コロナを彷彿。ラストは衝撃的。
- izq***** さん
- 2020年4月26日 0時11分
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最後の落ちをどうするのかと思いながらみていたが、感染者のほとんどは皆殺し状態というなかなか衝撃的なラストだった。
現在コロナで大変なことになっているが、40年以上前の映画なのに、細菌とウイルスの違いはあるものの、今のコロナの各国の現状に通ずる部分があり、ダイヤモンドプリンセス号のコロナ感染を彷彿とさせ興味深い。感染率は60%推定とか、実際の死者は数人、回復者が出たり、献身的な医師、隔離指示、防護服に身を固めた治安部隊、車内の消毒や透明なカーテンでの隔離、そして軍が崩落覚悟で老朽化した鉄橋に列車を誘導しあわよくば乗客全員殺害を目論んでいるかのような横暴、などなど。
気になったのは、各乗客が感染者に平気で触れたりしてるところ。逆に車内での感染者への差別的な対応や感染者が他人にうつしてやろうというような、今巷で問題になってるような様は描かれてなく、乗客同士が互いに思いやりを持って対応していたのは良かった。
ジュネーブの保健機構に侵入したテロリストが、軍が秘密裏に研究していた細菌を浴びたまま逃走し、ストックホルム行きの長距離鉄道に乗り込む。軍は1000人もの乗客を隔離するため列車をポーランドに進めることにする。列車内では感染が拡大し、乗客のチェンバレン医師が献身的に治療にあたる。途中乗客には説明が行われ、防護服の治安部隊も列車に乗り込み、列車誘導と脱出者を許さない体制をとる。
チェンバレン達乗客は、ポーランドのカサンドラ•クロスと呼ばれる長らく使用されてない鉄橋の老朽化を知り、列車を停めるよう交渉するが認められず、感染者がいない後ろ半分の二等車だけでも切り離そうと企む。チェンバレン達は治安部隊との銃撃の末に中間列車を爆破、切り離しにギリギリで成功。前半部車両は鉄橋とともに崩れ落ちる大惨事となる。軍の司令官は列車切り離しを知らずに全員死亡を本部に報告、現地では後半車両の生き延びた人々が列車から脱出して終幕。
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