士で喧嘩するとかありなの?(笑) 二人の演技に加え若葉竜也さん演じる梅川。 性格がクソ過ぎて本作を脇から盛り上げていた印象。 まじでクソ人間だった(笑) 本作の監督の過去作。 森田剛さんと濱田岳さん主演の作品を彷彿させる内容。 前半のほのぼのしたストーリーから 真逆の展開となる展開が凄い。 後半の予想も出来ない展開に引き込まれる。 ユーチューバーとか興味無かったけど編集の大変さが解った様な気がします( ´∀`)

  • mai.na

    5.0

    想像と違う展開

    心理描写が繊細で感情移入してしまいました。ラストに近いシーンから想像と違った流れになり、ラストシーンでは自然と涙が出ました。絶望だけでなく温かい気持ちにもなり、観て良かったです。

  • wxj********

    5.0

    ネタバレ人間の負の感情を焙り出す崩壊劇

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • dad********

    5.0

    否定も肯定もしない監督の姿勢

    前作「空白」があまりにも素晴らしい作品だったので、何本か監督の作品を見させて頂いていて、期待の新作。 期待通りの仕上がりに大満足でした。 相変わらず吉田監督は、余計な音楽も入れず、淡々と物語は進んでいくのですが どうやって終わるのかなと思っていたら、良くも悪くもどうにもならないラスト(笑) でも、少しだけ希望が見えてくるんですよね。 そして現実は、その程度かもしれません(^^) ゆりちゃんの、最初の頃からどんどん垢抜けていく様、とても見事でした。 どんどん嫌な女になってて、気持ち良いくらい(笑) 田母神さんはどこまでもいい人で、見返り、というよりも感謝される事が嬉しかっただけなんだろうな。 とても好きな監督さんだし、これからも監督目線で良い作品をどんどん世に送り出して欲しいと思っています。

  • nsa********

    4.0

    田母神はどこに行くのか

    冒頭は いきなり始まった。 仮面をかぶった少年youtuberが、悪者を成敗するといって、 ターゲットに突入する。 ターゲットは誰かとぶつかって言い争いの果てに殴られている。 少年は我に返り、ターゲットを殴っている男に ピンポン玉?が入っている鉄砲を向け乱射した。 そして場面は居酒屋。 どうやら合コン会場のようである。 ゆりは、酔っぱらって立てない様子。 そんなゆりを心配して介抱する田母神。 そして翌日。 ゆりから田母神に電話が入る。 無理だったらいいんですけど(これは逆に断りずらい頼み方) ゆりはyoutuber. 田母神に撮影のためのキャラクターの着ぐるみを調達できないかと 、そして自分はそんなにお金は出せないけど、とお願いする。 田母神は人の頼みは断れない性格だった。 協力した田母神はぬいぐるみを着て出演し好評だった。 そのおかげでyoutube広告収入が入る。1500円である。 そのことを報告し折半するか相談すると田母神はそれはゆりちゃんのものだと 答え、ゆりちゃんはそうなんだと軽く思い納得。 (いつの間にか、無償が当然になっていく。) 見終わって 二人の共通の知り合いスタッフAであり同僚のA。 見事に口先だけ男。 田母神の悪口をゆりちゃんが言っていたといい、 ゆりちゃんには田母神が悪口を言っていたといい、 それなのに二人の前では仲直りしてなどとたしなめる。 田母神の同僚に、田母神からの借金が溜まっているギャンブル好きがいた。 仕事で遅く帰った夜に待ち伏せしていた彼は田母神に借金を申し出 田母神が借金の申し出を断った翌日?ビルの屋上から飛び降りる。 葬式式場で同僚Aは、自分に相談してくれればよかったのに、お金を貸す準備はあったととんでもない噓を言い放つ。 田母神にお前が貸したお金はいくらになるのかと それは聞いただけという行為。 単なる興味本位。それは時によって悪意を聞いたように傷になる。 このAは主役位に印象に残った。 身近にいそうな軽薄な人物。 保証人として亡くなった彼に代わって返済したため田母神はお金がない。 スタッフAは言う。ゆりちゃん稼いでいるらしいですよ。 田母神さんのおかげじゃないですかと。 これはAが田母神にお金を貸したくないので事前にやり場をゆりちゃんに向けるための作戦。しかし田母神は本当にお金に困っていたので 借金をゆりちゃんにお願いする。 これはよくない展開になるのでは? 終盤 ゆりちゃんが入院して痛みに苦しんでいる姿を撮った少年。 少年もゆりちゃんと同じように登録者を増やしたかっただけかもしれない。 しかしネットで有名になること。 それは一般人ではなくなるということ。 妬みという危険が増えるということ。 いきなり見知らぬおじさんから調子に乗ってるんじゃないと、怒られる可能性が生じること。 名もなき一般人は有名人に強いのである。 ネットにさらされる危険。 その恐怖を少年に教えた田母神。 それは田母神にとっては 本当に親切な気持ちからだったかもしれない。 だが少年にとっては脅しそのもの。 田母神は少年に背中を刺される。 田母神は血を流しながら商店街を歩く、 ゆりちゃんと踊った振付をしながら歩く。 その姿は不気味である。 この映画は日常で誰にも起こり得る恐怖を描いている。 身近にあり得ること。 危険と隣り合わせの社会だということ。 そのために、事前に何もできないかもしれない。 でも何があっても死んではならないのだ。

