あらすじ・解説
郊外のスクラップ工場で働く二人の男。40歳を過ぎて独身の秋本太一(足立智充)は、不器用な性格で上司からも取引先からもばかにされていた。一方、妻子のいる谷口渉(玉置玲央)は要領よく世の中を立ち回っている。それぞれ退屈で平穏な日常を送っていたが、ある夜の出来事をきっかけに二人の運命は大きく狂いだす。
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予告編・動画
作品レビュー(2件)
- GANG
4.0点
なんかありそうな職場、日常のシチュエーションから、どんどんエスカレーションしていく様が面白い。登場する人は浮気とか、人が死んでも何とも思わないような奴らばかり。邦画の良い意味での空気感も伝わって、どっぷりと鑑賞できました。
- Idz
5.0点
「ホペイロの憂鬱」「教誨師」 さて、今回はどんな作品かとワクワクしながら、東京から片道2時間以上かけて横須賀までやってきた。 ヴェンダースのようなロードムービーから、善人がレールを外れていく「ファーゴ」さながらの雰囲気に。 かと思えば後半になると、観るものの想像を超える展開はリンチようでもあり、奇をてらったところはまるで鈴木清順の世界。 一体、何が善で何が悪なのか? どれが正しくてどれが間違いなのか? 油断してるとあまりの疾走感に判断能力を失いそうになる。 しかし、善悪基準の曖昧な世の中でも、何を一番大切にしているか観てれば伝わってくる。 映画の面白さは色々ある。 「いい映画」と「面白い映画」は違う。 大勢の方々が真面目に、しかもそれぞれ違う方向に向かって演技をしているのが実際の世の中っぽくて怖い。 真面目、迫力、疾走感、裏切り、他人の目線、そして家族愛。 見どころがふんだんにあり、また、笑わせる。 少し日本的ではないが、「面白い映画」として星5は正しい評価だと思う。 最後に、佐向監督サインありがとうございました。
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