作品レビュー(12件)
- rdj********
5.0点
ウォン・カーウァイ製作総指揮のナタウット・プーンピリヤ監督による作品、ということが全てのような気がする。映像、音楽、演出において、ウォン・カーウァイワールドを十分感じさせるが、そこはタイ人監督によるタイのロードムービーで、終わりのテイストも違う。ウォン・カーウァイ作品の大ファンならちょっと物足りない気がするのかも知れないが、これはこれでカーウァイ作品のファンにとっても新境地なのではないかと思う。少なくとも自分はそう感じた。おそらくプーンピリヤ監督もそこは少し狙っていたのではないかと思う。おかげでカーウァイ作品をまた観たくなり、4K版を観に行くのであろう。まんまと営業に乗せられている自分に気付くのであった。上手いなぁ。
- ken********
5.0点
余命宣告を受けた青年と親友の旅路。 元カノとの思い出も素敵で切ないですね。B賞は、もっと切ない話ですが。本人の裏でいろいろ人生は巡っていくものですね。 音楽もよく素敵な映画でした。 好みだった。
- wxj********
5.0点
ネタバレ青春の、罪と赦しの人生再生物語
このレビューにはネタバレが含まれています。 - Dr.Hawk
3.0点
ネタバレ人生の最後に言いたい言葉が「さよなら」であるはずもなく
このレビューにはネタバレが含まれています。 - cas********
5.0点
ネタバレよく練れた脚本で面白かった
このレビューにはネタバレが含まれています。 - dec********
5.0点
親友2人がタイとニューヨークを行ったり来たりすることで、観客も観光しているように各地の街の風景を楽しめます! そして、肝心の旅の目的は、実ははじめから仕組まれたものでした。 親友2人の馴れ初めの物語と捉えるとただの恋愛映画ではなく、それぞれの人生にとって幸せとはなんなのか?何を求めていたのか? が見えてきます。主人公にイライラする方もいるとは思いますが、彼は自分のことを良くわかっています。だからこそ、「友と呼ばせて」と。 ララランドでは閉じられた2人だけの恋愛について語られましたが、この作品はオムニバス形式で進みます。多重構造なので、旅が進むにつれて主人公をはじめ、周りのキャラクター達の人間性が深まっていく。 「この彼女と付き合っている時はこんな人柄なのに、次の彼女と付き合うとこんな面もあるのか!」と人間の奥深さを見事に表現。 役者さんの表現力も素晴らしいかったです! 音楽もよく、話のテンポも早いので飽きることなく見れました! おそらく邦画では表現できない類の雰囲気です。お涙頂戴の結末でなく、実際にこんな具合で人生ってつづいていくよねといった感じの結末。 恋人と見に行っても大丈夫な良い作品です!
- イゲ
4.0点
本作の監督の過去作。カンニングの映画がメッチャ自分好みだったので鑑賞。 本作も期待以上に良かった! 本編で流れる音楽が全て良い! これに加え色彩豊かな映像美! 音楽と映像だけでも満足度は高め。 白血病のウード。 ニューヨークでバーを経営する彼の親友のボス。 この二人を中心に進むロードムービー。 余命幾ばくもないウードがニューヨークにいるボスをタイに呼び、ウードの元カノ達に車で再会して行くストーリー。 再会する毎にウードがスマホである作業をするシーンが悲しい。 こんな感じで展開すると思ってたらそれは前半の話。 本作は二部構成的な感じ。 後半はメッチャシリアスな展開。 親友のウードとボスの生きてきた違いや、ある出来事が後半で明らかになるストーリーに引き込まれる。 カクテルを作るシーンがカッコ良い。 序盤のタイトルバックでカクテルを作るシーンがお洒落! カクテルは美味しそうではない(笑) ストーリーは一貫性が無い感じだったけど、それぞれのシーンはとても良い。 素敵な短編映画を沢山観た感じ(笑) ウードの他界した父はラジオのDJ。過去の番組を録音したカセットテープが車で流れるシーンが良い。 音楽も良いけどトークの内容がその時のシーンとシンクロしている感じが印象的。 ラストも良かった! BMWのクラシックカー。 メッチャカッコ良いです( ´∀`)
