作品レビュー(3件)
- takamath
2.0点
もういっこのほうのキャニオンは貴重映像が多く、ドアーズやジョニ・ミッチェルが結構フィーチャーされてたので見ごたえがあったが、こっちはボブディランの息子がカバーするばかりで、またそのカバー曲もイマイチで、かなり見どころがないと思う。 20220608
- yrh********
4.0点
往年の名曲カバーライブとレジェンド達へのインタビューで一時代を再構築
ホスト役はジェイコブ・ディラン。60~70年代ウエストコーストの名曲カバーライブと当時ローレル・キャニオンに集まっていたミュージシャン達へのインタビューで構成されている。誰もが聞いたことのあるだろう名曲をゲストボーカルが入れ替わり立ち替わり歌う。このジャンルに詳しくなくても、音楽好きなら楽しめると思う。 インタビューパートも過剰な演出はなく淡々としている。当時の空気がわかって面白い。ママス&パパス唯一存命のミシェルが有名なバンド内不倫を明るく話している(昔話だからというより根っから「そういう人」なんだろうなぁ)。 個々のバンドや曲は、音楽史の中にあって、みんな影響し合っている。ビートルズに影響を受けてはじまったバーズが、後にビートルズに影響を与える。ビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」からのビートルズの「サージェント・ペッパーズ」の流れ。いい曲を聞けば、自分も取り入れたくなるし、アレンジを加えたくなる。アートもそうだけど、独立した作品としても楽しめるけど時代の流れや関係性を踏まえて聞くととても広がりがあって楽しいし、発見がある。また、それをジェイコブ・ディランが中心となって再構築しているという事実が意味があるし面白い。
- 富樫晴俊
4.0点
姉妹作といえる『ローレルキャニオン』はちょっと学術的でしたが、こちらは、演奏シーン、しかも、この映画のためのライブシーンが多く、とても楽しめます。 この手の音楽、ロックが好きな方は、必見です。 ホストを務めるジェイコブ・ディランは、さすがの音楽好きで、しかも控えめで、好印象です。 クラプトンとザ・バーズとのつながりの話も面白かったですし、CSNYの4人が、未だに強烈なキャラ揃いで、よくバンドが出来ていたなあとあらためて感心しました笑