カルディナーレの映画です
- bar***** さん
- 2018年10月29日 11時59分
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- 総合評価
鞄を持った女。クラウディア・カルディナーレが美しいですね。
ストーリーは上流の子息と、女優の恋愛物語です。あらすじの通りに話は進んでいくのですが、王道ともいえるパターンの恋愛劇ですね。
世間ずれした女と世間ずれしていない男。こういったお話は文学でもよく出てきます。この場合、途中から女の犠牲的精神が浮かび上がってきます。そこに純情さが芽生えて、男の純情さと融合するのですが、世間的なしがらみに囚われて、悲劇的な結末を迎えるのですね。
この映画はしっとりとした味わいになっていて、ヨーロッパ映画では(少なくとも日本に紹介されるヨーロッパ映画では)わりとめずらしい映画だと思います。まるで日本映画です。そっとふれ合う慎重さとか、呆けたように見つめ合う数秒間。意識して感情的な映画に仕上げようとしているように思います。
私はクラウディア・カルディナーレの演技は特に見事だったと思います。
ただ特筆されるべき映画かというと……(^▽^;) といった印象です。デジタルリマスターされましたが、その価値があったのかというとやや疑問が残ります。
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