  • lei********

    4.0

    ラストに制作側の強い意志を感じました。

    イベント会社で働く田母神(ムロツヨシさん)が、売れないYou Tuberの Yuriちゃん(岸井ゆきのさん)と合コンで知り合い、Yuriちゃんのために 「いい人(神)」である田母神が見返りを求めずに動画制作を支援するものの、 Yuriちゃんが有能なデザイナーや制作陣と知り合ってから、Yuriちゃんが 世に出ていくのと反比例するように田母神との関係がだんだんと悪くなり…、 という内容でした。 演出で演者なんてどうにでもなるんだ、ということを描くのに、岸井ゆきの さんはうってつけのキャスティングで、序盤の「こりゃ売れないわ」という 姿から、中盤以降の「世に出てイキリ万太郎状態になった」姿まで、 うまく演出されていますし、元々きゃりーぱみゅぱみゅさんに似ている、 と言われた方だけあって、今回のようなはっちゃけた感じだけど一方で 地味な一面をもった役というのが非常にハマっていたように感じました。 売れていくYuriちゃん/私生活も苦境に陥っていく田母神、を描く中で、 やろうと思えば、実際にYou Tubeで一定の人気がある「スカッとストーリー」 にできたはずなんだけど、終盤にそちらに行くと思いきや、そういう ラストではなく、あくまでも「動画制作に携わる人たちの狂気」を描き 出したかったんだな、という制作側の強い意志を感じました。 個人的にはスカッとストーリーのラストが観たかったんだけど、その割には Yuriちゃんの「いい人」要素が多すぎたので、批判も多いとは 思いますが、このラストで良かったのではないかと思います。

  • mom********

    5.0

    自分は好きな映画

    この映画は好き嫌いが分かれそう。嫌な人ばっかりでてくる(ほぼ全員)胸糞な出来事たくさん。 最初は微笑ましくてニコニコ観てたけど不穏な空気になってそこから地獄。切なくて何度か涙が溢れたり、喜怒哀楽、全部詰まってる。 ムロツヨシさんやばかった。今までのコメディ演技じゃない鬼気迫る本当にやばいやつで演技力爆発してた。できるなら何か賞とってほしい。 ラストのセリフめちゃくちゃ心に残る。 映画館出てからの夜の人混みがなんだか怖く感じた。時間経ってもジワジワきて考察したくなる映画。おすすめです。

