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神風

神風

KAMIKAZE

95

bakeneko

5.0

ネタバレ昔は放送チャンネルが少なかったからなあ

現在でも(良い意味&悪い意味で)“小児の創造力”を発揮しているリュック・ベッソンの“一発バカネタ”映画でありますが、タイトルにある様に“フランス人的に歪められた日本語&風俗のイメージ”を学ぶことの出来る怪作でもあります。 馬鹿映画ファンあつまれ~ 奇天烈な発明器具を用いた犯罪と、それを防ぐべく奮闘する刑事の対決を軸にした“テロ攻防もの”の活劇&心理戦娯楽作ですが、“科学的理屈付け”と“どう対処するか”という戦術面の発想の奇抜さでなかなか観客の興味を引き付けるものとなっています。 そして、小学生が思いつく様なアイデイアの発明が中心にある映画なのですが、犯罪の嗜好(というか理由)としての、無節操&無責任なマスコミへのイライラ感は少なからず同調出来るものがありますし、政府の超法規的な対処等も現実的な社会の暗黒面を見せてくれます(この辺りの“頭は子供、体は大人”の変な感覚がベッソンの特徴ですね!)。 「デイーバ」等で当時絶好調だったリシャール・ボーランジェが愛娘(デビュー作)のロマーヌ・ボーランジェ(13歳:まだ巨乳になっていません)と楽しそうに競演しているのも見所ですが、ジャケにもあるミシェル・ガラブリュ のいつもの喜劇では見られないシリアス&怪演も圧倒されます。 そして、カミカゼ、ハラキリの用語の使われ方や仮装としての“神風”のフランス的な捉え方には日本人は失笑を禁じ得ないものがあります(自分の目で御確かめ下さい)。 単純に見れば矛盾点の多い“変な映画”ですが、ラストのこれまた日本を誤解している様な変な歌詩まで、奇妙に印象に残る作品であります。 ねたばれ? 私が犯人だったら、○○が下手な駄洒落を言った瞬間に….

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