- ta7********
3.0点
お洒落でスマートなのは見かけだけ、お馬鹿野郎2人の感傷ごっこ
まあなんとオシャレな作品でしょうか? 「舞踏会の手帳」よろしく過去関わりのあった女性を訪ねてゆく、白血病で余命僅かとなったから。色とりどりのカクテルを中心にカラフルにスマートな映像が目くるめく展開される。話の基となるニューヨークでのエピソードもしっかり現地でのロケーションで構築。カセットテープの軸の回転と殆どクラシック状態のBМWのタイヤの回転を重ねるボップな映像、そしてダンス教室でのおばさんとのダンスに明らかなようなコメディー要素。ゆえに話の深刻さと反比例の「軽さ」が全編を覆う、まるでミュージックPVのように、良くも悪しくもですがね。 主演の男2人も登場する女性達も結構な美形揃いで、前述の華麗な映像だから十分に満足してしまう。ラストのバックミラーに写る2人なんて、チャーミング過ぎますね。さらにマンハッタンでの住まいが超高層階のペントハウス?ってオシャレ過ぎるどころかあり得ないリッチで呆れてしまう。時系列が相当に入り組み、それに伴い事実が少しずつ明らかにされる作劇は巧妙ですが。 要するに主役のボス(って名前です)は、事情で超リッチな同世代のコブ付きおじさんと結婚した姉のお陰で、所有するホテルの女性バーテンダーであるプリムとラブラブとなり、姉夫婦の財力に完全依存で前述のマンハッタンへ。そこで女の働く職場のタイ出身男性ウードと実質三角関係に。思わずボスに投げかけたウードの嘘が総ての発端だったわけで。プリムを仕留めるのに失敗したウードが、ボスを騙し、自暴自棄となったボスがチンピラに絡まれ地下鉄の線路に落ちてしまう、見かねてボスを救ったウードは「命の恩人」と讃えられ、ボスのペントハウスに「友人」として同居を始める。その後ウードはダンサーやら女優の卵とイイ仲となってしまい。ボスと共同経営のバー開店を拒否してダンサーとタイに帰ってしまった。 あらためてまとめると酷い男ですねウードは。何故か化学療法は拒否して死を覚悟したものの、友人をニューヨークから呼び寄せ、運転手をさせ、かつての嘘を告白しポスにプリムを引き合わせたら、なんと、化学療法を受け入れ生きてゆくだと、悲しみのお涙頂戴もドッ白け。ウードはラストで死んで頂かなくては映画にならないでしょ。手の平返すとはこのことで、観客に対するウード同様の裏切りですよ。しかし、しかし、強がり言っても姉の財力依存の所詮ボンボンでおまけに女に対し独占欲が強いときているボスも「ヤリチン」なんてセリフも出るくらいに軽い男です。札束でウードのモトカノの撮影を中断させるような男でしょ、ウードに羨ましがられる訳で、仕打ちの根源もここにありでしょう。よって2人のお馬鹿野郎による感傷ごっこって訳。 ウォン・カーウァイが製作総指揮の色濃く、しかし香港もかつての香港ではなくなってしまい、ウォンも新作が出来ない様相。時代も変わり、なんとなくその色彩は色褪せました。
- lo_********
2.0点
ネタバレ相手の善意につけこむ怪物
このレビューにはネタバレが含まれています。 - dec********
2.0点
ネタバレどこがいい話?
このレビューにはネタバレが含まれています。 - tpo********
4.0点
本日一人で観賞しました。最近タイの映画やドラマにちょっとはまっています。 タイ人の俳優さんて、とてもカッコいいんですよねー。この映画のお二人もスゴくカッコよかった。ウードなんて髪の毛ないのにカッコ良かったし。お話も良かったです。映像もおしゃれでしたし、タイの風景がスゴく綺麗で、行ってみたくなりました。
- とし
4.0点
2022年7月18日 映画 #プアン友だちと呼ばせて 鑑賞 最近、タイ映画を見る機会が増えてるのは、いい作品が作られているからなんでしょうね。 この作品も #ウォン・カーウァイ 製作ということもあるでしょうが、素晴らしかった。 今のところ今年1番 @FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました