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風と共に去りぬ
2005年12月28日公開

風と共に去りぬ

GONE WITH THE WIND

2312005年12月28日公開

hik********

1.0

まるで打ち切り漫画のような映画。

これが往年の名作とは呆れて物も言えない。 あまりにも有名な映画ですが、その大長編ゆえになかなか食指が動きませんでした。 しかし先日、いい加減に思い切って鑑賞するに至りました。 そして鑑賞後、しばし絶句しました。 終盤までは、見応えがありました。 コミカルだった前半に反して、戦時中の中盤は一気に陰を落とす。 野戦病院や町中に埋め尽くすように横たわる負傷者たちは、まさに地獄絵図(余談ですが「ブラック・クランズマン」でも、いち演出として流用されていたシーンです)。 後半はドロドロの愛憎劇が展開していき、いったいどういう着地を迎えるのだろうかと、食い入るように画面に釘付けでした。 …ところが、ところがです。 何なのでしょうか、あの終盤は。 急展開という急展開があれよあれよと言う間に連続し、気がつけば終幕。 所謂バッドエンドの類の結末なのですが、別に私はそこを否定している訳ではありません。 普通なら、あの終盤の急展開から、何かもうひと展開あるのが定石なのに、実際は引っ張るだけ引っ張っておいて、流れるように終幕。一体なんなのだコレは? 明らかに構成がおかしいと思います。雑の極みとしか言いようがありません。 しかもこれ、概ね原作通りと聞いて、更に呆れ果てました。 一応、良かったところもあるにはあります。 ハティ・マクダニエルの好演、衣装とセットの作り込み、 そしてインターバルの直前あたり、誓いを立てるスカーレットのシーンくらいですね。 しかしながら気持ちとしては、貴重な4時間弱を返してほしいです。 こんな打ち切り漫画のような終わり方をしている映画が、あまつさえ映画史に君臨しているのは甚だ納得がいきません。

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