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さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について

FABIAN ODER DER GANG VOR DIE HUNDE/FABIAN: GOING TO THE DOGS

PG121782022年6月10日公開
さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(4件)


  • cha********

    4.0

    案外、シンプルなラブ・ストーリーだったのね。

    主人公ファビアンは、自身の従軍経験(当然、第一次大戦:1914-1918であろう)を語る場面があるので、映画の舞台に設定されている1931年には30代半ばと推測される。 そして終盤で、ファビアンがベルリンを離れる時、後年「水晶の夜」と呼ばれることになるユダヤ人襲撃事件が起こるが、これは1938年なので、映画の中で、案外と長い時間が経過していたわけである。ファビアンも40代に達していただろう。 以上のように、1931から1938までの、ドイツが狂乱の時代に突き進む中でのストーリー展開だが、親友ラブーデの悲劇を除いては、時代との関わりはあまり描かれない。代わりに描かれるのは、魔都ベルリンの混沌と退廃である。このあたりの描写はいささか退屈で、また手持ちカメラによる撮影で画面が落ち着かず、いらいらした。(終始、煙草の煙がたちこめているのも一因)。 さて、何もかも失ってベルリンを去ったファビアンに、少なくともコルネリアだけは真心を捧げていることがわかり、少し映画のトーンが明るくなる。案外、シンプルなラブ・ストーリーだったのね。ところが、最後の5分間で ・・・ 。不条理というか、拍子抜けというか、なんともやるせない結果となる。 もし、ファビアンが落命せず、コルネリアとの物語を紡いでいったとしても、間もなくドイツは、ポーランドに侵攻し(1939)第二次大戦に突入する。この二人の運命がどうなっていたか、あまり考えたくもないような状況だが、結局、そうなる前に物語は断ち切られた。 鑑賞後に、もやもやした気分が残る映画だが、主演女優のサスキア・ローゼンダールが好きなので、星4つにしておこう。「ある画家の数奇な運命」(2018)でも彼女と共演した(といっても叔母と甥の関係だが)、トム・シリングも好演。

  • Dr.Hawk

    3.0

    ネタバレ選択というか、随分と流された人生だったように思う(意味深)

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 高橋 延治

    2.0

    哲学系?

    戦前のナチスが台頭する直前の、ドイツ中が不況にあえいでいたころに青春を送った若者たちの群像劇。格差、貧困、退廃・・・が、次々に現れて、当時の社会ってこんなだったのか?・・と驚嘆するとともに正直混乱。ストーリーの流れを「理解」するだけで脳みそフル回転。 主題となるのは、ラブストーリーだが、ラストのあまりに理不尽な結末が「えっ」。 悲劇でもないし、かといって歴史/社会派でもない。「世の中は理不尽」って言いたかったのか? この時代である必然はあったのか? 正直良く解らない映画だった。

  • wvkcy

    3.0

    長編ですが

    長編ですが、冒頭から不思議な音楽使いと斬新な映像に引き込まれて楽しめました。30年代の建物やファッションも素敵。劇中の詩や朗読も印象的で、ケストナーの原作を読んでみたくなりました!

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