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FLEE フリー

FLUGT/FLEE

892022年6月10日公開
FLEE フリー
4.0

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3%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(16件)


  • bat********

    4.0

    ネタバレ普通に生きられない過酷さに言葉を失う

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • j9i********

    5.0

    難民を写メる白人と作品を観て涙した自分は同じだと凹んだ

    この作り方はとても良い。 身バレが深刻な事態のなるかも知れない人の場合、モザイクや顔だけ見せない、ということより、こういったアニメーションに置き換えるのは良いと思いました。 本人が画面に出ないニュースや風景は実際の映像が使われています。 ぼんやりとした心象風景のアニメーション表現も良いです。 100の言葉を並べるより1の映像が心にすっと入るときがあります。実写映像よりアニメーションのほうが心の襞が描けるときがあります。 そして、最後の最後、実写の風景となる。 まるで結界が解放されたようで爽やかでにくい演出でした。 私は少し泣いてしまった。 だが、しかし同時に、アニメーションが描く表現の美しさに、観客である自分の欺瞞を感じたこともまた事実だ。と同時に二つのテーマのうちのひとつは、確かにアニメーションのほうが万人受けするだろうとも思った。難しい。 観ながら二つの映画を思い出しました。 幼少期の思い出の兄との凧揚げのシーンで 「君のためなら千回でも」 ロシアから長兄のいるスウェーデンへ行くための苦難の旅路で 「ミッドナイトトラベラー」 彼が最初に語る幼少期の回想シーンでまさかの「テイク・オン・ミー」。 カブールの街でテイク・オン・ミーを聴きながらワンピースを着て軽快に跳ね走る少年の姿を見せられ、キラキラとした思い出を見せられ、どれほど彼が故郷の思い出を大切にしているか胸に来た。 そして、事前に作品情報を仕入れなかったので、漠然とこの作品の中身を想像していたのですが、この最初の思い出シーンで、作品が内包するもののひとつが知り得ました。 (とても印象深かったシーンの一例) 凧揚げ 密航船を巨大客船が見つけたとき、客船の乗客たちがカメラを手に彼らを写しまくる姿 彼が自分の避難民の姿に恥ずかしさを感じたこと お兄さんが彼をクラブへ連れて行って背中を押したこと 他にもたくさん胸がキュッとします。 この作品、彼の思い出話に(80年代)ヒットポップスが何曲も登場します。 彼の思い出ソングに私はなにも言葉が出ない。 なんというか上から目線になりそうで。 巧く言葉にできない。 home it's some place safe これは故郷を追われた一人の少年がホームを手に入れるまでの物語。 ホームという言葉は様々なものを包括する。 本当に彼がホームを得たと実感しているかはわからない。 彼の心の内を彼自身が知るのももっと後のことかも知れない。辛い旅路を生き抜いた人の心が自身をも欺いているのかも知れない。 きっと彼の出身を知った人は彼に言うでしょう。 アフガニスタンにいたら、あなたはありのままの自分を出せなかったでしょう。自由に生きられなかったでしょう。こっちに来れてよかったね。 その言葉は他人が言ってよい言葉ではないと思う。 それでも、エンディングに映る美しい緑の地と彼のパートナーが、彼の安住の地、故郷となればよいと願います。 また、バラバラの場所で生きることになった家族の皆様が心穏やかな日を取り戻せていることを願います。 多くの人は見た目で他者を貶めます。 これからもあなたにいらぬ言い掛かりをする人はいるでしょう。 あなたの多くの同胞があなたと同様、家族を助けるために多くの犠牲を払い、献身を受けた家族があなたのように地位の向上を目指して切磋琢磨している姿を見ます。 どうかパートナーがあなたの安住の地となりますように。 ヨナス監督は、友人の人生の物語を誠意ある記録映像に仕上げたと思います。

  • ybn********

    4.0

    ネタバレ同性愛者はいない、とされる国で育ち、難民として掴んだ幸せ。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 石岡将

    5.0

    心に残るシーンの連続

    映画の表現方法や扱われる題材が広がったお陰で、これまで描かれる事のなかった人間の物語が、まさしく当事者一個人の視点から表現される様になった。この映画もそんな貴重な作品。 劇場で観れて良かったと強く思う。

  • 重村牧男

    5.0

    兄よ、なぜゲイクラブの場所を知っている?

