あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(7件)
- stanleyk2001
3.0点
『追われる男』Run for Cover 1955 監督ニコラス・レイが「理由なき反抗」と同じ年に撮影した西部劇。 ジェイムス・キャグニー演ずる壮年の西部男マット・ドウは山の中で若者デイビー・ビショップ(ジョン・デレク)と出合う。未経験なデイビーの銃を扱う態度をたしなめたところデイビーは素直に謝り2人は旅の道連れとなる。 鉄道線路の近くに来た時列車が通りかかる。たまたま鷹を射落とそうとしてマットが打った銃声を鉄道に乗り込んで現金の警護をしていた運搬員がまた強盗だと早合点して「この前のように怪我を負うのは御免だ」と札束の入った袋をマットたちに投げる。 現金袋を返そうと街に来た二人だったが運搬員が「こいつらが強盗だ!」と指し示したので街の男たちからデイビーは足を撃たれマットは逮捕される。 裁判なしで絞首刑にしようと大騒ぎする街の男達。マットは激怒して運搬員に実際に起きたことを話せと迫る。結局運搬員の1人合点だったことが判明してマットとデイビーは釈放される。 デイビーは一命を取り留めるが足を引きずる体になった。町の男たちはマットに謝罪し保安官になってくれと頼む。マットはデイビーを副保安官に採用して良いならと引き受ける。 この映画には「大人と未成熟な若者」というプロットと「よそ者と町の人々の関係」という二つの筋がある。 印象的なのはよそ者だった主人公と町の人々の暴走の方だ。 裁判にかけず事実も確かめず絞首刑にしようとする。 これは左派映画人であるニコラス・レイが見た「赤狩り」を暗に描いているのだと思った。 ニコラス・レイはハワード・ヒューズの保護下だったので赤狩りの弾圧には合うことはなかった。しかし不確かな事実をもとに大勢の人間が集まって人を吊し上げる集団ヒステリーの有様はレイ監督の心に深く刻まれた体験だったに違いない。 原題の「Run for cover」は「逃走」。後半マットがデイビーを諌める台詞の中で出てくる。「楽をしてタダで何かを得ようとするな。世の中の人々は『逃げ出したり』しないで踏みとどまっているんだ」 もしかしたら「逃げ出したヤツ」は赤狩りの弾圧に屈してハリウッドの共産主義者と思われるリストを政府に渡して裏切ったエリア・カザンの事だろうか?
- tom********
3.0点
ネタバレ裏切り者にどう対処するか?
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kat********
3.0点
映画だけど結局人間は、ゴネ得とかワガママやウソで良い思いをするヤツは居なくて自業自得、因果応報とかそう言った事なんですな。 関係ないけどそう思った目で世間も見られたら色々と許せる気がした映画だった。ってそこまで深く見る事はないか?笑 この映画ではそう言った事を問いかけて来たりは一切しませんが、そう思いながら観ると、まっ、そ~ゆ~こった。と納得して観終われるんでなかろか?
- beautiful_japan_
4.0点
ネタバレ奥の深いヒューマンドラマ
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ame********
3.0点
ー何でも1人でやってきたさ ー自分を哀れむのは止せ 世の中不当なことだらけ ー6年間服役したんだろ ーああ まだあるぞ 俺たちより辛い境遇の人間は大勢いる 乗車券と同じ ただ乗りなんてない 違いはこうだ 多くの人は逃げずに走り続け 必至に人生を立て直す だがお前みたいに逃避する者は ただ乗りを求め面倒ばかり起こす ー自分の息子にもそう言えるのか ーもう寝ろ ーどっちとも上手く行かなかったな 若者を更正させようとし 裏切られ 最後は誤解から彼を撃ってしまう 何ともやりきれない話だ
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