カラーパープル

THE COLOR PURPLE

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カラーパープル
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(69件)


  • hal********

    4.0

    白人VS黒人じゃなかった

    そっちがメインではなく、男女差別の話しでした。 差別なんて生易しいものじゃないか。女は人権皆無の奴隷扱い。 セリーの40年という長い年月を追い、取り巻く人物達のその凝り固まった価値観に雪解けが訪れるまでを丁寧に描いた作品。 てっきりウーピーは作中歌手になるのだと思ってたから、歌わないウーピーにちょっと肩透かし。 子役たちの演技も凄まじく、重厚な名作でした。

  • hechonaps

    5.0

    35年以上も前の映画なのね

    上映当時の私はまだ二十歳のオコサマで ヘンに話題の映画は避けていたと思う。 でもそれが良かった。 metooとかBLMとかで世情も変わって来たから 今の私にはその良さがキチンと伝わってきたと思う。 社会派とか世相に乗っかったとかの映画ではなかったのね。 今この年齢になったからヒューマンドラマだと理解できる。 人種、性別、役割、序列 昔からある差別の話じゃなくて もっと大昔からある個人の尊厳の話なんだと。 残念な事に未だにどれも解放されていないけれど。 自分は愛されている。 そう確信して自分に自信を持つことができる。 それを支えに闘う事ができるのだ。 理不尽に虐げてくる者や悪気もなく当然の上から目線で来る者にも。 ぶっ飛んでると思った市長の妻も ヘルプ 心がつなぐストーリーを見ていたので 違和感なく納得できた。 とても深い話なのだな。 気になったのは この何年かで女性を殴る描写はそのものを映さない という流れになっていると何かで読んだけど、 40年近く前のこの映画では 黒人女性が白人男性を殴る描写が通り過ぎる車で隠されている。 この女性が銃座で殴られるところは映っているのに。 日本では均等法で就職に男女差がなくなると メディアが取上げていた頃だったと思う。 日本より平等や権利の意識が強いアメリカでさえ 市長である白人男性が黒人女性に殴られる描写は 映せなかったのかと驚いた。 その判断がまだ今ほど自由ではなかったからなのか、 それともこの演技をした女優さんを守るためだったのか。 未だにな世の中を思うと どちらもなのかも知れないと思った。

  • ech********

    4.0

    立派で面白い映画ではありますが

    真面目な人間ドラマです。長時間ですが飽きることはありません。 あの時代に、白人同様のきちんとしたスーツやドレスを着た黒人だけで成り立っている生活圏なんてあったんでしょうか?黒人を描いていない、という批判はその辺りですかね? スピル君って、テーマドラマになるとシンドラーのラストの墓参シーンとか妙に作為的になるような気がします。あと、基本娯楽監督なので、この作品なんかもっと重厚な仕上がりになりそうなのに、妙にエンタメ的で、重厚なというか圧倒的な感動を受け難いです。よくいえばサービス精神が旺盛すぎる。リーン君とかワイラー君ならもっと落ち着いた重みみたようなものが出るんじゃないかという気がしますね。オスカー無冠だったのはその辺りじゃないかな?

  • msc********

    4.0

    醜いセリーが、時に可愛く、とても愛おしい

    30数年ぶりの観賞。ほとんど忘れていた、あの日見たシーンが甦ってくる。 20世紀の始まり、アメリカ黒人女性の悲しくも逞しい人生を、美しい映像、音楽、役者たちの好演で、見事に綴ってゆく。 何よりも、ウーピー・ゴールドバーグがすばらしい。その演技は映画デビュー作とは到底思えない。 醜いセリーが、時に可愛く、カッコ良く、たまらなく愛おしく思えてくる。 主演が彼女でなかったら、この映画は全く印象の違うものとなっていたかもしれない。(ソフィアも良かった!) 原作モノの映画化は多くを詰込みすぎてストーリーが散漫化してしまいがちであるが、美しい映像、音楽、スピルバーグ映画の分かり易さも手伝って、まあまあ上手いこと一本の映画に纏まっている。 また、スピルバーグ映画なので、けっして独りよがりな演出は無く、暗くなりがちな物語もマイルドに、時にコミカルに、多くの人が受け付け易いものになった。 随所にみせるユーモアある演出も良い味出してる。 ハリウッド映画の良き部分、スピルバーグ映画の良心が詰まった映画に仕上がっていると思う。 なお、オリジナル予告編(モノクロスチール版)がまた良い。オシャレ。

