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喝采 (1954)

THE COUNTRY GIRL

監督
ジョージ・シートン
  • みたいムービー 17
  • みたログ 156

3.70 / 評価:33件

口実の映画

  • 文字読み さん
  • 2007年7月25日 19時44分
  • 閲覧数 501
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

事故で息子を亡くした俳優が芝居を通じてトラウマを克服して立ち直る話。という明確なストーリーかと思いきや、展開はまるで違っていて、まったく飽きません。真ん中あたりまで一方的に誤解されてやりこめられるばかりのグレース・ケリーと最後の正装した彼女の違いだけでもすばらしい。

トラウマは俳優が失敗する「原因」ではなく、それを「口実」に老いて演技が下手になっていく自分を隠していたのだとわかるし、妻のケリーが俳優をだめにしている「原因」だと散々けなしていた舞台監督が、ケリーに惚れてしまったので近づかないためにわざとつらくあたっていたのだ、といってキスしてしまう。「原因」が「原因」ではないのだとわかる瞬間がすばらしいのです。しかもそれは後から思い出されて、下手な演技や人妻へのキスの「口実」にされてしまっています。なんてこった。この時代、不倫を映画にしちゃいけなかったはずなのに!

トラウマ克服の話と離婚の危機の話が「口実」で見事につながっています。しかも最後は急展開して離婚しないハッピーエンド。いじめられるケリー、夫以外の男にキスされて恍惚となるケリー、メガネをかけたケリー。

詳細評価

物語
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