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4.0点
これが映画初出演となったウーピー。いい女優だと思う。また、トークショウでも有名なオプラ•ウィンフリーが圧巻。特に物語の中盤以降に起こるある事件からラストまでのオプラの演技には魅きつけられまくりだ。シャグも非常に魅力的だし、旦那役も巧い。楽曲も全編に渡って素晴らしい。シャグがセリーに捧げた歌(そしてキス)、父親への愛をぶつけたゴスペル…力強くて心に響いた。 私はフェミニスト寄りなので、女性が傷めつけられる様な事には非常に弱くて、とても辛くて苦しくなるシーンもあったが(何で我慢してるの!?も~~~っ!!って気持ちになる)こういう事が、こういう時代が確かにあったんだという事を知る方が良いと、とても思った。…痛いけどね。 ただ、物語として、とても辛いシーンはあるけれど、惹きつけられる様に観させられてしまう。悲しくて辛いから、もう観たくないか?と問われたら、そんな事はない。また再び観たくなる映画だ。それくらいの魅力がある。辛い中でのユーモアやアイディア、心持ち…そういったものに満ちていると思う。そして、根底に流れる愛ークライマックスからラストへ向かうシーンの静かな喜び、嬉しさ、爽やかさ、愉快さーそういったものに癒される。 女性の半生を丁寧に描かれ、見応えがある。 理想と現実、そして希望。女性でも男性でも、老いも若きも観て欲しいと思う。
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