  • KP

    5.0

    傑作のひとつ

    スピルバーグ作品のトップ5には確実に入る作品。 アカデミー賞作品賞をとれなかったのが衝撃でした。 私の中でこれ以降、アカデミー賞作品賞は価値がないものと思えるようになったものです。

  • sou********

    5.0

    呼吸が止まるかと思う程のエンディング!

    いきなり、ダメージのデカい演出から始まる。2人姉妹の姉は妊娠中で、冬の夜に出産。女の子が産まれるが、父親に子供を奪われる。 な、なんじゃコリャ!? 女の子だから口減らしか? 実は、近親相姦で産まれた子供って内容のナレーション。 えぇ…嫌だなぁ…。 しかも、父親はそろそろ大人になる妹を狙ってる…だって。 のっけからゲンナリである。 その後も、女の人権ゼロ後進。開始から僅か10分程度で不幸連発で畳みかけられる。 当然、オープニングでコレだもん、しばらく不幸以外ないでしょ、と思うわけ。一時の幸せを挟み込まれても、上げて落とすのはわかりきっている。 しかも、落とす時が、また酷い。プロレスのリングのトップロープによじ登って、場外の方にブレーンバスターレベル。感情殺し炸裂…。 どうせ泣くなら、幸福に泣きたいです。 しかし…場外ブレーンバスターを乗り越えたら潮目は変わる。 時が流れ、キャストも変わって大人時代に場面転換。 大人になったら、イロイロ対処出来る様になるのね。人間的成長と折り合いの付け方がわかってくるとでも? この辺りから、なんとか観ていられる様になる。 人生に余裕が生まれると、人の滑稽な部分も見えてくる。物語もそんな感じ。 観る側も余裕が出てくると、音楽にも気が向いてくる。クインシー・ジョーンズの作戦かスピルバーグの依頼か知らないが、過去の映画音楽をアレンジしたメロディだったりも登場する。逆にこの映画からインスパイアされたんじゃないか?って曲もあるし…。総じて音楽は素晴らしい。サントラはダウンロードさせて頂いた。 そんな余裕も、白人主義にへし折られたり…と、主人公が強かになって来ても大変な映画であるのは間違いない。 観てる側が不幸慣れしてるだけだ。 泣かされっぱなしにならないのが国民性なのか?「おしん」にならないブラックピープル。日本人とは感性が違う。 さて…だんだんとクライマックスが近くに連れて、このストーリーの帰結が気になってくる。きっと、こーなるじゃんってのは、場外ブレーンバスターの時にも予想出来るし、途中の展開でも予想がつく。多少のサプライズが決め手の演出でしょ?ってなもの。 ただねぇ…、酒場のブルース〜教会のゴスペルで目一杯ロープに振られて…最後は必殺の決め技「愛の抱擁・熱量最大MAX」。 血塗れレスラー以上に溢れ出す、僕の涙と鼻水。喘息持ちの僕は、呼吸困難になるほどの感動の昂りを覚えた。吸入器が必要か!?と焦ったね。 最高のクライマックス〜エンディングだったよ。 この映画に、ささやかで、力強い、上っ面だけじゃない、生きていく上での誇を見た。これぞ、リアルな守るべきプライドだ。 そして、想いが救われる感動を知った。グレイトです! ※それぞれの役者の入れ込み様も相当だ。痩せたり太ったりも含めて、演者のパワーも素晴らしい!

  • エル・オレンス

    5.0

    ネタバレオスカー無冠なのが信じられない珠玉の名作

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fiv********

    5.0

    ゲスとクソ野郎に耐えられるか!

