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化石の森 (1936)

THE PETRIFIED FOREST

監督
アーチー・L・メイヨ
  • みたいムービー 3
  • みたログ 22

3.30 / 評価:10件

年配者を大切にする凶悪犯だな~

  • bakeneko さん
  • 2018年5月21日 7時53分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

「哀愁」(Waterloo Bridge)などの作品が有名な1930-40年代に活躍した劇作家:ロバート・E・シャーウッドが1935年にNYで初演した同名傑作戯曲の映像化作品で、オリジナル舞台で主役を務めた:レスリー・ハワードが、共演にハンフリー・ボガートを指名、更に急速に演技派へ開花し始めていた:ベティ・デイヴィスをヒロインに迎えて演技合戦を繰り広げます。

大恐慌時代のアリゾナ州の“化石の森”公園の近くのダイナー兼ガソリンスタンドを舞台にした葛藤劇で、田舎で燻っていることに焦燥を感じているヒロイン:ベティ・デイヴィスは絵画の才能があり、いつか母親の出身地である巴里に行くことを夢見ている。そこに風変わりなヒッチハイカー:レスリー・ハワードが迷い込んでくるが、彼の高い教養に魅せられた彼女は無一文のハイカーに食事を奢ってやり、更に通りがかった富豪の車に乗せていってもらうように交渉する。しかし、富豪の車は途中でハンフリー・ボガード率いる強盗団に襲われて、強盗団も含めた一同は彼女の居るダイナーへと引き返してくる…という緊迫した室内劇で、
嘗て芸術家を志し、欧州まで留学したが芽が出なかった男
田舎に埋もれている現状に焦燥を感じ、母方の故郷であるフランス:巴里を夢見る少女
不況から犯罪に奔り、最後の賭けで恋人とメキシコに逃げようとする男
の三者三様の思いが交錯&衝突してゆく葛藤劇となっています。

同時期のラジオドラマや1955年のTVドラマ(主演はヘンリーフォンダ、ボガードは同じ強盗役、ヒロインはローレン・バコール)、更にアニメーションパロディ「She Was an Acrobat's Daughter (1937)」にも引用された古典的傑作で、ブレイク寸前の名優たちの演技のアンサンブルを愉しめる映画であります。

ねたばれ?
0、化石の森国立公園(かせきのもりこくりつこうえん、Petrified Forest National Park)は、ホルブルックとナバホの間の州間高速道路40号線沿いにあるアリゾナ州北東部の国立公園で、世界最大で最も色彩豊かな珪化木―そのほとんどは三畳紀後期のこの場所が熱帯雨林だったころに繁茂した(そして今は北半球で絶滅した)単子葉植物:ナンヨウスギ科のアラウカリオキシロン・アリゾニカム種―の化石の森が見所となっています。
1、ボガードが演じた強盗:デューク・マンティは当時世間を騒がせていたジョン・デリンジャーをモデルにしています。
2、生命保険って一方的に片方が書類に記入しただけでは、契約成立にならないのじゃあ…。

詳細評価

物語
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