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KIMI/サイバー・トラップ

ムービークリニック

3.0

ほし みっつ

スマートスピーカー(AIスピーカー)の音声解析ってあるんだ。もしかしてSF? ただ物品の注文だとかは、言った言わないがあるかも知れない。音声記録というのは必然的なのかも知れない。それをランダムに抽出して監視する職業。あっても不思議じゃない。 SNS投稿も不適切なものの監視って行われてる。閲覧した人の違反報告ってのもあるよね。 ただランダム抽出だからこの映画のように事件性に当たるのはほんの僅かな可能性なのかも知れないね。映画では管理する会社は、そんなのほっとけトラブルはゴメンだスタンスであった。 ここから主人公は、正義に立ち上がるのだ。 本人の受けた理不尽な事件のことも暗に匂わせるね。 オーシャンズシリーズの監督ソダーバーグのサスペンス。コンパクトに仕上がってて観やすく、軽いドキドキ感と素人がプロの殺し屋に追い詰められ反撃に転じるリベンジアクションも楽しめる。こじんまりだけどね。 主人公は音声解析の仕事で生計を立てている。 しかし過去の事件のトラウマで広所恐怖症で外に出るのは無理。引きこもりでリモート仕事。 近隣の音や訪問客への神経は尖らせている人物。ドアの鍵も内部ロック充実。 防御力は完璧か? 本人もスマートスピーカーを利用。部屋の電源からネットショッピング、BGMの指示まで声で操作。 観てる方の想像としては、食べるものはネットで買える。衣類なんかも。 考えると生活できちゃうんだなと妙に感心。 そこであっちの方(笑)は、となると。向かいのアパートの窓越しの彼氏にメールでやり取り。 「美味しそう」「ああ、近くのレストランのだよ」「そっちじゃなくて」 このやり取りで誘うのだった。サイバー的お付き合いが斬新(笑) 物語は、事件性を取り合ってくれない会社を尻目に犯罪アドバイザーやらFBIに訴えようとするも、犯罪の元凶は高い地位にある人物。訴えの手助け会社はすでに犯人の手が回り殺し屋が音声データを回収に主人公に迫る。 無理して外に脱出した主人公に襲い掛かる殺し屋たち。 サイバーを駆使するかと思いきやここからは行動と抵抗しかない。 多少の伏線を使いながら殺し屋と戦うのだ。スマートスピーカーも巧みに利用。 ラストバトルは、弱々しいかと思った主人公の容赦ない反撃が見どころである。冒頭の騒音シーンの伏線が最後に使われる。伏線の使い方はとてもわかりやすくて気持ちいい。 犯罪を掴んだスマートスピーカー、音声記録、監視体制、探られる生活状況。 スマートスピーカーは『2001年宇宙の旅』を彷彿させるある意味恐怖のマシンであるのだ。

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