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ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言

FINAL ACCOUNT

942022年8月5日公開
ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言
3.5

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(4件)


  • mos********

    3.0

    現代日本にも通じる人間の本質

    ナチスドイツに関係した人々の証言録をまとめたドキュメンタリー映画でした。 特に印象的だったのは、 「私は知らなかった。」 「私は関わっていなかった。」 「非を認めると、私は自分を汚してしまう。それは嫌だ。私はヒトラーをとがめない。」 と言った元親衛隊員達の言葉でしたが、今まさに統一協会との関係が問題になっている自民党のお歴々が、似たらしき言い訳をしていることを見るにつけ、国や時代が変わっても、人間の本質的な負の要素は変わらないんだと実感したところです。 映画としては、かつてナチスに関係した人々へのインタビューと、ホロコーストが行われた強制収容所の映像を繋いだものでしたが、今ひとつまとまりが感じられず、その点ちょっと残念でした。ただ彼らの言葉は過去の歴史ではあるものの、現在、そして未来への教訓として、脳裏に刻むべきものであると思ったところです。

  • bab********

    4.0

    今日本でも起きうる話

    被害者があんなことされたこんなことされた、と事実を伝えるものは沢山あるが、加害者側のインタビューを集めたものは少ないので興味深く観させていただきました。 映画として脚本があるわけではなく、被害者からの対比のコメントもなかったことが、逆に真実に迫っていて良いドキュメンタリーだと思いました。 当時ドイツで行われた蛮行に対して 声を上げる勇気が果たしてどれだけの人にあったでしょうか。 戦争状態でなくても、 例えば会社の上司に「やれ」と言われたら ノーと言えずに従うと思います。だって、それが仕事だし、ノーと言ったらクビになるかもしれない、と思うから。 綺麗事じゃない、それが戦争状態にある国民の姿だと思える内容だと思いました。 今でも答えは出ませんが、 罪とはどこまでが罪と認識するのか、という重たいテーマを突きつけられました。 これって、世の中のいじめと同じで、 クラスメートがいじめられている。 自分は見たことがない。でも、噂は聞いたことがある。この人に罪はないのか? いじめられているところを見たことがある。でも、止めに入ったら自分がターゲットになるかもしれないのでスルーする。この人に罪はないのか? 直接叩いたりいじめたりする人は罪はある。 その人は自発的なのか、誰かに命令されて実行したのだとしたら、その人の罪はどこまで重いか? こういうのと同じ心理が多くの国民に働いてホロコーストがとまらなかったとしたら、ドイツやヒトラーだけのことではなく、どの国でも起こりうることだと思うと本当に怖いです。 今回のインタビューで公開されたのは 取材された人のほんの一部ですね。 印象的なのは、少なからず罪の意識を持った人であっても、その良心は戦後に徐々に取り戻されたもので 戦争当時は疑問にも思わなかったことが とてもリアルでした。その人たちが敗戦で立場が悪くなってからのコメントも併せて書きたかったなと思います。 映画を通じて、罪とはなんだろう? そんな意見のやり取りを周りの人とできることが大事だなと感じました。

