上映中

ЗЕРКАЛО/ZERKALO

108
鏡
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

本編配信

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作品レビュー(21件)

不思議17.2%知的15.5%ファンタジー12.1%切ない6.9%悲しい5.2%

  • sig********

    3.0

    映像の流れ

    作者は工業高校在学でどもりに悩まされ治療を受ける がっちりした女医の指示に従い、 出身・名前・学校を言わされるがなかなか言葉にならない 「これから治療を始める」と号令でもするように、言い、 視線を向けさせる 後ろ向きに立たせ、倒れると暗示を受ける 両手を胸の前にかざさせ、頭をつつかれ、ここから体に指令がいくといい 頭から手に魂が移動、手に集中、 さあ、君はこれからどもらない、わかったね 担当の声は響くように大きくなる 頭に添えた手に力をこめて話す、少年はよろめく さあ、あなたはどもりから離れられたと祝福の声 (映像は祖母の家とその周囲の自然) 柵の横木に腰をかけ、タバコをくゆらす母、 丸太の木で出来た素朴な建物の近くで ハンモックで寝ている、幼児二人、その一人が作者 自称・医者と称する男がやってきて、 道を尋ねるフリをしながら、脈をとるといって、手をつかみ、 まだ若い母を誘惑するような言葉をならべるたりする、 人間の愚かさを述べ、去っていってしまう。 当時、母は父に去られていて、気分がすぐれなかった。 父親は詩人でもあった。 (映像は、家の周りの自然やこどもたち、家の中の様子を映し出す) 父親が母に出会った当時のよろこびの心境を詩にまとめたものを かつてどもりに苦しめられた 作者タルコフスキー自身の朗読で読みあげる それは朗読を超えて、吟遊詩人の朗詠といえる それはシャンソンを聴いて、 フランス語が分からなくともうっとりとさせるように  ロシア語がわからなくとも、 聞くものをして恍惚とせしめる調べなのだった  ところが、幸せが長く続かなかった・・ 映像は、納屋の火事の場面を映し出す  そして35年に父親が家庭から姿をくらましてしまったというやり取り 一方では幼い子供が写り、外で納屋が燃えている 他方では少年が外に出ると雨になり、納屋が燃えている (時が流れ) 芸術家として活動している主人公の暗い部屋に電話がかかる 老いた母からの電話だった。 何日も誰とも会わず、 (母と同様妻と離れて) 孤独に生活している心境を述べる。 母は、互いに犬猿の仲の息子とは長話をしたくないという風 印刷所に勤務だった頃の同僚リーサが亡くなってしまったことを伝える (母が若き日、出版関係の仕事をしていた頃の映像) 当時、出版物で誤植を出すということは大変な事だった。 母たる女性は、寝床で、 誤植をおかしたのではないかという思いでパニックになり、 早朝印刷所にかけつける。 結局、それがとりこし苦労だった。 ここでも、タルコフスキーの詩の朗読が流れる。 まだ若くて美しい頃の母と、会う約束をしていた父の心境を述べている 甘くうっとりとさせられる日は長く続かなかった・・ (主人公と妻が対立する場面) 息子をどっちの方でひきとるかもめごと。 別室にはスペイン人家族がいる。 恐らく主人公の妻はスペイン人であり、 スペイン人の姉と両親を(モスクワかどこか主人公の家庭で) 同居させているのだろう。 妻の父親は、闘牛ファンであり、そのことになると話が止まらない。 その牛を倒す場面をありありと語ろうとさえする。 芸術家肌の主人公には、 感情をむき出しにして話をされるのが性格に合わない。 それが分かってか、父親はロシアのような異国ではもっと慎めとばかりに、 腰を振りながらフラメンコを踊ろうとする姉を、 激しくぶつのだった。 (映像は歴史を映す) 闘牛と観客。そのスペインが戦火にさらされ、空襲を受ける。 逃げ惑う市民。船で祖国を離れる人々。分かれにキスをする父と幼い娘。 成層圏に気球で上昇する。 紙面の関係でここまで 眠りの魔術師とも揶揄される タルコフスキーの魔術に はまらぬよう助けになれば幸いです

  • Sadiackv

    4.0

    アップリンクはおそらく。。

    この映画を左派系と 勘違いしたのではありませんか。。?! 上映主体の意図とは違う意味で 素敵な詩的作品よ♪

  • mik********

    4.0

    美しい衝撃さもある芸術映画

    旧ソ連の映画でありながらもカラーの美しさ、モノクロの芸術さ、ドキュメンタリータッチの衝撃さもある、その三つの融合した表現さがあったね。

  • hsa********

    5.0

    てきとう力の勝利

    編集中心の作品に見えるが、撮影の映画だ。タルコフスキーの強力さは撮影への意志にある。絶頂期のフェリーニと同じだ。失なわれた時を求めてのタルコフスキー版ともいえるこの作品のきもは、移ろう愛情だ。アンビバレントに揺れるさまを、持ちうる手段総動員で描く。父の詩まで引用するので、大盛り作品となった。SFチック、ホラーチックなどだまし絵の遊び心ありで、繊細であると同時にとても図々しい作品でもある。鏡とは映る自分を見て安心するものであるが、そこに違和を感じ始めると、まったく違ったものが見えてきてしまうものだ。別世界と言っていいだろう。タルコフスキーにとっての鏡は人間の魂を映すものだろう。たとえそれが醜いものでも、なんとか美しく見せるのが、タルコフスキーのエライところだ。

  • rec********

    5.0

    あの赤ちゃん、美しすぎる

    映画もここまで純度が高いと審美眼度の低い私には画面が何色か分からなくなります  鈴木清順「陽炎座」のクライマックスで舞台装置がゆっくり崩壊していく素晴らしいシーンがありますが「鏡」では前半部分でそれを軽々と越えていくシーン満載でまずは息を吞みました。 後半部分に差し掛かるころ母と共に疎開した田舎で、財政的に行き詰まった母が、手持ちの宝石を売って家計の足しにしようと、少年タルコフスキーを伴って、販売交渉に出かける情景。 恐ろしいくらい静謐ですが少年の目に映った田園風景と暖かい家庭はまさに「鏡」の中の世界にほかなりません。 だから母が訪問先で「見てちょうだい」と促された赤ちゃんがあれだけ美しいのでしょう。 赤ちゃんはすべからく可愛いものですが「美しい」とここまで感じたのは多分初めてです。 私だけかもしれませんがタルコフスキーの作品では比較的アクロバティックなイメージが強く感じて「多分、1時間以内に眠ってしまうだろうな」という予感でしたが結果的には105分という濃密な時間に変わって深夜の鑑賞を終えた次第です。 午前3時でしたから余韻を反芻する間もなく爆睡しましたがwww

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル

原題
ЗЕРКАЛО/ZERKALO

上映時間

製作国
ソ連

製作年度

公開日
-

ジャンル