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折れた矢 (1950)

BROKEN ARROW

監督
デルマー・デイヴィス
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4.00 / 評価:9件

制圧の西部劇から融和の西部劇へ。

  • 百兵映 さん
  • 2017年3月1日 10時56分
  • 閲覧数 253
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 白人と先住民の融和に向かう西部劇。休戦は可能だが平和は難しい。何故なら、双方に必ず何人かは信用できない奴(裏切者)がいるからだ。それはいつの時代にも同じことだ。住民単位、部族単位、地域や国の単位の話になると、新政策や政策転換には必ずそのようなことになる。だからアメリカ開拓時代だけの問題ではない。

この西部劇のいい所は、勧善(白人)懲悪(先住民)のワンパターンから抜け出して、融和を善とし、裏切りを悪としたことだ。これも一種の勧善懲悪ものではあるが、善も悪も現代のグローバル社会の基本理念に一致していて、新しいといえば新しい。

 とはいえ、未だまだわざとらしい。現地人の立場から見る、などと言いながら、どこまで時代考証、住民理解がなされているのだろう。現地人の生活や儀式はこれまでと同じパターンで描かれている。ここでのラブストーリーが、どうして男が白人で女が現地人なのだろう。白人の女の方が面白かろうに。

 制圧の西部劇から融和の西部劇への転換は評価できる。もう一歩進んで、贖罪の西部劇に行ってくれないものか。

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