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カラーパープル (1985)

THE COLOR PURPLE

監督
スティーヴン・スピルバーグ
  • みたいムービー 167
  • みたログ 1,355

3.81 / 評価:380件

呼吸が止まるかと思う程のエンディング!

  • sou******** さん
  • 2020年12月1日 15時18分
  • 閲覧数 284
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

いきなり、ダメージのデカい演出から始まる。2人姉妹の姉は妊娠中で、冬の夜に出産。女の子が産まれるが、父親に子供を奪われる。
な、なんじゃコリャ!? 女の子だから口減らしか?

実は、近親相姦で産まれた子供って内容のナレーション。
えぇ…嫌だなぁ…。
しかも、父親はそろそろ大人になる妹を狙ってる…だって。

のっけからゲンナリである。
その後も、女の人権ゼロ後進。開始から僅か10分程度で不幸連発で畳みかけられる。

当然、オープニングでコレだもん、しばらく不幸以外ないでしょ、と思うわけ。一時の幸せを挟み込まれても、上げて落とすのはわかりきっている。
しかも、落とす時が、また酷い。プロレスのリングのトップロープによじ登って、場外の方にブレーンバスターレベル。感情殺し炸裂…。
どうせ泣くなら、幸福に泣きたいです。


しかし…場外ブレーンバスターを乗り越えたら潮目は変わる。
時が流れ、キャストも変わって大人時代に場面転換。

大人になったら、イロイロ対処出来る様になるのね。人間的成長と折り合いの付け方がわかってくるとでも?
この辺りから、なんとか観ていられる様になる。
人生に余裕が生まれると、人の滑稽な部分も見えてくる。物語もそんな感じ。

観る側も余裕が出てくると、音楽にも気が向いてくる。クインシー・ジョーンズの作戦かスピルバーグの依頼か知らないが、過去の映画音楽をアレンジしたメロディだったりも登場する。逆にこの映画からインスパイアされたんじゃないか?って曲もあるし…。総じて音楽は素晴らしい。サントラはダウンロードさせて頂いた。

そんな余裕も、白人主義にへし折られたり…と、主人公が強かになって来ても大変な映画であるのは間違いない。
観てる側が不幸慣れしてるだけだ。
泣かされっぱなしにならないのが国民性なのか?「おしん」にならないブラックピープル。日本人とは感性が違う。

さて…だんだんとクライマックスが近くに連れて、このストーリーの帰結が気になってくる。きっと、こーなるじゃんってのは、場外ブレーンバスターの時にも予想出来るし、途中の展開でも予想がつく。多少のサプライズが決め手の演出でしょ?ってなもの。

ただねぇ…、酒場のブルース〜教会のゴスペルで目一杯ロープに振られて…最後は必殺の決め技「愛の抱擁・熱量最大MAX」。
血塗れレスラー以上に溢れ出す、僕の涙と鼻水。喘息持ちの僕は、呼吸困難になるほどの感動の昂りを覚えた。吸入器が必要か!?と焦ったね。
最高のクライマックス〜エンディングだったよ。


この映画に、ささやかで、力強い、上っ面だけじゃない、生きていく上での誇を見た。これぞ、リアルな守るべきプライドだ。
そして、想いが救われる感動を知った。グレイトです!


※それぞれの役者の入れ込み様も相当だ。痩せたり太ったりも含めて、演者のパワーも素晴らしい!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 勇敢
  • 絶望的
  • コミカル
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