ベティーブルー??
- 晴れた日 さん
- 2015年1月1日 0時02分
- 閲覧数 1509
- 役立ち度 2
- 総合評価
テーマは創造。主人公は、両者とも売れない小説家。そこに創造のミューズが舞い降りる。かくも設定は同じくするのだがラストは違う。赤い航路では自ら救われる道を閉ざし、救いを他者に委ねたのだが、ベティーブルーの方は、主人公自らの手で人生を進めている。
不思議なのは、ベティーブルーの作成が1986年に対し、赤い航路は1992年となっており、ベティーブルーの方が作成年度が古い。それなのに主人公に対する救いの点では赤い航路の方が絶望的だ。なぜにより絶望の方に話を進めてしまったのであろうか。作成順が逆だったらこのテーマのオリジナルとしてより価値があったように思う。
「創造=生み出すこと」「ミューズ」、これらができないことが意味すること「醜悪」「死」「享楽」。これらを使ったこの映画を読み解けばわかりやすいと思う。
詳細評価
イメージワード
- 未登録
このレビューは役に立ちましたか?