父親は反省してないのかな~?
- mal***** さん
- 2011年7月31日 13時12分
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- 総合評価
1958年に日本で公開された映画です。
多感で背伸びをしたがる思春期真っ只中のセシル。そんな彼女の心の未熟さと、もろさをうまく描いた青春映画に仕上がっていると思います。また、現在をモノクロ、過去の出来事をカラーで描く手法も、結構新鮮な演出方法に感じられますし、主演のジーン・セバーグをはじめ、デボラ・カー、ミレーヌ・ドモンジョといった女優陣も魅力的です。
ただストーリー的には、セシルの単純なアイデアに悪意が含まれたことによって引き起こされた悲劇を描いているため、後味はなんとも複雑な苦さがあります。それに、自分もその悲劇の要因を作った当事者のセシルの父親が、相も変わらずお気楽に女遊びをしている姿(少なくとも悲劇を引きずっているようには感じらませんでした)には、共感ができませんでした。
その意味では好き嫌いがはっきり分かれる映画かもしれませんが、映像と女性のファッションが斬新なので、飽きずに観られるのではないでしょうか。
詳細評価
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- 悲しい
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