  • Kainage_Mondo

    4.0

    YouTuber 無残 。

    𠮷田恵輔 監督 ( 上が短い “𠮷” であることに漸く気付いた。以下敬称略 ) の映画はけっこう観ている。「ヒメアノ~ル」も良かったが、2018年「犬猿」と 同年「愛しのアイリーン」には圧倒され、連続して ★5つ 差し上げた記憶がある。本作も期待して観たが、凄いものを見せられたな~! と云うのが率直な感想だ。事前の予想と内容はかなり違ったが、それは 田母神尚樹 ( ムロツヨシ ) のキャラが予想と大きく違ったことに因るものだった。 脚本も担った 𠮷田監督 は、恐らく YouTuber を好意的に見ていないのだろうな~ と思えた。わしゃ~ 止まると死ぬんじゃ~ 的な日々を、ある意味 追い詰められながら送り、発想と工夫と技術の駆使で乗り越えて大金を掴もうとする人々の、軽薄で刹那的な人生を描いたようにしか見えないのだもの。 田母神 ( ムロ ) と 川合優里 ( 岸井ゆきの ) の本当の繋がりは、YouTuber とその支援者という関係のなかには無かった、と云うのが終盤の味噌。大怪我あり流血あり で不条理と悲惨が描かれ、観客が不安と不快のなかに浸かり続けるのも多分 “エモい” と言うのだろうね。 展開は予想と違ったものの、ムロツヨシ の演技は予想の範囲内。岸井ゆきの の熱演は今まで見たことのないパターンで新鮮だった。それにしても、暈し ( ぼかし ) たのは 岸井 自身 の希望か、監督の方針か、気になった。

  • ick********

    4.0

    動画配信に憑りつかれた者たちのエレジー

    初日、レイトショーにて鑑賞。 数か月前にこの作品の情報を目にしてから 長らく期待していた作品。 ムロツヨシが好きなのと、『ヒメアノ~ル』を観た時に すごく面白い作品を撮る監督さんだなと思っていたので 今作品は絶対に観ると決めていました。 吉田監督の作品を全部観たわけではありませんが 『ヒメアノ~ル』を観た時と同様に 登場人物の設定が非常に巧いと感じました。 各登場人物の過去については、ほぼ何も話す事は無いし 回想シーンなんかもないのに、各々のバックボーンが垣間見えるというか 性格や性質に「ブレ」を感じさせません。 それがちょい役にも感じさせてくれるので 作品全体を通してかなり締まった内容と思えました。 主役二人の変貌ぶりもお見事でした。 誰に対しても献身的な優しい男「田母神」と 野暮でセンスの無い、人気ユーチューバーになる事を夢見る女「優里」の 物語が進むにつれ見せる表情の変化が 観ていて大変面白かった。 作品冒頭の優里は、見た目も素振りも本当に野暮。 しかし、ユーチューバーとして成功した優里は 良くも悪くもどこか洗練されたタレントの可愛さが感じられました。 ムロ演じる田母神も、引っ込み思案ではあるが優しい表情だった男が 人生の奈落に落ちてしまい、あがき苦しんだ挙句に見せる 狂気の言動や表情は凄く良かった。 観終わって自分なりに気が付いた部分ではありますが 結局、この二人は似たもの同士だったのではなかったのか・・・。 ユーチューバーとして洗練される前の優里のファッションと 復讐に燃えるゴッティ(田母神)のファッションが そういえば似ていたなと思いました。 ゴッティではない田母神は、平凡ではありますが 至って普通の服装なのに対し、ゴッティの時の なんだかダサいトレーナーは、作品冒頭で優里の着ていたトレーナーと 似たセンスに見えました。 もしかしたら、この二人は表裏一体の関係だったのではないでしょうか? 出しゃばらないが献身的な「田母神」 野暮でセンスは無いが、ユーチューバーで 世間に名を馳せたいという野心を抱いている「優里」。 最終的には純愛の関係にも思えてきて 血だらけで思い出のダンスシーンを配信する田母神の姿と ラストシーンでは、涙が出てきてしまいました。 彼らを取り巻く脇役も、非常に丁寧に描かれていましたね。 田母神の後輩・梅川葉の二枚舌ぶりは観ていて気持ち悪くなるばかり。 ここまで観ている側の気分を害してくれる演技はなかなかのモノ。 人気ユーチューバーのチョレイとカビゴンも 実在するようなユーチューバーの典型的な人間性を思わせてくれました。 優里をアシストする村上も、カッコいい事を言いながら 他人を小馬鹿にするその性格の悪さは 画面を通して嫌って程伝わってきました。 色々と勉強したと言いながら、最終的には田母神の二番煎じだという所も 皮肉に描かれていましたね。 彼らの行動・言動は、現在の動画配信事情における モラルの無さを分かりやすく描いていたと思います。 観終わってみると、いい気分ではなくなる 胸糞映画ではありますが、非常に面白い秀作でした。

