顔のない眼 (1959)
LES YEUX SANS VISAGE/THE EYES WITHOUT A FACE/THE HORROR CHAMBER OF DR.FAUSTUS
- 監督
- ジョルジュ・フランジュ
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悲しい話
- yoshitaka さん
- 2010年10月24日 18時25分
- 閲覧数 454
- 役立ち度 2
- 総合評価
「顔のない眼」というタイトル
そして、白い仮面を被っている女性の姿・・・ずっと気になっていた作品です
観た感想としてはホラーというよりも悲劇の物語として眼に映りました
交通事故が原因で顔に大怪我を負ってしまった女性
その父親が、さらってきた若い女性の皮膚を娘に移植しようと試みるという作品です
本作の見所は何といっても皮膚移植をしようとするシーンでしょうか
50年も前の作品とは思えないほどグロテスクな部分がありました
そういった見せる所と逆に見せない所があって表現が上手いなと感じました
主演はピエール・ブラッスール
後で知ったのですが、「ラ・ブーム」でソフィー・マルソーの父親役を演じた
クロード・ブラッスールの父親だったのですね・・・ 父親の方がハンサムかな(笑)
そして、娘たちをさらうのが、アリダ・ヴァリ 「サスペリア」に出ていました
若いけれど、この頃からちょっと怖い顔をしていますね・・・
本作、見方を変えてみると・・・
事故が原因で移植を試みるというのではなく
最初から自分の研究成果を試してみたくて、自分の娘をわざと事故に遭わせる
考え過ぎかもしれないけれど、そう捉えると本当にゾッとしてきます
「かごの中の鳥」状態だった娘はどうなったのでしょうか?
全てを解き放った悲劇のヒロインのその後が気になる印象的なラスト
モノクロの映像が怖さと悲しさを浮かび上がらせているような気がしました
詳細評価
イメージワード
- 悲しい
- 不気味
- 切ない