    祖国と同性愛 この二つのしがらみから、自由を手に入れるまでを描いている。 因みにこのタイトルの『FLEE』は、自由の『FREE』ではない。 自分らしく生きることの難しさを描いたアニメ映画であり、ドキュメンタリー映画である。 まずアフガニスタンという全く我々日本人には分かりにくい珍しい国の実情を描いている。 中国映画もであるが、 この国でも『君のためなら千回でも』のように「凧」は幸せの象徴として描かれる。 ここを脱出するまでの苦難の道は映画で観てほしい。 私はクルーズ船によく乗っていたが、むしろそちら側の無力な人間。 コンテナなんぞに閉じ込められたら、閉所恐怖症の私は即狂い死んでしまうだろう。怖い… 全てがそうではないが、撮るだけのマスコミの無責任なエセ人権にも頷ける。 阪神・淡路大震災の時に経験済みだ。 アミン一家はアフガニスタンにおいては、 まだマシな家庭だったことも推測できる。 きっと夢半ばで潰えた人々や、お金がない家庭なんてざらにいたであろう。 しかも性に対して開放的である北欧に辿り着いたこともラッキーである。 モスクワのマクドナルド1号店、 できた頃に私も訪れた。 でも当時、青い眼のロシア人以外の人種はとても怖かった覚えがある。 視線が変わるとこうも変わるのか。 ただ警察に騙されないようにしないと、という気持ちはアミンたちと同感だった。 (ベスト10、アニメ賞、ドキュメンタリー賞候補)

  • jen********

    4.0

    ネタバレ故郷とは個が否定されない居場所なのか。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • Dr.Hawk

    3.0

    ネタバレエンドロールで怖さが倍増するので、、CV欄は目を凝らして観てくださいね

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • dtm********

    4.0

    匿名性の意味は観ればわかる

    今年のアカデミー賞で長編アニメーション映画、長編ドキュメンタリー映画、国際映画(旧外国語映画)の3賞でノミネートされた異色の作品だ。内容は事実に基づいている。アミンというアフガニスタンからデンマークに亡命した青年の実体験が映画の内容となっている。  映画はなぜアニメという様式をとらなければならなかったかは、観れば明らかだ。映画では亡命生活者が体験する様々な現実が描かれている。それらはどれも一般の市民生活からは想像もできないものばかり。主人公はアフガンのカブールから一家で亡命をする様子を詳細に伝えている。多少幼稚な技術のようで、やや退屈に思えなくもないアニメの場面の数々は、時に線画アニメに転換する。その転換にも演出的な意味合いが込められている。  そもそもアミンという主人公の名前すら本名ではないのかもしれない。移民たちは違法なブローカーで安全な国を目指さなければならない。そのためには虚偽の経歴を持つこともありうる。アミンもそうした虚偽の経歴でデンマークに移民として受け入れられた。  本国に送還されたらどんな運命が待ち受けているかわからない。そんな生存の危機と直面しながらデンマークで生活を送る。その様子はクルド難民を主人公とした邦画「マイ・スモールランド」にも共通する。  また本作のもうひとつのドラマがアミンのゲイの事実。この扱いも映画では大きなポイントとなっている。

  • kur********

    5.0

    日本に生まれてよかった

    アニメかと思いましたら、所々に当時のニュース映像も入っており、悲惨な様子が伝わってきます。 ニュースでざっとしかみないし、何となくしか知らなかったけど、改めてじっくり見ると、国に追われるって想像しがたい苦しみだと思います。 見終わって思ったのは、日本に生まれてよかった。 給料安い、生きにくいだの言うけど、こういう映画見ると贅沢な悩みだなと思います。平和ボケしている日本人にこういう映画を見てほしいです