  • sam********

    4.0

    ユーチューバーたちの人間模様をシリアスに描いた秀作

    昨年「BLUE/ブルー」と「空白」が立て続けに公開された吉田恵輔監督の最新作。 現代社会において大きな影響力を持つユーチューバーたちの人間模様をシリアスに描いた秀作。 現在、子供たちが将来なりたい人気職業となっているユーチューバーであるが、彼ら彼女らに包含される光と闇の部分を丹念に描き、観る者に強く訴えかけてくる作品だ。 印象深いのは、ユーチューバーのサイン会で「自分も将来ユーチューバーになりたい」と言う中学生とおぼしき少女に対し、優里(岸井ゆきの)が「ユーチューブの映像は、音楽や映画のように世代を超えて残るものでは無い」と答えるくだり。 これには、脚本も担当した吉田恵輔監督の「映画の持つ力を信じる姿勢」がしっかり見て取れて、胸がすく思いであった。 主演のムロツヨシ、そして岸井ゆきの、若葉竜也は見事のひと言。 彼らの安定した演技は、観客を複雑に絡み合うユーチューバーたちの世界に引きずり込むのに十分な魅力に溢れている。

  • cam********

    4.0

    思ったのとは違いましたが・・

    予告から感じた恐怖というか狂気というかそういうのはありませんでしたが 結論から言えば面白かった。 さえないおっさんと、底辺youtuber の彼女、お似合いでどこか似てる 感じのする二人の物語です。 結局のところ、youtuber ってクソってのが伝わる映画でしたが、 売れたら手のひら返す彼女もクソでした。 予告ではムロさん演じる田母神が豹変するのかと思ったら全然そんなではなく 最初はちょっとした嫉妬から、完全に嫌われていく感じが正直切なかったです。 岸井ゆきのさん演じる優里も身勝手な悪女っぽさがすごかった気がします。 ただ、もうちょっと救われたエンディングであってもよかった気がする。。。 序盤の二人がとてもいい感じであっただけに・・・ちょっと残念です。

