2008年7月26日公開

風が吹くとき

WHEN THE WIND BLOWS

852008年7月26日公開
風が吹くとき
4.1

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

老夫婦のジムとヒルダは田舎町に引っ越し、のんびりと年金生活を送っていた。そんなある日、政府から3日以内に戦争開始の勧告があり、ジムは政府推奨のパンフレットを基に家のドアで家庭用核シェルターを作り始める。そしてラジオで3分後に敵国のミサイルがイギリスに到達するという放送が流れた後、町はものすごい爆風にさらされる。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(66件)

悲しい18.7%恐怖16.3%絶望的14.2%切ない14.2%泣ける11.0%

  • 夜風

    4.0

    「自宅療養」のいまこそ見るべき作品

    核戦争後の世界で政府の広報を信じ、安心しきって細ごました日常の心得みたいなものを実行しながら被曝によってどんどん衰弱していく老夫婦を描いた作品 この作品が描く世界の恐ろしさは核兵器の脅威だけではない 無為無策の政府が起こしてしまった災禍の中で政府の広報を信じ切って諾々と死に向かう市民の姿を「自宅療養」の今こそ見ておくべきだろう

  • fun********

    4.0

    むちゃくちゃ好きな映画

    登場人物は2人だけ 質の高い2人芝居の舞台を見ている気分 よくトラウマ的という声を聞くが個人的にはそのように感じず、時代の変化についていけない、日本人としては無知とさえ感じてしまう老夫婦が想定外の出来事の連続に疲れ果て「国家のいうことを聞いておけばきっと大丈夫さ」と思考停止していく様が見事に表現されていると感じた。 この映画は日本語吹き替えで見たい 何度も観てしまってます

  • エル・オレンス

    5.0

    ネタバレ一度みたら永遠に忘れない衝撃作。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yuk********

    5.0

    反戦・反核兵器はもちろんですが…

    被爆国日本 でも 被爆国より保有国のほうが被爆者が多いという事実を 私はつい先ほど知りました  核保有=国内で核実験を行っているのは間違いない  =核実験に伴う被爆者&被爆地について   隠蔽されている被害は甚大のようです  思いもしなかったほどに 想像できなかったほどに  (その大きさは日本の被爆被害以上のようです) 実はこの映画をまだ見ていませんww (絵本は記憶があります!) 別件から 懐かしいこのタイトルを見つけ こんな時だからこそぜひテレビで再放送してもらいたい レンタルDVD店にも置いてもらいたい そう思いコメントしました 戦争を必要悪とどこかで思っている政治家や権力者に 果たして これを見て なにか感じてもらえるのだろうか 人 のすばらしさ 守るべき大切な 名もないひとつひとつの命の尊さを 現代では絶望的な気持ちになることが多く不安になります 核の恐ろしさ 核に対する無知を通して感じる 老夫婦の純粋さ  =生きるという人が本能で持っているパワー   そして 作者のまなざし 人 への愛情と信頼 が感じられます そして それとは別に (実際の世界の人はそれほど核に無知ではないとも思いますが) 現在 自分の知らないところで 想像もできない恐ろしいことが起こっている 核以外にも多くの可能性がある 作品内の核の無知にイライラさせられたという感想の方もいらっしゃいましたが それ以外で 私たちが気づいていない 恐ろしい事 理不尽な事 現在の平和の陰にも きっと隠されている 果たして タイムリーにそれを知ることができるのか そして 知ったことで そこから逃れることができるのだろうか (この たとえ知識があったとしても 逃れられない 核 のように…) レビューを読んでいて この老夫婦が自分の不安と重なります 絶望的な未来を予感しつつ 奇跡にかすかな希望を託し しあわせだけ美しいんものだけ見つめ 今を大切に生きるしかない… もしかしたら 今している努力は  作品中での野菜の紙袋?を被って身を隠す行為と同等のレベルものかもしれない だからこんなに恐ろしくて暗い気持ちに包まれるのかもしれない ねんねんころりよ 木の上で 風が吹いたら 揺れるのよ 枝が折れたら 落ちるのよ その時あなたも 揺りかごも  みんなそろって落ちるのよ …怖すぎる  2007年 温暖化のリミットっと言われた年を過ぎたあたりから ある意味 絶望感を前提にするようになりましたが やはり奇跡を信じたくなる もしかしたら 大発明が起こって 色々な難問から救われるかもしれない 全世界が幸せで良識ある我欲のない人だらけになるかもしれない 天変地異が起こって 人類は最初からまたやり直す機会を得るかもしれない 見る前から色々と考えさせられる予感で 気が重いものの 鑑賞できた際は コメントを追記したいと思います 戦争映画と言えば 子供の頃に見た はだしのゲン  子供の頃に見たものはきっと  大人になって色々なことを知ってから見るより何倍も 本質的なものを感じられるのかもしれません もちろん 大人になって深く理解できることもあると思いますが 子供の頃に こういった作品に触れるということは 大変に貴重な「体験」だと思います 戦争そして人間の愛情についても 多くの作品が作られているのを感じます ともすればとても難しく感じられて 絶望しそうになりますが ほんのわずかな希望でもあれば  人は幸せに生きられるのかもしれません それが良いのか 悪いのかわかりませんが それしか選択肢はないのでしょうから… 最善の道を探しつつ 今を大切に生きるしかない 今 平和な世界に住んでいる自分は 何を傷つけることもなく 平和を守ることもできるはず 今の自分はまだ 選択できる機会が 身近なところにある 未来に  未来の人に 未来の地球に  なにを残すかの選択のチャンスが