  • ron********

    3.0

    面白い。 非常に伝えたいことが強い意欲作。

    ヒトラー率いるナチス支配下のドイツ「第三帝国」が犯した人類史上最悪の戦争犯罪、ユダヤ人大量虐殺【ホロコースト】に関わった人々の証言を記録したドキュメンタリー。 イギリスのドキュメンタリー監督ルーク・ホランドは10代の時に家族がホロコーストの犠牲者だったことを知った。 「祖父母を殺した人間を捜す」という目的で、2000年代にこのプロジェクトに着手する。 実行犯に会うことは無理でも、彼らの仲間には実際に会うことができるかもしれない。 ヒトラーのために腕や銃を振り上げた人たち、残虐な罪を犯した人たちを通して、ホロコーストが繰り広げられた背景を理解できる。。。 ホランドは2008年から10年の歳月をかけて250以上のインタビューを敢行する。 ホロコーストを直接目撃した、生存する最後の世代である彼らは、ナチス政権下に幼少期を過ごし、そのイデオロギーを神話とするナチスの精神を植え付けられて育った。 長きにわたって沈黙を続けてきた彼らが語ったのは、ナチスへの加担や受容を悔いる言葉だけではなく、「手は下していない」という自己弁護や、「虐殺を知らなかった」という言い逃れ、果てはヒトラーを支持するという赤裸々な本音まで、驚くべき証言の数々だった。 監督は証言者たちに問いかける。 戦争における“責任”とは、“罪”とは何なのかを。 当時の貴重なアーカイブ映像や、武装親衛隊のエリート士官、強制収容所の警備兵、ドイツ国防軍兵士、軍事施設職員、近隣に住む民間人まで、終戦から77年を迎える今、「現代史の証言者世代」と呼ばれる高齢のドイツ人やオーストリア人など、加害者側の証言を記録したインタビュー映像が映し出される。 母がウィーンからのユダヤ人難民で、祖父母がホロコーストで殺害されたイギリス出身のドキュメンタリスト、ルーク・ホランドが自身のルーツを探るために監督・撮影・製作した。 ホランドは本作完成直後の2020年6月、71歳で癌で亡くなった。 原題「Final Account」 映倫区分G 2020年作品 アメリカ=イギリス合作映画 配給はパルコ ユニバーサル映画 製作会社はPassion Pictures=ZEF Productions 上映時間94分 面白い。 非常に伝えたいことが強い意欲作。 そもそも私がこの時代やホロコーストに関心があるので、大変興味深く観れた。 被害者側を描いた作品は数あれど、加害者側にスポットを当てているというのはまあまあ珍しい。 そのせいでドイツ人の罪を強調するような構成で見せる。 ほとんどの人がユダヤ迫害について「命令だった、やらなければ殺されてた」と答える。 兵隊や下士官レベルでは、そりゃそうなる。 だって軍隊だし、命令だし。 アイヒマンは、アイヒマン裁判で「命令に従っただけだ」と無罪を主張しているが、今作でも「命令に背けば自分が処刑される」と語る人がいた。 命令に背くと、自分の命が危うい。 そういう時代で、そういう国で、戦争というものはそういうことなのだ。 上官など、罪を償わなければならないナチスもいっぱいいるだろうが、下っ端はやりたくなくてもやらされるのだ。 単に事実から目を背けるだけの人もいるでしょう。 言い逃れをして、自分の罪を消してしまおうとしている人もいるでしょう。 ヒトラーの虐殺は許せることではないが、政治家としては支持するという人もいるでしょう。 実際ヒトラーは、当時のドイツの失業率の高さや、インフラの整備などを革新的に行ったことは、政治家として評価されている部分もある。 「ヒトラーのユダヤ人迫害は正しく、ドイツはドイツ人だけがいい」と言っている人もいる。 もちろん、ホロコーストようなことは論外な残忍非道で人間の行うことではないでしょうが、「ドイツはドイツ人だけがいい」というのは、多少わかる気がする。 今の、日本の北海道や沖縄など、ある国が土地を買い占めていることなども含めて、この日本で日本民族が追いやられることは、日本人としては許せない。 人類は、民族と言葉と宗教の違いがある限り、全人類が統一されることは永遠にないのだと思う。 とか色々と話しだすと長くなるし、個人の思想や思い込みを語ってしまうのであまり書くのはやめます。 とにかく、特にナチスに限らず、戦争というものは、こういった理不尽、悲劇や惨劇を生み出してしまう。 日本軍でもいくらでもこういった話はある。 もちろん、原爆を投下したアメリカ軍も、人によっては加害者の意識はあまりなかったりする。 ここを突き詰めていくと、終わりがない。 とにかく、ホロコーストの映画はドキュメントでもフィクションでも過去、何作も観ていますが今作は特に驚くような衝撃があったわけではない。 特に、加害者を描いた作品でフィクションでは、ケイト・ウィンスレットが主演した2008年の「愛を読むひと」が有名ですかね。 ただ、改めてじっくりと映画館で向き合ってみると、色々と考え深くなってしまう。 それに、当時のことを知っておられる、体験されておられる最後の世代ということもあり、今、この時代にこういう映画が公開されることは、とても意味のあることであると思う。 ■興行収入予想 興行的には、現段階では上映館数15館と少ない。 8月5日(金)からの公開。 同日公開の作品は、「劇場版 ねこ物件」、「長崎の郵便配達」、「コンビニエンス・ストーリー」、「劇場版『Gのレコンギスタ V』「死線を越えて」など。 8月6日(土)からは「ONE PIECE FILM RED」が公開。 まあ、これはヒットはしないですね。 配信で十分な気もします。 果たして、今、ホロコーストに関心のある人がどれだけいるか。 しかも日本人でとなると、なかなか劇場までは足は運ばないでしょね。 初登場圏外スタートと予想。 最終興行収入は1,400万円と予想。 星3つ半(5点満点) ★★★☆

  • kta********

    4.0

    ネタバレ退屈すると思いましたが、そんなことなかったです。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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