作品レビュー(8件)
- beautiful_japan_
5.0点
ネタバレ革新的な西部劇
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kat********
3.0点
デルマー・デイヴィス監督。 「去り行く男」(1956年)、「襲われた幌馬車」(1956年)、「縛り首の木」(1959年)等など数多くの西部劇をスゴイペースで製作してたようです。 主演は、ジェームズ・スチュアート。 この人も結構な本数の西部劇に出てるが、線が細く小ぎれいなのでスーツ姿の役柄の方が似合うと思う私です。 ヒロインのインディアン娘役にデブラ・パジェット(当時17歳)が可愛いです。 彼女はブルーの瞳を隠すべくコンタクトレンズを装着して瞳の色を変えて役を演じてるもよう。 コンタクトレンズって一体いつからあったんだろう… 本作は、インディアンとの共生を模索する話しです。 作品の冒頭でインディアンが英語を話すのはガマンして観てね。みたいな説明があるが、そう言われてもこの話の内容からするとスゴク違和感が…笑 1950年公開なのでマカロニウェスタンの影響は無くアメリカの西部劇が楽しめます。 抑圧されたインディアンの側に少し立ち入った目線で作られた話ですが、どう表現しようと白人は侵略者ですな。
- NUG
5.0点
この終盤のメッセージが全てである。 西部劇の傑作。
- mih********
5.0点
この映画は、 アパッチが英語を話す以外、 全て事実に基づいている・・・ (本編ナレーションより) って、な、なな、なに言っちゃってんの? お、お前誰?? だってあなた西部劇でしょ? 50年代の西部劇でしょ? 50年代の西部劇といえば、 西部劇をろくすっぽ見た事のない手合いから、 槍玉にインディアン差別云々とののしられるあれでしょ? なのになぜ? どうしてそんなに歯にへばり付くヌースネマみたいなことを言うの? それはね、 お互いをもっとよく知ることから始まるのだよ。 あ!アナタハ、ジェームズ・スツア~ト!! ジミーと呼んでくれ。 私の映画を簡単に解説することは簡単だが、 君に本当の意味で分かってもらうのは時間を掛けなければならないね。 例えば君は上の文を読んでみるとニューシネマが嫌いみたいだね。 ええ、有名どころは全部見ましたけど、 あまり好きではないです。 そうだね、 幾ら相手のことを良く知っても、 ニューシネマをたくさん見たとしても、 その中には必ずいやな奴や裏切り者はいる。 でも、そこをお互い知ることが出来たなら、争いは避けられるだろう。 そして、相手のいいところを見つけられたなら、 私達はいつか手を取り合える日が来るんだ。 それがデルマーの言いたい事だと思うし、 コーチーズや私やソンシアレイが願っている事でもあるんだよ。 分かりました。 でもジミー、 私はインディアンと白人の関係がとても危ういものに思えます。 だって、 インディアンは白人を襲わないから、あなた方も同じく、 という事でしょう? まるで冷戦ですね。・・・あっ!すいません!! いや、いいんだよ。 僕自身、冷戦にいい思い出はないけど、 君の言いたい事はわかる。 つまり、 コーチズと私達の条約はひどくもろい物。 実は対等ではない武力の上の休戦協定のようなもので、 実際は何の解決にもなっていないと。 ええ、だいたいは。 それは僕も考えていたし、一番の問題なんだ。 強力な力を持つと、 相手も同じくらいの力を持たないと対等にはなれない。 仮に白人が騎兵隊でインディアンを追いやったとしても、 彼らはゲリラとなって弱い女性や子ども達を殺すだろう。 それがまた白人の怒りとなって、その連鎖だ。 終わりがないですね。とても不毛です。 いや、違うんだよ君、最後に勝つのは白人だ。 数も力も全部彼らにはかなわない。 インディアンは絶滅する。 でも、 それではダメなんだ! 君にだって分かるはずだ、 そんなことが許されるわけがないし、 行われたとしたら、それは恥だからね。 そこでね、 君は、この映画を見てその解決方法が見つかったかな? それは難しいですね。これはたぶん、ですが、 映画の中でも言っていたように悪い奴はどこにでもいます。 それを知ることも出来ます。 でも、 それをもう一歩進めた先にあるのが本当の平和だと思います。 そして、 一歩進めるためにはお互いが良く分かりあることにあると思います。 どうですか? つまり、君は全員友達になったら敵にはならない、と言いたいんだね。 ええ、その通りです。 なるほど、君は良く分かっている。 この『折れた矢』はそういう映画だ。 私達の話を聞いて、おもしろいと思ったら、あなたにぴったりの映画だよ。 最近は400円に価格破壊をしているから是非買うといい。 箱のウラには始めてインディアン視点から云々と書いてあるけど、 実際そういうものは問題じゃないんだ。 この映画には、あらゆる問題を解くカギがある。 それを見つけられたら、けんかすることはなくなるね。 西部劇なんて、って思っている方は必見ですよ! と言ったものの、 ちょっと上手くまとまりすぎたと思う、君? 微妙ですねジミー。 ちゃんと話が繋がるように考えて書いた ユンカースやクジラの飛翔、シンドラーが人気なくて、 30分で書いたキングコブラが大人気ですから、 複雑ですよね~。 僕もそう思うよ。君は良く分かっている。 今度は何を書くつもりだい? 『スパイダーズ』のつもりです。
- モナリザパーキング
4.0点
ネタバレ映画レヴェナントを思い出した。
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kih********
4.0点
白人と先住民の融和に向かう西部劇。休戦は可能だが平和は難しい。何故なら、双方に必ず何人かは信用できない奴(裏切者)がいるからだ。それはいつの時代にも同じことだ。住民単位、部族単位、地域や国の単位の話になると、新政策や政策転換には必ずそのようなことになる。だからアメリカ開拓時代だけの問題ではない。 この西部劇のいい所は、勧善(白人)懲悪(先住民)のワンパターンから抜け出して、融和を善とし、裏切りを悪としたことだ。これも一種の勧善懲悪ものではあるが、善も悪も現代のグローバル社会の基本理念に一致していて、新しいといえば新しい。 とはいえ、未だまだわざとらしい。現地人の立場から見る、などと言いながら、どこまで時代考証、住民理解がなされているのだろう。現地人の生活や儀式はこれまでと同じパターンで描かれている。ここでのラブストーリーが、どうして男が白人で女が現地人なのだろう。白人の女の方が面白かろうに。 制圧の西部劇から融和の西部劇への転換は評価できる。もう一歩進んで、贖罪の西部劇に行ってくれないものか。
- bakeneko
5.0点
ネタバレ鏡くらいは知ってるでしょ!
このレビューにはネタバレが含まれています。 - che********
5.0点
ネタバレ平和を築く
このレビューにはネタバレが含まれています。