  • mnk********

    4.0

    アカデミー賞をあげたかった。

    観客である私は苦労知らずの日本人なので、主人公の苦しみは分かりかねる。 知ったかぶりで偽善の感想は控えたい。 ただ、本作は忘れてならない大切なドキュメンタリーであること。 幸福を祈りたいということ。 この2点だけは深く胸に刻まれた。

  • habibtajjeb

    5.0

    ネタバレ辛いだけかと思ってましたが。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yun********

    4.0

    どうか幸あれ。

    主人公は子供時代にa~haのテイクオンミーを聴いている。テイクオンミーはアニメのMTVだが、意味のある演出なのだろう。北朝鮮を舞台にした脱北のノンフィクションアニメ『トゥルーノース』と重なった。 辛いんだろうな、と、かなり覚悟して臨んだが、まさしく今見るべき作品だった。 声優がナチュラルで引き込まれた。 私は辛いことがあるとすぐ死にたくなるが、何としても生きたい人間は強い。人間なんてどうせ死ぬのに。 勇気をもらった。観て良かった。

  • fpd********

    4.0

    胸が締めつけられる

    このような悲劇が今もこの地球上で現実に起こっていると思うと、胸が締め付けられる。アニメーションとところどころではさまれる実際のニュース映像が、何とも言えず迫ってきて、心が痛い。我々にできることは何なのか、考えさせられる。

  • kaz********

    4.0

    胸が張り裂けそうになる主人公の半生

    自分の身バレが起こると、主人公と家族に危険が迫るかもしれないとの事で、アニメで描くドキュメンタリーとの事。 アフガニスタンで紛争が起こり、主人公アミンと家族はロシアへ観光ビザで逃げた。 ロシアに逃げたものの、観光ビザなので、すぐに切れ、不法入国者となり、世間から隠れて生活するようになる。 それでも買い物なので出かけ、警察に捕まる事もあるが、腐敗しているロシア社会。袖の下で、とりあえずは逮捕だったり強制送還からは逃げられた。 そんなロシアにも嫌気をさし、長兄が住んでいるスウェーデンを目指し、密入国業者をあてにし、船での出国を試みる。 ボロい船での出航は失敗し、湾岸警察に捕まり、ロシアに戻ることになる。 それでも亡命の夢を見る主人公と家族の過酷な生活を描いています。 題材が題材なのでアニメは暗いものになっていて、北朝鮮の強制労働所を描いた「トゥルー・ノース」を思い出した。 こういう暗い事実を表現するにはアニメを選択したのは的確かもしれませんね。「火垂るの墓」もアニメだからこそ、胸に詰まるものもありますし。 この作品でははしばしで、現実のニュース映像が挟まれ、それが当時、現実に起こった事だと深く認識させる手法もすごい。 映画「マイスモールランド」や、最近起きた入管での死亡事故と、なにかと日本でも問題になり移民、難民問題を分かりやすく、切実に訴えかけられる。 祖国がない、アイデンティティがないって事は非常に辛いですね。逃げに逃げまくった人生、とりあえず無事に生きているので、これからは幸せを掴んでほしいと切に願ってしまう。 上映館も少なく、平日の昼間だとしても少ない観客。宣伝が行き届いてないな。アカデミーもノミネートとはいえ三部門もあるんだけどね。残念。 タイトルがFLEEって、自由を求める映画だからFREEと混同していると、おバカな事を思いましたが、FLEE(逃げる)って事なんですね。バカを証明しちゃいました。

  • wak********

    5.0

    それでも生まれてきてよかった?

    どの国の何人として生まれてくるのかでこんなにも人生が異なる理不尽を見せられた。やはり人間はこの先も同じことを繰り返すならば早く絶滅したほうがいいと感じた。

  • ken********

    5.0

    真実に胸が詰まる

    アフガニスタンから脱出した青年のアニメドキュメンタリー。 国を追われるっていうのはつらいこと。 脱出先のロシアが腐敗していてこれまたつらすぎる。 逃げる人生ってどんななんだろう。 こんな経験をせずに済んでいるのがなんと幸せなことか。 淡々と語られる真実に胸が詰まる。 ほんと生きててくれてよかった。

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