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赤い風車 (1952)

MOULIN ROUGE

監督
ジョン・ヒューストン
  • みたいムービー 6
  • みたログ 108

3.61 / 評価:31件

ちぐはぐな画家ロートレック

  • 文字読み さん
  • 2010年1月13日 0時29分
  • 閲覧数 1091
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

1952年。ジョン・ヒューストン監督。ムーラン・ルージュのポスターで有名な画家ロートレックの半生。売れるかどうかが絵の価値を決めるようになっていった19世紀末のパリで、大金持ちの売れない画家、しかも足をひきずるハンディキャップと劣等感というちぐはぐな画家の話。金はあるから何が何でも売ろうとはせず、「おれなんてどうせ」的に観察者に徹していた男が、二人の女性に愛されながらうまく愛することができず、また、ムーラン・ルージュの喧騒を絵にしながら、それによって本来その場所がもっていたいかがわしさを喪失してしまう。いかにもちぐはぐ。

上流階級出身でありながら下層社会に「現実」を捜し求めた画家が、そこまではいいのに、自身の劣等感のせいで中途半端にがまんしてしまうもんだから、幸せになれない。「現実」をつかみそこねた男の死の床にムーラン・ルージュで踊るいかがわしい人々が幻として現れるのは最もです。(この臨終の場面に、愛されつつ愛せなかった二人の女性が幻としてでてきたら嘘くさい映画になるところだった)

ロートレックが描く人間の顔がすべて恐ろしいということも発見しました。よく出来た映画だ。

詳細評価

物語
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