作品レビュー(12件)
- まりー
5.0点
ロートレックに何の知識も持たずに見始めましたが引き込まれて最後まで一気見しました 後から知りましたが主役の役者さんは膝で立ちながら演じたそうですね 表情もセリフも素晴らしかった 母親からどんな女性と恋愛したのかと聞かれた時のロートレックのセリフが切なかった ロートレックの孤独な人生 そうならざるを得ない苦しみに胸を打たれました
- yos********
3.0点
ムーラン・ルージュといえばロートレックだろう。 「ムーラン・ルージュ ラ・グーリュ」はあまりにも 有名な作品である。 ロートレックは身体的コンプレックスにより 愛されることを恐れている。 愛した人に捨てられるのを極端に恐れている。 だから常に孤独なのである。 それは元を辿れば父親からの愛情がなかったからなのだろう。 身体的な障害を負った息子を愛することができなかっ父親。 父親に認められたい一心で筆をとるロートレック。 その切なさが伝わる作品である。 自分のコンプレックスを唯一払拭できたのが パリであり、ムーラン・ルージュであり、もっと言えば そこに集まるダンサーであり大道芸人であり娼婦なのである。 現代であれば、もっと装飾をつけて 娯楽性の高い作品になったのだろうが 淡々とロートレックの人生を描いているあたりがリアルである。
- 柚子
4.0点
ムーランルージュのシンボル的な、赤い風車 画家ロートレックの伝記ものだか、特に印象的なエピソードは、ない 子供のころ、足を骨折し、足の骨の成長が止まってしまったことから、低身長で姿形顔の不細工から、「どうせ俺なんか女に相手にされない」と、卑屈な人間になっている 伯爵の子息ゆえに、お金に困ることはないので、好きな時に絵を描き、お酒に溺れる お金目的の女性と、真の愛情を持ってくれた女性 対象的な女性とのエピソードを軸に、当時のパリの様子など、興味深く見ることができる 庶民の憩いの場だったムーランルージュが、ロートレックが描いた一枚のポスターによって、高級店となっていく、その皮肉… 女たちが、カラフルなドレスで、足を上げ、ドレスをまくりながら踊るカンカンは、本当に楽しい そんな時代のムーランルージュを愛したロートレック この人もまた、若くして亡くなり、死後に評価された画家ではあるが、富豪であり生活に困ることはなかったが、外見と、そこからくる歪んだ性格が災いし、不幸な一生となった…
- LHM4000cc
3.0点
ロートレックの人物像を知れたし当時のパリと画壇の雰囲気は伝わるが、ドラマらしきドラマは無し。地味な佳作という印象。
- kaz********
2.0点
毎年2月はアカデミー賞の季節。WOWOWでは過去の受賞作品を放送ということで、レビューの点数がよかったこの映画をたまたま見ることになった。製作国がイギリスということで期待した。おそらくこの映画も名作なのでしょう。 主人公は画家。名前はロートレック。有名な人、名前だけは聞いたことがあったが、どんな作品かは知らなかった。この映画では、主人公が描いた作品を次々に映し出してくれるので、まさに絵の展覧会のようだった。絵はすばらしい。 しかし、始めから最後まで主人公の物の言い方にうんざり。映画前半に主人公の部屋に入ってくる女の喋り方も品がない。舞台は1900年前後のパリ。一般にフランスといえば風刺が効いた表現とか言われもてはやされることが多いが、風刺、いやみの連続は私には全く合わなかった。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
アカデミー賞第25回
ヴェネチア国際映画祭第14回
ゴールデン・グローブ第10回