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海底六万哩 (1916)

20,000 LEAGUES UNDER THE SEA

監督
スチュアート・ペイトン
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3.00 / 評価:2件

僕は映画第一作から登場するのだ!(大蛸)

  • bakeneko さん
  • 2017年8月10日 22時12分
  • 閲覧数 113
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

世界初の本格的な海中撮影を取り入れたSFアクションで、実際にハバナの海中で演技している役者達や実物大の艦船など、当時のユニバーサル社がかなりこの海中映画の試みに入れ込んでいたことが判ります。
海中撮影のパイオニア、アーネスト&ジョージ:ウィリアムソン兄弟がジュール・ヴェルヌの海洋SFを映画化したもので、「海底二万里」とその続編である「神秘の島」の物語をミックスしたものに、前年大ヒットしていたー南海の野生児:アンネット・ケラーマンの「神の娘」から半裸の美少女キャラを引っ張ってきて、更に原作には無いネモ船長のエピソードゼロ=私は如何にして海を彷徨う逸れ船長になったのか?―も語るという、エピソード満載の映画となっています。

20世紀の始め、カリブ海に正体不明の怪物が出現して航行する船を襲う事件が頻発する。アメリカ政府の命を受けたフランスの科学者が娘と共に現場に向かうと、そこで眼にしたのは最新の潜水艦だった!。船長のネモ(ラテン語で“誰でもない”の意味)は、おとなしくしていることを条件に彼らに海の神秘を披露するが、丁度その頃近くの島に気球が難破した兵士達や、挙動不信なイギリス人を乗せたヨットが停泊していた。彼らは島で美しい少女の野生児を発見するが、実はこの少女は…という、散逸した3つのエピソードが繰り広げられる作劇となっていて、ラストでご都合主義的に一つに纏まって大団円となります。
主な見せ場は水中撮影なので、実際に潜水服を着た役者達が水中に潜って演技したり、海中の鮫などの魚や珊瑚が映し出されます(今では別に珍しくない風景ですが当時の人々は興奮したのでしょうね)。そして、ネモ船長と潜水艦ノーチラス号の宿敵である大タコもハリボテながらしっかり出演していてクレクレタコラの元祖と成ってゆきます。
また、原作には無いネモ船長の前日譚も語られる作品で、ムガール帝国の王子だったが、セポイの乱の際に英国人に妻を殺され娘を誘拐されて…という出自が明らかになります。
以後のネモ船長は全て白人が演じているので、実はインド人だった!ことにはビックリしますが、そういえば「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」ではインド人俳優がターバンを巻いて演じていたなあ~と思い当たります。
終盤まではやや散逸的なストーリー展開&今では珍しくない海中描写にダレ気味ですが、タコさんが出てきてからの怒涛の展開は見ものですよ!

ねたばれ?
タイトルを見て、“あれ、2万マイルじゃないの?”と多くの方は思われるでしょうが。実際の原作で記述されている距離は“20000 league(2万リーグ)”で、海の距離を表す“リーグ”はマイルに換算すると約6万マイルになります。54年のディズニー映画「海底二万哩」は原題のリーグをマイルに変換する際のx3倍を忘れたもので、映画の大ヒットを受けてこの間違いが定着してしまいました。また、多くの翻訳小説は「海底2万里」となっていてこれはリーグが日本の一里とほぼ一致するので明治期に翻訳したものがそのままになっているものであります(ややこしいなあ~)。

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