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炎の少女チャーリー
2022年6月17日公開

炎の少女チャーリー

FIRESTARTER

952022年6月17日公開

illbeback1229

1.0

チャーリーはこの後はあそこにスカウトされるのかな?

20世紀後半に生まれた我らが中年で映画大好きな方達なら知っているであろうモダン・ホラー小説家であるスティーヴン・キングの「ファイアスターター」を映画化した1984年の「炎の少女チャーリー」を現在のホラー映画を牽引している映画会社「ブラムハウス」がリメイクしたのが本作。  1984年版は全米初登場1位となり主演も「E.T」のドリュー・バリモアが主演した事で話題になった。  1984年版と違うところと言えば大幅に違うのはラスト辺りであれを観客達はどう捉えるかで評価が違いそうだが、そもその1984年版もそんなに評価が高い訳ではないから前作の方が良かったと感じた人は本作の評価はもっと下がることになるだろう。  自分は前作の方が良かったと思っているので、本作に対しては大変申し訳ないがリメイクする必要があったのか?という疑問しか残らなかった。  本作は「家族愛」というテーマも含まれていると思うのだけれど、前作にはまだそれが伝わって来たのだけれど、今作は「愛」というより「使命」みたいなものに変わっている気がしてならない。  また今回は醍醐味である「炎」もバレバレのCGなので迫力が伝わって来ず、これは当時はCGなんて無いから本物の炎を使用した1984年版に軍配が上がる。  ラストもスティーヴン・キングが時折やっている主人公の「孤独感」も描いているのに、本作を観る限りそれがないのも物足りなさが残ってしまい、まるでこのままもしかして「X-MEN」にスカウトされてしまうのか?みたいな想像を抱かせてしまった。  チャーリーの父親役を演じたザック・エフロンも「ハイスクール・ミュージカル」のティーンエイジのイメージを脱却し父親役をチャレンジしたみたいだが、彼の事は嫌いではないがどこか「父親」というイメージが浮かんでこなかったので、今後はこういったホラー系ではなく人間ドラマ系で父親を演じた方が幅が広がっていくと思う。  それ以上に疑問に思っているのは特徴的なホラーを提供している映画会社「ブラムハウス」は何故今作を製作したのだろう?  1984年版が全米初登場1位を記録したから今回も行けると踏んだのか、本作を観るとヒットする予感がまるでしなかった。  ヒットさせるにはチャーリーの父親のように相手の思考を操作する能力を使って「本作を観ろ~」と暗示にかけるしかないだろう。

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