  • byu********

    4.0

    お願い、かみさま

    疲れ果てた週末に、いかんなく可愛さを発揮する岸井ゆきのでも観ようか〜なんて邪な気持ちで映画館に足を運んだ自分を恥じたい。 これはそれぞれの神についての話であり、優しさの、ひいては自らの価値の算定についての話、リレーションシップの困難さの話でもある。 Youtuber周りの描写の解像度の粗さはやや気になるものの、ここで観るべきものは古今東西に溢れかえる人間関係の拗れ、自己肯定感の低さが引き起こすストラグルの果てに掴む一筋の光だ。 こっちはTrue Herat あっちならBitch Shit 信じてる光は瞼の裏へ あの無尽蔵な奉仕の薄利多売が奇跡的に破綻を迎えることなくもし成就していたら、それって愛って呼ばれるようなものだったのかな? いや、俺はこっちの結末を推したい。 愛なんていらねえよ、夏。 以下超絶ネタバレ ひとつ言っときたいのは岸井ゆきのは期待通り、期待以上に可愛いんで。 自己肯定感の低さゆえに、優しさを無償で無尽蔵にバラまいてしまう男。 自己肯定感の低さゆえに、それを補完できるポジションに無節操に流されていってしまう女。 行動や辿る道筋は正反対のようで根っこの部分ではとても似た物同士のふたりだ。 だからこそ初期の儚くも確かな共振関係が生まれたのだろう。 ユリも単純に華や数に目が眩んだように見えて、そのキッカケを切っているのは実は田母神でもあるのだ。 その後の酷さで忘れそうになるけど、まだボディペイントでバズった直後のユリは、田母神が納得しないならそのバズ企画を取り下げる意思も見せるどころか、 次はあなたが納得する企画をやろうと歩み寄ろうとすらしてるのである。 わずかに芽吹いた成功を喜びもせず、 嫉妬や不全感などでいっぱいにしてせっかく築いてきた関係性を一蹴してしまう田母神に対してである。 あの神のようなパートナーにさえも見捨てられてしまうかもしれない、 その思いが彼女を醜悪なまでの乗り換えに走らせてしまう程であった事は、件のファミレス決別後の重い後ろ姿に痛いほど表れていた。 この神の気まぐれ御加護の打ち止め(というより人は神になれない、人間だものってだけなのだが)とでもいうような状況は中盤に最悪の形でリフレインする。 田母神からユリに対してと同じように無造作に優しさを与えられていた後輩が、その神からおそらく初めて邪険にあしらわれた直後に自殺してしまうのである。 単に図々しいだけの人間だと思われていた彼だが、きっと絶望したのだろう。 『あの田母神さんでさえ自分を見放したんだ』と。 そんな身勝手な話はない。田母神だって人間だ。でも無尽蔵な優しさのバラ撒きは、その優しさの価値判断のコントロールの一切を相手に委ねる事に他ならない。株価の乱高下を放置するようなものだ。 叩きに叩き売られても、命の水のように縋られても無理はないのだ。無償で無尽蔵なのだから。それに耐え得る人間しか神にはなれない。そしてそんな人間はおそらくいない。 こじれた後にユリに送られてくるメールに書かれた理解し難くゾッとするような『献身一覧』を聞いても分かるように、 際限なく奉仕を垂れ流す人間も、それを逡巡なく受け入れる人間も、等しく大事なネジがとんでるのだ。 ある意味でお互い最悪で最高のコンビネーションが生み出したストラグルに雁字搦めになり、しっかりいがみ合い、嫌いと言い合えるような場所にお互いを引きずりだした彼らが宥和の兆しを見せた刹那に再び絶望は訪れる。 一筋縄じゃいかねえな、とかホントどうしようもねえな、とかじゃ治まらないぐらいの滑稽さと不気味さ、ヤバさを携えて人生は続く。 そんな『人間』を完璧に体現するムロツヨシの生理的に受け付けないダンス(あのシーンを90年代の名ドラマ「若者のすべて」になぞらえてる人の視点に目から鱗!)。 あの先にはきっと再びのリレーションシップの復権も商業的成功もあり得ないし、 個人的にそこに残るのも愛と呼べるようなものではないのだろう。 名誉や成功や目先のごっつぁん成就よりも重い感謝(驚)がある。あるのか?それだけで突き動かす事が出来るだろうか?血だらけの自分を。 ただの地獄の日常を『クソ天気いい日』にできるのはそんな盲信だけなのかもしれない。 やっぱ人間ってめちゃくちゃ気持ち悪ぃ。 蛇足 YouTuberのメジャー感、規模感、もろもろには数年のラグを踏まえてもちょっと粗さを感じた。まあそこは全然大事な映画じゃ本来ないんすけど。 リアルだとYURI CHANチャンネルのスタッフが優秀なら優秀なだけ、絶対田母神を切らないと思うんですよね。 なぜならあんな真摯に変なオジサンが座組みにいる事なんてコンテンツとして色んな意味でめちゃくちゃ美味しいに決まってるからで、 YouTubeの本当の怖いところはそうやって強欲に明け透けに何もかも『イジリしろ』に組み込んでいく際限のなさだと思うのです。 おじさんの気持ち悪さの平和利用。いい具合に棘を取って動画にするでしょ。人気YouTuberなら。それに比べたらあのdisり合いの真っ直ぐさは牧歌的ですらある。 あと若葉梅川の見事な空虚さ。一切の中身のない徹底したポジショントーク。人の死ですらも彼にとってはその舞台装置でしかない。梅川の破滅が明示される事はなかったですが、アイツが一番ヤバいです。死に近いというよりほぼゾンビだった。自覚のなさも相まって。若葉竜也あっぱれ。