    とにかく前半から中盤までは、ゲスとクソ野郎しか出て来ないので観るに耐えられるか。 150分を超える長時間作品だけに途中リタイアが気になるところである。 しかし、終盤はそのストレスを挽回して余りある感動が待っている。 物語は、ある一組の黒人姉妹に降りかかる苦難の数々を40年に渡って丁寧に描かれている素晴らしいヒューマンドラマ。 そして見終わって驚いたのは、これだけの作品なのにオスカー無冠であった事。 ただスピルバーグ監督の凄いところはその後「シンドラーのリスト」でしっかり借りを返すあたりはさすがである。

  • arl********

    2.0

    真面目で重い

    真面目でヘビーな話なので貶したくはありませんが、ストーリー的には冗漫で特に褒めるようなところもありません。正直、長いだけでつまらなかったですね。いろいろ盛り込み過ぎなんじゃないのかなあ。 思い立って原作を読んでみました。無教養な文体で綴られた、神様への手紙(映画で言うとナレーションの部分)がメインです。迫害や虐待を受けてひどい目にあっている中にほんのりと笑いがあったりちょっとした皮肉があったりして、とても奥行きのある素晴らしい文学になっています。小説ではたどたどしい文体の中にセリーの細かい心の動きが表現されているんです(原語だともっと無教養っぽい文体なんですが和訳しきれません。英語の知識がある方はぜひ原文に当ってほしい)。この「ほんのり」「ちょっとした」がほとんど映像化できてないんですよね。読者はそこをきっかけに感情移入するんですが、この映画ではそれがしにくいので致命的です。努力は感じられます。W.ゴールドバーグ(逆境でも彼女の表情は絶望的になってしまわないので、その意味で適役でしたね;原作者アリス・ウォーカーが抜擢したそうです!)もその部分を出そうと苦心しているのが伺えますが、いかんせん2時間半では語りきれない。映画化には向かない小説だったと思います。 アリス・ウォーカーはこの映画に関して「スピルバーグ監督は私が盛り込んでほしかったことのほとんどをカットしてしまった。それについては不満であるが、ストーリー自体が骨太なので映画自体にはまあ価値がある」的なことをインタビューで答えてました。

  • roo********

    4.0

    しっかり見れば名作

    最初は失敗かなと思ったが後半にストーリーが一転するので、頑張って見よう。娯楽性はない真面目なヒューマンドラマ。

  • damoji3

    2.0

    ちょっと重い

    【ぴ71pt】素晴らしい内容かもしれないんだけど、重すぎてなんかスッキリしない映画。これが現実なんだろうけど、また観たいか、の観点から言えば、もういっぱい。

  • b

    4.0

    オプラがソフィアだと…?

    それは全然気づきませんでした。 オプラすごく痩せたんだな。ウーピーは逆か。 この時代の黒人女性がどう扱われていたのか知らないのですが歴史では弱者は虐げられてきたのでこんな感じだったのでしょうか。 現代でも似たようなことやってる人居そうです…。 大した罰も当たらず果報もんですね。

  • 普段オラトリュフを!

    5.0

    ネタバレ素直に感動

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kun********

    3.0

    人間関係が判りにくい

    少女~老齢に成るまでの有る女性の話。 事も有ろうに父との間に2人の子供を作る。 そんな20世紀初頭アメリカ黒人社会の中の苦労。 彼女には仲の良い妹が居て、父の脅威から守ろうと日々格闘してる。 其処に縁談が有り後妻へ。 そこで夫から虐待を受け続け、愛人を家に入れ世話までする始末。 幸いその愛人とは意気投合し、親友となるが。 普通の痴話話なんて私らの苦労に比べれば屁でも無いみたいな、黒人女性達。 それがずっと語られる。 流石剃刀で髭剃りしてる時悪態を叩かれ、のどを切り裂く衝動に数度かられるが そんな衝撃的な物皆無。 ヒューマンドラマには感動が付き物だけど、ウルウル来る事は無いし、主人公に感情移入する事も無い。 何かが起きるのかなと思うけど何もない。 敵役が旦那のダニーグローバー ダニー黒人奴隷アメリカ南部農村でプレイスインザハートって似た様な映画が 有ったけど、こちらは衝撃的でも有り、痛快でもあって、 ダニーが主人公を補佐する頭の切れる頼もしい味方だった。 監督さんは叙事詩的な映画を撮りたかったのでしょうね。 娯楽的な虐げられ後スカッとするみたいな物が無いし、新しい知見も無し 人間関係も良く分からず、スピルバーグと期待したのは外れでしたね。

