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ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行
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ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行

THE STORY OF FILM: A NEW GENERATION

1672022年6月10日公開

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5.0

怒涛の111本、どの点(映画)と点が繋がるのかお楽しみ

このマーク・カインズ監督はドキュメンタリー畑の方ですが、まず映画の歴史書として「story of film 」という本を上梓されました。 それが好評を受け、TV番組用として 1000本の作品を取り上げ解説した「story of film」を作られました。 本作品は、その続きとなる作品でTV様ではなく映画としてあらためて作られました。 今も映画は進化している、ということで取り上げられる作品は2000年代+参考としての古典です。 20世紀は映像の歴史であります。 そして映画の時代でありました。 21世紀に入りずいぶんたち、シネマというもの映画館というもの、映画館で映画を観る意味が揺らいでいる現在、とても愛おしいドキュメンタリーでした。 テーマ毎に作品が取り上げられますが、素人観客として毎度ぼーっと観て、あー面白かった、レベルの感想しか持たない身としては、解説される技法の効果や、実はこの作品のこの部分は凄いんです等の説明は、ほぅ、そうなんだ、となりました。私には「ハイ・ライフ」というSFが全く面白くなかったのですが、ここでその作品が取り上げられていて、あぁそこまで自分は掘り下げられてなかった、作り手の手を掴めていなかったと、改めて、どんな作品にも素晴らしい表現が提示されているのだと反省もしたり。 また、作品の技法について、同様の例として古い作品も取り上げており、これとそれが繋がるのかと膝を打ったり。 例えば、「猿の惑星/聖戦記」に対して、「白雪姫」、「万引き家族」に対して(小津安二郎の)「麦秋」が比較として出てきます。 取り上げられる作品には唸らせられます。 沢山登場したから記憶から抜けてるかもだけど、ちょっと思い出すよ! ウガンダ、ザンビア、セネガル、アルジェリアチュニジア。 台湾、日本、韓国、中国、フィリピンからも。 アルゼンチン、チリ。 西欧州、東欧州、ロシア。 オーストラリア、ニュージーランド。 インド! すごいのは、北朝鮮!北朝鮮から密輸入した作品で、国民に西側は国民を洗脳してるのよ、というプロバガンダ映画だと思ったら北朝鮮映画のフリしたニュージーランド人が作った作品、というはちゃめちゃも登場。 あと映画館! スペインの映画館凄い!なにこのまるでクリスマスのルミナリエ。ドキュメンタリー専門映画館ですよ。 “映画を観るのは眠りにつくのと同じ” というナレーションで始まります。 そして、掴みで「ジョーカー」「アナ雪」が登場します。この二つの世界的大ヒットの共通事項は、自己の解放。観客は主人公に自己投影し、聖地巡礼をする。 キーワード毎に作品が取り上げられ、2部構成となっています。キーワードもちょっと他で見るような映画解説と一線を画しています。点と点を繋いで線にしていくのだけど独特。 前半は「映画言語の拡張」後半は「私たちはなにを探ってきたか」後半は主にドキュメンタリー作品を解説します。 作品から伝わるのは、このマーク・カインズという作り手の映画への造詣の深さ、愛、映画館で映画を観ることへの価値、そして、映画の未来についての考え。 特にドキュメンタリー映画についての解説は滅多に聞く機会もないので必見です。腹話術って言うんだね。 〜〜〜 日本で上映した作品、上映はあったが特定の映画祭でだけ公開された作品、未公開作品色々あり。 「神々のたそがれ」の登場には、あのぐちゃぐちゃ世界が脳裏に蘇り。 「エヴォリューション」が出て、うぁ、周りで誰も観た人いなくて観たことが幻だったんじゃないかと思っていたので嬉しくなり。 「ベイビードライバー」ミュージカル? 「イット・フォローズ」ちょっともう一回観たくなった。 「ホーリー・モーターズ」このドキュメンタリーでこの作品が出ない訳ないよね。 「アウト・オブ・キリング」の二部作に人間の残虐さを思い出し。 「リヴァイアサン」の最初のシーンは生臭かったわと思い出し。 「ソング・オブ・シー」の愛らしさを思い出し。 「幸福なラザロ」の神秘と世俗を思い出し。 「DAU 退行」はまだ絶賛どっかで公開中。 ニッチな作品が多いけど「スパイダーマン/スパイダーバース」や「ブラックパンサー」なんかも出るよ。 〜ー〜 観てないので観せて!憶えている一覧(忘備録) 「クレイジーワールド」ウガンダのコメディ 「血の抗争」インドの仁義なき戦い(5時間!) 「銃弾の饗宴」インド版ロミジュリ(ここで出るダンスは世界一ですって) 題名忘れた、エストニアのファンタジーホラー。 今絶賛上映中の「アンラッキーセックスまたはいかれたポルノ〜以下略」のジューデ監督のドキュメンタリー作品。この監督いつか国民から背中刺されるんじゃないかと心配。 アメリカ憲法修正第13条のドキュメンタリー。 「理性」インドのドキュメンタリー。 「テセウスの船」インド。東京国際映画祭でやったの憶えてる。観たいと思ったのに観れなかったの。 「プロバガンダ」北朝鮮作品のフリをしたニセドキュメンタリー。

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