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ベイビー・ブローカー
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ベイビー・ブローカー

BROKER

1302022年6月24日公開

nsa********

3.0

ベイビー・ブローカーと言うよりも

ベイビー・ブローカーという題から、組織的な規模を想像した私。 冒頭教会のような施設の赤ちゃんボックスに 赤ちゃんを置き去りにする女性が登場。 なぜかそれを車の中から見張っている女性が二人。 そして見張っていた女性の一人が 置き去りになっていた赤ちゃんをきちんとボックスに入れるという映像。 何と最初置き去りにしてだけで、ボックスに入れていなかったのだと発覚。 これは本当に危ない。赤ちゃんのことなどどうでもいいのだと思ったが 若いこの母親は街中をうろつくうちに雑踏の中で赤ちゃんの泣き声を聞き、 置き去りにした施設に舞い戻る。 決してどうでもよかったのではなく気が動転していてボックスに気が付かなかったのかもしれないと思った。 急いで施設に戻ると、そこには自分が手放した赤ちゃんがいなかった。 その施設で働く青年が持ち去ったのだった。 青年は辛い施設で育つよりも、 里親を見つけ幸せにしてあげたいと願ったのだ。 しかしやり取りとして赤ちゃんには値段がついた。 だから題名はベイビー・ブローカー。取引なのだ。 やがて産みの母親とともに里親探しが始まった。 知らない間に施設にいた子供も加わり、家族旅行のような様相になっていく。 最初の交渉相手。 母親は、置き去りにしたはずの赤ちゃんなのに、 値切られたことでブチ切れ、商談は決裂。 里親探しは続き 生活は赤ちゃんに付きっ切りの生活で、 (よほど高額でなければ採算は合わないはずと思えた。) 何がベイビー・ブローカーなのかと疑問を抱きながら鑑賞。 ・・・・・・・・・・・ 見終わって 赤ちゃんボックスという存在の是非を改めて思う。 ベイビー・ブローカーという行為が生まれたのは必然なのかもしれない。 赤ちゃんを守るという目的から 偽物のはずの家族が本当の家族よりも家族のようになっていく。 しかし結局人は一人であるという現実。 一人を痛感しているから、家族に憧れるのかもしれない。 この映画は紆余曲折。すっきりとはいっていない。 青年が孤児であったという事実を会話で説明しており、 それを聞いた女性が翌日青年に謝っている。という展開に 安易だと感じてしまい、 青年の幼少期を描くことで表現してほしかったと思った。 母親が子供を捨てたのが、不倫相手に認知されなかったということではなく 殺人者の子供にしたくなかったということを 科白ではなくて映像で表現してほしかった。 今回、科白に頼って物語が展開しているように感じました。 家族とは、観ている観客が感じること。 でも、すっきりと締めてほしかった。

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