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女と男のいる舗道 (1962)

VIVRE SA VIE/IT'S MY LIFE/MY LIFE TO LIVE

監督
ジャン=リュック・ゴダール
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3.73 / 評価:66件

キャッチーなゴダール

  • hsa***** さん
  • 2019年10月19日 9時27分
  • 閲覧数 723
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画史的な重要性にも関わらず、そのめんどくささやつまらなさから虐げられている感のある少数派映画のヌーベルバーグだが、年々見る価値がない作品の大洪水のなかでいぶし銀の魅力は増すばかりだ。
ゴダールにしては見易い部類に入るこの作品は人類の永遠のタブーといえる買売春がテーマだ。
数多くの女性と寝た男が性豪となり、数多くの男と寝た女性がバイタとなる、性差別、男尊女卑が根底に横たわる。
相当強烈な溝口の遺作、赤線地帯、をゴダール流に翻訳しつつ、かなりソフィスティケイトされた作品。
ゴダールらしく娼婦の映画をドライヤーのように撮れないか模索しつつ、グリフィスにたどり着こうとする試み。
ゴダール作品の魅力はは一貫して、グリフィスまで遡行できるかを問う遡行力にある。
また映画史上初めて、小説より哲学書のほうが面白いと宣言した勇気にある。
ゴダール理解には二重三重に頭のなかの常識の転換が必要なのだが、一貫していえるのは美学的な単純さと感知しずらいが、底辺に流れる愛情だ。
アザトイとよく言われるカメラワークもほとんど長回しで、ショットの単純さはキープされているのだ。
この単純さがイワユル意味や物語に脳を犯されている人にはワカラナイのだ。
信仰さえ否定しえないこの単純さがスゴイのだ。
いずれにしろ、ゴダールを模倣した者がことごとく失敗するのも、テレビなどなどでゴダール的な編集が氾濫するのも同じ理由だ。
グリフィスまで遡行しようとする意欲的な作家はゴダール一人しかいないのだ。

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