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海賊バラクーダ (1945)

THE SPANISH MAIN

監督
フランク・ボーゼージ
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3.00 / 評価:2件

テクニカラー・クイーンの魅力

  • rup***** さん
  • 2015年8月6日 23時08分
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  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

本作が公開当時評判になった要因の1つには、テクニカラー・クイーンとして名高いモーリン・オハラを初めて日本でもカラーで観ることができたことが挙げられるかと思うのですが、今観てもRKOの幻想的なカラー撮影によるモーリン・オハラの美しさを改めて実感することができる作品になっています。
もっとも、そういったビジュアル的な面を除いても、モーリンが演ずるヒロイン像には、独特の魅力がありました。

グラナダ太守の結婚相手でありながら、ポール・ヘンリードが演ずる海賊バラクーダことローレントに一目惚れをした気位の高い令嬢フランシスカ(モーリン)は、馴れ馴れしくしてきたローレントを鞭打ちの刑にさせたあとで優しく介抱してみたり、船を襲うのを止めさせるためにローレントとの結婚を即座に受け入れたり、女海賊アン・ボニーと張り合ってひるむことなくピストルでの決闘に臨んだりと、その直情的で大胆な行動を観ているうちにどんどん引きこまれていってしまいます。
結婚初夜における2人のやり取りも、大人の艶っぽさが十分に感じられるような描写になっていました。

こういった情熱をほとばしらせるようなヒロインの描き方には、フランク・ボーゼージ監督流のこだわりがあるのかもしれませんが、本作のモーリンには、他の作品で彼女が演じる鉄火な女性にも増して惹かれるものがありますね。

さらに、他の作品ではやや重い印象のあるポール・ヘンリードも活劇にふさわしいきびきびとした演技で、剣戟シーンでもスピードのあるスマートな剣さばきを見せてくれます。

また、実在の女海賊アン・ボニーを演じたビニー・バーンズは、姐御肌の役が似合う女優さんですが、本作のアン役はその最たるもので、モーリンとはまた違ったさばけた雰囲気が魅力です。ハイライトでのチャンバラの殺陣の動きも見事でした。

最後にウォルター・スレザクが演じる敵役の悪徳太守を盾にしてピンチを切り抜けようとするところがちょっと重苦しいタッチになってしまっていて、一騎討ちのようなスカッとした終わり方になっていないところに若干物足りなさを感じたものの、ラストシーンでの色彩設計の美しさは格別で、良い雰囲気で観終わることができました。

詳細評価

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