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カサノバ (1976)

IL CASANOVA DI FEDERICO FELLINI/FELLINI'S CASANOVA

監督
フェデリコ・フェリーニ
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3.87 / 評価:54件

フェリー二が描くカサノバ

  • どーもキューブ さん
  • 2012年3月14日 17時08分
  • 閲覧数 771
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

1976年、アカデミー衣装デザイン賞受賞。

原案「カサノバ回想録」。撮影ジョゼッペロトウンノ。音楽ニノロータ。
原案、美術、脚本、監督フェデリコフェリーニ。

本作高校の頃テレビ鑑賞で挫折。

今は亡き
「金曜ロードショー」解説者で映画評論家で

「シベ超」シリーズ監督

「水野晴郎の四つ星シネマ」
本映画は、深夜にやってまして水野さんが買い付けた、かなりマニアックな映画ばかり地方局に流す映画プログラム。

私の記憶だと
「ゴダールの映画史」
「魚が来た日」
「緑の髪の少年」
「アメリカングラフティ」等等

相当マニアックなチョイスで大好きな番組でした。見始めすぐについていけず。(今回見てわかったんですが、ラストシーンでした。)

ようやくフェリーニの後期作品についていけるようになり、このフェデリコフェリーニの製作スタンスに毎回驚いているばかり。

想像のみを具現化し、

舞台に、衣装に、小道具に全てを飾り立て

フェリーニのイマジネーション爆発にいちいち驚愕。

瞬間瞬間、五秒くらいのカットに凄い舞台と衣装と扮装を魅せます、写します。

贅沢できらびやかなイマジネーションをカットカット、毎秒毎秒瞬間的に魅せてくれます。

「サテリコン」では宮廷、女性の美しさ、残酷さ、王様、家来の身分さ、、、。

「女の都」では、「女性」の思想的、偶像的、性癖的、性差的、思索的、陶酔的に表現をあらゆる角度から見るフェリー二の女性論エッセイ

本当に贅沢です。お金の使い方が個人的な「イマジネーション」だけで作りあげているところが凄いです。

勢いあるフェデリコフェリーニにまだ出会いたいがために、ソニービデオで鑑賞となりました。

イヤー中盤まで、フェリーニが描いた伝記物だから、わりと単調かな?と思いながら、

次第に、どんどん、ドンドン

カサノバと女性との土派手な「絡み」に向けてのエピソードがくりひろげられます。

イヤーフェリーニは、完全

「性欲」
「女性を愛する気持ち」
「セックス」
「女性の美しさ醜さ」

全部

造形美にぶち込んでいる気がしますね。

女体への羨望

巨大への憧れ

セックスへの精力

後期の根底イメージは、実は一貫した上記イメージで作り上げております。

カサノバを演じるのは、ドナルドサザーランド。
実在した博学な美貌を持つイケメンの
偉人で異人のカサノバをフェリーニアプローチで描いております。

ニノロータのピコピコピコピコサウンドが実にユニーク

カサノバが「ことにおよぶ」時になる床(トコ)音楽なんですが、とっても印象的な音で鳴ります。オマケにカサノバが、いつもセックスするときのシンボルなんでしょうか、

金のホニャララ(笑)、が出てきます!必見

ラスト付近のエピソードは、私は「女の都」の時も感じたんですが、
日本の影響が大きいですね!

フェデリコフェリーニの人気浄瑠璃に見えたりします。

カサノバは、本当に「ラブ」に一生懸命捧げる才人だったのかな?と思いました。

傷ついても何度も、何度も、「ラブ」を求め、究極にたどりつくまで、
繰り返すラブ求道者だったのかなと思いました。

フェリーニが魅惑的に魅せてくれたカサノバ伝でございました。

イヤーすごいなぁ、この感じ。欧州作家ではずば抜けた表現者だと思いますね、後期のこの自由奔放さに凄みをいつも感じます。

さて才人セクシャルラブ多き「カサノバ」

フェデリコフェリーニが表現したイマジネーションあふれる伝記カサノバ

フェリー二が描くカサノバ、ぜひご覧ください!

追伸
フェリーニ初期から遺作まで追いかけたいと思います。

本当に今になって

オモロ凄いフェリーニです!

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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