風の輝く朝に

等待黎明/HONG KONG 1941

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風の輝く朝に
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

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予告編・動画

作品レビュー(3件)

悲しい12.5%かっこいい12.5%勇敢12.5%泣ける12.5%恐怖12.5%

  • sav********

    4.0

    すべてはワンシーンのためにあった

    4月29日から、愛用映画館のひとつ。 シネマート六本木で、香港映画が特集上映されています。 上映リストの中で 好奇心アンテナ(頼りにならないのがネック)に 引っかかった6作品中3作品を一気に鑑賞してきました。 電車に1本乗り遅れた&節電特別ダイヤで 本数が少ないことも影響し、上映開始時間ギリギリに飛び込み。 それでも思ったほど混雑しておらず、 いつもの好きな中央の座席で鑑賞できました(笑顔) ★彡     ★彡 なんか切ないな・・・ 戦争がなければ、こんな 悲しい出来事は、起こらなかったんだろうな 自分には、フェイのような勇気ある行動はとれないよ 日本では1990年に上映。 主演のチョウ・ユンファが、 今作で台湾金馬奨の主演男優賞を受賞したそうです。 たしかに、それも頷けます。 友情と恋愛の狭間で苦悩しているけれども、 それを見せようとしない繊細な感情表現が素晴らしかったからです。 男女の性描写ならわかるのですが、 キスシーンだけで、あれほどまでの 艶やかさと艶めかしさを、感じたのは初めて。 お互いが恋愛感情を持ってはいけないと わかっていながらも、自分の想いを抑えきれない。 禁断の恋 この二人の間に 「好きだ」 「愛している」 コトバは一度も出ません。 だからこそ、唇を重ねあった瞬間に、 我慢に我慢を重ねてきた想いが、全身から 熱を帯びて発露されているように見え、その瞬間、 見ている此方も、ようやく苦しみから、解き放たれたような気がしました。 時間にすると短いシーンなのですが、 ここだけのために、他の場面が付け加えられていた、 そう言い切ってしまっても、過言ではないと思われるほど、心に突き刺さりました。 ★彡     ★彡 客電が点灯してからも 余韻に浸ってしまい、しばらく席を立てませんでした。 1990年ですから、厳しいかもしれませんが、 音楽が古臭い気が拭えませんでしたので、その分を 差し引いて、星4個にしておきます(笑顔) それ以外は、大満足でございます♪

  • xi_********

    4.0

    香港ニューウェーブが産んだ名作ドラマ

    本作は84年製作の香港映画で、今日では、80年代の香港ニューウェーブを代表する名作のひとつに数えられる青春ドラマです。監督は英国育ちのレオン・ポーチ。決して有名な監督ではありませんが、90年代半ばに香港を離れ、ハリウッドを主戦場に活躍した人です(近年は第一線を退いた様子)。彼の名は知らずとも、ジュード・ロウ主演の『クロコダイルの涙』、スティーヴン・セガール主演の『ICHIGEKI 一撃』、ウェズリー・スナイプス主演の『デトネーター』など、その映画を観たことのある人もいるでしょう。 76年に監督デビューしたレオン・ポーチは、本作により初めて脚光を浴びます。当時も今も、香港映画と言えば徹底した娯楽性で知られますが、その認識を覆すような重厚なドラマが展開されたこの映画は、興行成績こそ振るわなかったものの、特に台湾では高い評価を受けます。それと同時に注目されたのは、主演俳優のチョウ・ユンファ。彼も当時無名の役者でしたが、その演技で台湾金馬奨の主演賞を獲得し、後の大ブレイクへ繋がる第一歩を記しています。 無名監督による、無名俳優を主演に迎えたその映画は、1941年の旧日本軍による香港侵攻に幕を開け、そんな激動の時代に生きる男女三人の愛と友情の行方を描いた青春のドラマです。 1941年の香港。太平洋戦争が勃発し、日本軍は英国領香港への侵攻を開始。騒乱を避けるため、フェイ(チョウ・ユンファ)は密航を試みるも失敗。仕方なく米問屋での日雇い労働を始めた彼は、そこで労働者を率いるカン(アレックス・マン)と出会い、瞬く間に意気投合。カンには幼馴染で恋人のナン(イップ・トン)がいたが、ナンの父親(石堅)はふたりの結婚を許さず、自由を求める三人は大陸(中国)への脱出を計画。ところが、脱出の当日に日本軍によって香港は陥落し、街は無政府状態へ陥る・・・。 この映画は戦争を背景としているものの、その本質は、あくまで主役三人の青春を描くヒューマン・ドラマです。 勿論、それは激動の時代に生きる者たちのドラマである以上、レオン・ポーチの映し出す映像もどこか重々しく、そして痛々しく、全編に渡って気持ちが華やぐことはありません。むしろ悲劇的なエピソードも多く、観るのが辛いドラマだと言えます。しかし、この映画の根底には時代による運命の強要があり、そしてそれを良しとしない三人(特にユンファ演じるフェイ)の存在があり、その衝突が観る人(私)の胸に突き刺さるドラマを生み出しているのです。 それと同時に描かれるのが、三人の関係(この場合、心の関係)の行方。時代に抵抗する三人の姿と並行して描かれるこのドラマは、重苦しい前者と対極的に切なく、美しく、それを両立させたことが、この映画が今日も名作と言われる所以でもあるのでしょう。先のレビューにもありますが、フェイが自分の気持ちを押し殺す果てに描かれるキス・シーンは、(お世辞抜きに)映画史上に残る儚さと切なさを表現した名シーン。このシーンを観るだけでも、この映画を観る価値はあると断言出来ます。 そして、そんな三人の青春の果てに待ち構えるのは、愛と友情を守りたいがゆえのフェイの決断。あの場面、涙を流す人もいるでしょうし、私と同様、フェイの決断に何も言えずに呆然となる人もいるのではないでしょうか。 当時無名の三人の役者(チョウ・ユンファ、アレックス・マン、イップ・トン)は、この映画を契機に大きく羽ばたき、それぞれに80~90年代の香港を代表する役者へと成長していきます。レオン・ポーチの重苦しい演出に負けず、(さして若くないのに)若々しさを漲らせる三人の演技にも、是非、注目して頂きたい。 『風の輝く朝に』は、私にとって、『誰かがあなたを愛してる』、『過ぎゆく時の中で』と並び、80年代の香港映画、そしてチョウ・ユンファを代表する名作。 重く、辛く、哀しい物語をお薦めするのは気がひけますが、この映画のクライマックスで観客の胸に去来する切なくも清々しい感動は、そう多くの映画で味わえるものではないでしょう。

  • fbx********

    3.0

    好作

    歴史が舞台と言うよりも、人間関係がメイン。 大きな力に、翻弄され、抗う人々を誠実で、 優しげな視線で描く。 雰囲気も良く。もっと評価されるべきでしょう。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
風の輝く朝に

原題
等待黎明/HONG KONG 1941

上映時間

製作国
香港

製作年度

公開日
-