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泳ぐひと (1968)

THE SWIMMER

監督
フランク・ペリー
シドニー・ポラック
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4.02 / 評価:46件

「スウィム・ネッド・スウィム」でも、なぜ

  • hoshi595 さん
  • 2019年2月26日 2時17分
  • 閲覧数 304
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

「ラン・ローラ・ラン」が”走る”映画ならば、本作品は”泳ぐ”映画といったところ。インデペンデント映画を対象としたサンダンス映画祭で高い評価を受けた「ラン・ローラ・ラン」に対し、こちらはアメリカン・ニューシネマ全盛の頃の作品。どちらも斬新な内容で強烈な印象を与える点は同じである。

物語は、日曜日の午後、プールのある高級住宅地に唐突に水着姿で男が現れる所から始まる。不法侵入者ではなく、昔からの知り合いでしばらく顔を見せていないためか、懐かしげな挨拶が続くのだが・・・突然奇想天外なアイデアを口に出し皆を驚かせる。

原作は、ジョン・チーヴァーの同名短編小説。監督は、クリストファー・リーブの「バチカンの嵐」を手掛けたフランク・ペリー。脚本は監督夫人のエレノア・ペリー。主演は、名優バート・ランカスターである。ところが主役のバート・ランカスターと監督の意見が相違したとかで、途中からシドニー・ポラック監督に引き継がれている。

アメリカン・ニューシネマは1960年代後半~1970年代半ば頃のアメリカ受難の時代に製作された反体制的な人間が描かれた映画を指す。娯楽の伝統とも言えるヒーローやハッピーエンドがないのが特徴で人気スターが出演するには勇気がいる作品であったようだ。

共演は、「欲望という名の電車」でヴィヴィアン・リーやマーロン・ブランドと共演したキム・ハンターや、ディズニーの「白雪姫」でキャラクターモデルに抜擢されたマージ・チャンピオンなど。冒頭から美しい音楽が流れるが、本作品が最初の映画音楽担当となったマーヴィン・ハムリッシュによる。後に「幸せはパリで」や「追憶」などで、心に残る映画音楽を手掛けている。

本作品に初めて接したのはTVだったが、途中から見たにもかかわらず引き込まれてしまった、今回あらためてDVDで鑑賞してみてバート・ランカスターが単なる人気スターではないと再認識できた。微妙にかみ合わない会話から次第に事情が明らかになってくる過程はミステリーというよりホラーに近い怖ささえ感じる。さりげない会話から生じる違和感が明らかになった時全てがさらけ出される。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 恐怖
  • 絶望的
  • 切ない
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