  • とっちりんこ

    3.0

    黒人の心を理解してない黒人映画…

    と、批判されていたのもうなづける。 原作者がフェミニスト、バイセクシャルのせいか黒人男性の暴力、性欲を強調し過ぎな気もする。賛否両論あっただろうと思う。 登場する黒人男性ほとんどがクズ、あまりにも黒人男性を悪者にし過ぎて逆に安っぽい演出になっている。 耐え忍んだセリーが後半立ち上がるのは良かった。どこの国でも女性が虐げられた歴史はあるんですね。 ウーピーとオプラの演技は素晴らしかった。

  • ski********

    4.0

    現代に感謝を!

    日本も、第二次大戦までは、女性の権利はないがしろにされていた。 地方の女性なんか、この映画にあるような悲惨な運命を辿った女性も数多くいると思う。地方の閉鎖された社会なら、陰惨な出来事も十分起こり得るから。 それが米国の黒人女性なら、人種間の差別もあり、なおさら厳しいだろうね。 物語だけど、凄いリアリティーを感じた。 『あの頃は良かった』『あの日に帰りたい』と 安易に過去を美化する輩が日本でも多いが、それは間違っている。 現代の素晴らしい点にも着目し、感謝する日々を 私は送りたいね。

  • al2********

    4.0

    カラーパープル

    スピルバーグ初のシリアスヒューマンドラマの「カラーパープル」 今作が映画デビューのオプラウインフリー、ウーピーゴールドバーグの達者な演技はやはり印象に残ります。 しかし今作の役者たちの中でキーとなるのは女性蔑視のDV旦那を演じたダニーグローバーです。 「リーサルウエポン」シリーズで見せるファミリーマン刑事役でメルギブソンとの凸凹コンビが最高にはまってる彼ですが、今作で最高に嫌な奴を絶妙な演技力で見せていて上手いなあと感心、彼の存在がまさにストーリーを引き立てていました。 いいドラマにはうまい悪役が必要、と改めて感じました。 個人的にはちょっと冗長でいらないと感じるシーンもありましたがスピルバーグ監督のツボを押さえた演出と役者たちのうまさを堪能できる名作です。

  • ayu********

    1.0

    好きじゃないなーこれ

    セリーを好きになれないから 映画自体もやっぱり好きじゃない。 虐げられながらも芯がしっかりしてる とかじゃ全然ないから ミスターから逃げた後 ちゃんとやっていけるのか不安でしかないわ。 最後の感動シーン?は セリーだけえらいばーちゃんになって 妹とシャグは若いままに見えたので 知らん間に時空でも曲がったのかと思った。

  • drm********

    3.0

    ネタバレ絆、ここにあり

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • rec********

    4.0

    スピルバーグをなめるなよ

    この作品がアカデミーノミネート対象となった時の授賞式がテレビの深夜番組で放送されていたのを観ました。黒澤明も「乱」で監督賞ノミネートされてたしワダエミさんが衣裳デザイン賞受賞で日本にもとても印象深い年だったと記憶してます。で、スピルバーグ初のシリアス路線「カラーパープル」といえばマーガレットエブリー、オブラ・ウィンフリーの二人の助演女優賞ノミネートがマーシャメイスン、リチャード・ドレいファスに読み上げられ、主演女優賞ノミネートとしてF・マーリー・エイブラハムによってウーピ-・ゴールドバーグの名が読み上げられてさらに作品賞ノミネートまでビリーワイルダー監督に読み上げられて無冠でした。受賞者に不満があったわけでもありませんが当時高校3年のガキだった自分にも違和感がありました。 でもこのとき無冠でよかったと思う。この無冠がその後のスピルバーグとウーピーを躍進させた、と今では思ってます

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