  • sb5********

    2.0

    ネタバレ新鮮な試みと素晴らしい演技ながら、良くも悪くも期待を裏切られる

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • lov********

    5.0

    想像以上

    後半思わぬ展開に恐怖で体が固まった。 人は、人生に何を望み、人に何を求めるの。 それぞれの配役がとても良い。

  • 114

    5.0

    吉田恵輔は天才

    試写会にて 吉田恵輔待望の新作はYouTuberを痛烈に風刺した、愛憎のドラマ。今まで以上に心を抉られた。抉られすぎた。キャラクターを貫通してこちらまで抉ってくる容赦ないセリフの数々。人間はここまで堕ちるのか…と思うほどに容赦ないキャラと展開。それを通り越した先のなんとも言えない境地に感嘆。吉田恵輔やっぱり凄すぎる。 見ていて一気に持っていかれるのは秀逸なセリフの数々。まるで自分が言われたかのように突き刺さってくるリアルな言葉。見ている間胸の動悸が収まらなかった。必要としなくなった人間に対する、今までの関係を突き放す残酷なセリフの数々が…苦しすぎた。元々会話劇が上手な監督が、間を使ってキャラの心情を語らせるスキルに磨きがかかってとんでもないことになっている。最小限のセリフで最大限の気持ち悪さを表現している。故に、ひとつひとつの鋭さが半端ではない。 恩を仇で返す自己中で狂った女、それによって狂い出して見返りを要求してくる男、事態を悪化させるクソみたいな伝達男。人の不幸も見ず知らずなYouTuber…なにもかもが不快で誰もが酷い。それが絵空事のような存在ではなく、実際に人間ってのはこういう存在だよねと思わせる身近なリアルさ。見ていると、人間すぎて、それを悪とは呼べずにどうしていいかわからない心境にもなる。 というのも、別にお礼なんて〜って言っても、それで図々しかったらムカつくことあるし、今の状況に全くもって不必要なのについてこようとする人がいたらそれは迷惑だと思うし。やられてしまうしやってしまう行為だからそれで糾弾することができない。 これどうしようもないなというくらいに奈落の底な展開を用意しているのにも関わらず、そこから一気に希望へと向かい始めるような監督のストーリーテリングが毎度恐ろしくも晴れやかで清々しく感じさせる。 なんというか、「犬猿」でも「空白」でもそうだったけど、憎しみのゲージが限界突破するくらいになると、タガが外れて本当に嫌いなのか好きなのか分からなくなる。一度狂いに狂ってふと元に立ち返ってみると、驚くほど簡単に人は柔軟になれるような気がする。その説得力が毎回凄い。 人間のことが本当に嫌いになること間違いなし。けれども、本気でぶつかって本気で憎しみ合ってみたくなる。「宮本から君へ」と同じような、ぶつかりあうことで生まれる血と汗の結晶のような「愛」が欲しくなる。狂気の映画。 YouTuberのことをディスっているようにも見えて、普遍性のない一時的なコンテンツへのリスペクトも込めている。しかしながら、今現在のYouTubeの承認欲求と無法状態の金儲けシステムがもたらした惨状は紛れもなく実情として描かれていた。 吉田恵輔監督は毎度文章化しにくい心の禍々しく渦巻くものを抉り出して描く。世界中探してもここまで徹底的かつ滑稽に描く作家はそうそういない。

  • まりん

    5.0

    人間の本質

    試写会にて鑑賞 2年前撮影とは思えないほど今の時代にマッチしてしまった作品、監督凄いね YouTubeに焦点を当てては居るけど 誰もが持っている人間の黒い部分をまざまざと見せつけられる。 散々協力してきたのに、恩を仇で返され狂気を放っていく田母神、登場人物皆ヤバいのだけど、かと言って自分とは違う世界なのかと問われれば、Noとは言えない。 1番分かりやすいのは、自覚が無い悪口伝達男 若葉さんが演じる梅川、映画を見る人全てが嫌なやつだど思うだろうけど、果たして自分はそうじゃないと言い切れるのか 悪気も無く悪口言った事無いか? この映画を見て、自分には全く思い当たる節がなく自覚がない人が実は1番ヤバい人なのかも知れない..... じわじわと日常生活に染みてくる映画です。 役者さんは皆ハマっていました。

  • ken********

    5.0

    きつい話ですね

    人気がないYouTuberと初期の頃に支えていた主人公との話。 仲良さそうだったのに、関係こじれるとつらい。口喧嘩なんかすると、言わなくていいこと言っちゃうからつらい。もやもや感がたまってくるとこうなる。 こういうの他人事じゃないよなー。 きつい話でした。

  • was********

    4.0

    いい人が豹変

    いい人のはずの田母神がゆりちゃんに邪険にされ人が変わっていくシーンが見ものです。 結末もビックリ!切ない映画です。#神は見返りを求める

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