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カサノバ (1976)

IL CASANOVA DI FEDERICO FELLINI/FELLINI'S CASANOVA

監督
フェデリコ・フェリーニ
  • みたいムービー 30
  • みたログ 139

3.87 / 評価:56件

イメージの飛躍とエネルギーの氾濫

  • gtk***** さん
  • 2015年8月25日 14時21分
  • 閲覧数 1256
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

子供の頃ちょこっとだけ見たと思うんだけど、なんかおっさんがヒタスラSEXするだけの作品という印象が残ってて、序盤は、なんだよドナルド・サザーランドみたいなむさいおっさんのピコピコ音楽のSEX延々見せられるのかよ、きついぜこれはとか思ってました(笑)

が、なんとも言えないあの厚化粧の登場人物見てると冥府・魔界の住人か何かに見えるんだけど、どうなんそれ?
と思いつつ観賞を続けていると、カサノバが途中で自殺しようとするんですが、その次の場面がまさしく冥府・魔界みたいな絵の連続で、ここから現実のお話なのか、あの世のお話なのか、カサノバの記憶や夢のお話なのか、全然分からなくなってしまいました。

結局サーカスの一団だったんだけど、あの自殺するシーン入れたのは良かったです。テムズ川を境に夢か現実かあの世かの境界が完全に消えて、フェリーニのシュールな世界観に没入できたので。
個人的にファンタジー映画なんかでは、世界観が切り替わるスイッチみたいなものが欲しい人なので、そういう意味で良かったです。
意外と頭固いほうなので、そのまま序盤からの流れが続くと物語から完全に疎外されたりするんですよね。

後半は、魔界の貴公子が地獄で大饗宴するお話か何かに見えましたが、女の中に入る・愛の中に入ることで自我・自己が消滅する、とのカサノバの発言に通ずるような境界の曖昧さが、作品のイメージと同調するようで素晴らしかったです。
その不明な世界観の中で、性的なイメージの氾濫があるというところが面白いんですが、ラスト近辺の乱交のシーンには大爆笑してましたw

溢れるイメージとエネルギーの氾濫に笑っちゃうんですかね?

もう人形とやっちゃったり巨人女が小人と風呂入ったり、ここがどこなのか何のお話なのか、立ち位置すらよく分かりませんでしたが、存分にイメージの飛躍のようなものを堪能させて貰いました。


続けて別作いってみたいと思います。

面白かったです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
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