  • しいちゃんのパパ

    5.0

    ☆人間って、何でしょうね・・・?☆

    一言で言えば、見事なトラウマ映画。 但し、こういうトラウマ映画は、時代が経過しても、 核兵器が廃絶にならない限り、 社会的に必要な映画であるのは間違いない。 お恥ずかしい話、 先日、DVDレンタルで初鑑賞。 きっかけは、デビッド・ボウイさんが、 先日、お亡くなりになられたニュースを聞いて、 デビット・ボウイの数々の名曲を思い出してみたら、 この映画の主題歌を歌っていたのを思い出したから。 多感でナイーブ(笑)な少年時代であった、 日本公開当時である、1987年当時に鑑賞していたら、 今以上にトラウマになっていたかもしれないし、 反戦映画の最高峰の一作という 認識しかもっていなかったかもしれない。 青年の時代から、 妻と子供という守るべき、 愛すべき存在を持った親の時代で、 今作を鑑賞したら、反戦映画と、 もう一つの視点があることに気づく。 ジムとヒルダの老夫婦の愛しい姿。 互いを愛しみあい、励まし合う事の 美しくも、脆くも崩れていく過程が、実に虚しく、悲しい。 間違いなく、基本ストーリーは、反戦であるのは間違いない。 しかし、単なる反戦のメッセージを直球で伝えるのではなく、 一組の老夫婦の愛しさのフィルターや、 柔らかいタッチの映像を通し、 一見、アニメという口当たりの良さから、 いつしか、辛辣で鋭く、ジワジワと心が潰され、 空虚な感覚へと導かれてしまう。 視覚的にグロを伝えるインパクトもありかもしれないが、 諭す様に見せることにより、いつまでも、心に残る。 日本お得意の緻密なアニメのタッチとは異なっており、 こういうアニメは、日本ではできないと思う。 そして、二度の大戦で勝利国になった、 イギリスならではのブラックな姿だけでなく、 人という姿を見せている。 イギリス政府が発行している、 核戦争に対する手引書のお粗末さは、何を意味するのか? 肝心な事(核爆弾爆発後の放射能被害)に関し、 あまり説明がないということは、 核戦争後の放射能の人的被害を正直に書くと、 間違いなく、核兵器廃棄に対する運動が高まり、 当時、核に対する抑止力で、 世界の均衡が保たれたイギリスの国家を揺るがしかねないと、 政府は危惧したのかもしれない。 その政府が助けてくれると、 信じ続けたジムとヒルダの老夫婦は、何だったのだろうか? 今作は、☆満点。 映画としての使命は、 自分の知らない世界を見せて、世界観を拡げるだけでなく、 当時の時代を切り出し、 普遍的なメッセージとして昇華して、後世に残すこと。 この2つが兼ね備えていれば、それは、名作として、 後世へと語り継がれるもの。私はそう信じます。 後半で、ジムとヒルダの老夫婦の会話を通じ、 『死』を悟ったのかもしれない。 ラストの聖書「詩篇 23 」が意味するものを想像し、 それでも、互いに励ましあい、愛しむ姿の崇高さが悲しい。 原作者である、レイモンド・ブリッグズさんは、 意図的に、反核を宣伝したり、 政治的な意図はないと言っていたそうだが、 無知に近い普通の人々が、核戦争を体験し、 核爆発後の世界でどういう風になっていくのか、 純粋に描きたかったのかもしれない。 そこから、どう感じますかと、観客に投げかけたに過ぎないと、 想像するが、結果的に、反核へと結びつくのは自然の流れだと思う。 核爆弾直後の世界を描いた映画は幾らでもある。 しかし、その後の世界を描いた映画は、意外に少ないし、 少ないからこそ、核に対する恐怖が伝わりにくい。 そういう点では、貴重な映画であるのは間違いない。 子供の頃に今作を観た方は、もう一度、観てもらいたい。 観終わった後、愛しい人の顔が浮かんだなら、 この映画のもうひとつの目的は達していると思う。 人類を絶滅させる道具をつくったと思ったら、 人を愛しむ心を持っている・・・。 人間って、何でしょうね・・・?

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
風が吹くとき

原題
WHEN THE WIND BLOWS

上映時間

製作国
イギリス

製作年度

公開日